大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

洛陽龍門石窟その⑤ 伊河の遊覧船

2016年10月23日 | 中国の旅

石窟群を眺めながら南に進むと伊河を渡る橋がある。
その昔は崩れかけたコンクリートの橋で、地元民のみが使っていた。
当時、橋は石窟エリア外で、こちら側に出口も無かったので当然渡れなかったが
ここさえ利用できれば対岸から石窟の全景を見ながら、龍門橋方面に戻れるので
効率よく観光できるのに…と常々思っていた。

現在は橋も作り直されて、石窟エリア内になったので、渡れるようになった。
中国人も不便だと思っていたのだろう。
さすが世界遺産ともなると違うねぇ(笑)。 

橋は整備されて観光効率は上がったが、
今回はあまりの暑さで橋を渡って対岸から石窟を一望、なんて気分になれず
大仏前から観光船で対岸に渡る道を選択。 

そう、現在は伊河を観光船が走っているのだ。 

船賃は1人25元(約400円)。龍門橋をくぐって対岸の白園付近に着岸。

▼船から望む奉先寺大仏全景

 


洛陽龍門石窟その④~奉先寺大仏

2016年10月13日 | 中国の旅

崖にはりつく桟道を通って石窟を見続け、ふと振り返ると、くぐってきた龍門橋は
かなり遠くなっていた。
そのうち龍門石窟のメインエベント、奉先寺の廬舎那仏の下に着いた。

龍門石窟は18年ぶりだが、廬舎那仏前の階段下には売店が出来ていた。
以前からあったろうか???…なかったような?
写真屋さんはこの辺にも結構あったよね。

でも酷暑なので、冷たいものを売ってくれる売店はありがたい。 

階段を上がっていくと、世界一奇麗な廬舎那仏が現れる。
30年前は則天武后の顔を映した大仏と言われていたが、現在はそうではない
というのが定説だそうだ。  

則天武后は別としても、個人的にはこの大仏は世界一美しいと思う。
唐代のこの仏を掘ったお坊さん…なのか仏師なのか判らないが、
とにかくセンスはいいと思う。

この大仏があるから、龍門石窟って来てしまうんだよねぇ。


洛陽龍門石窟その③~酷暑の龍門石窟

2016年10月11日 | 中国の旅

龍門石窟のゲートをくぐってからも、延々と整備された川沿いを歩いていく。
あの前方に見える龍門橋をカートで渡って来たのに、何と時間の無駄を強いるのか(笑)。
昔のバス停一つ分くらい手前から歩かされている感じ。

伊河を見ながら歩くのも良いが、川風はない。
湿度が90%近い34℃前後という気温の中、歩かされる身にもなってほしい。
しかし90%近い湿度って何だ!!台風でも来てるのか???
高温多湿と言われる日本より、この日の洛陽は激暑だった。
しかも曇っていればまだしも、お日様が出ると最悪。
過去洛陽に来ていたのは春、秋、冬だったので、夏の洛陽がこんなに暑いなんて知らなかった。

▲龍門橋/橋をくぐって石窟へ。橋も護岸もきれいに整備済み。さすが入場料100元。

▲以前の石窟入場門を通って、やっと石窟

▲賓陽洞の仏

 ▲敬善寺洞の観音/顔が削り取られてますが、奇麗で在りし日のご尊顔を想像しつつ見とれてしまう


洛陽龍門石窟その②~龍門石窟2016

2016年10月10日 | 中国の旅

21世紀の洛陽は今回が初めてだが、以前の龍門石窟観光コースは
市街地からバスで龍門へ行き

龍門石窟観光➡龍門橋を渡る➡対岸から奉先寺大仏の全景を見る➡白居易墓観光

又は、その逆コースだった。 

市街から龍門へのバスの終点は龍門橋を渡った処、白園前で
停留所名は年代によって変わるが「龍門橋」又は「白園」。
龍門橋を渡る手前、龍門石窟至近の停留所は「龍門石窟」又は「龍門橋」だった。 

龍門橋のたもとを河原に降りて龍門橋をくぐると、石窟の切符売り場があり
そのままゲートを入ると、直ぐに石窟だった。 

現在はかなり前の観光センター(上記地図では「龍門石窟入場券売場」)で切符を買い
カートで龍門橋を渡り、更に北上して、龍門博物館脇の入場門から入る。

入場門を入った後も、500m近く歩いて龍門橋をくぐると、
やっと以前の入場券売場前を通って石窟に入るといった感じ。

石窟にたどり着くまで、それはもう遠い、遠い。

中国の観光地は無駄に広い。

20世紀の石窟の方がコンパクトにまとまっていて、観光には都合が良かったが、
100元もふんだくるのだから、石窟脇で入場券を売るわけにはいかないのかも…。 

▲黄色い車が旅客センターから石窟に観光客をピストン輸送するカート

▲龍門橋の東側/以前はこの辺がバスの終点だった

▲龍門橋/橋の向こうに龍門石窟が見える

 ▲龍門石窟の大門/この500m位先に石窟がある


洛陽龍門石窟その①~龍門石窟景区游客中心

2016年10月09日 | 中国の旅

洛陽の主な観光地は市街の南と東にある。
以下地図で洛陽に流れる二つの川は上が洛河(らくが)、下を伊河(いが)といい
昔は洛河の北側が栄えていて南側は畑ばっかりだった。

現在は南側にも高いビルが林立していて、市街地が広がった模様。
畑の中にあった関林はどうなったのだろうか…。 

 

今回は南側の龍門石窟、関林と東の白馬寺を回る。
高速鉄道の洛陽龍門駅は関林より南にあるので、龍門石窟にかなり近い。
百度地図で見ると龍門駅から龍門石窟まで、バスで50分、タクシーで15分。

龍門駅に到着後、手荷物預所にバックパックを預けてタクシーで龍門石窟へ。
龍門大道を南下したタクシーは何故か伊河を渡った。
龍門石窟は西岸だから伊河を渡る必要はない。

伊河の東岸にも地味な石窟はあったが、観光地として整備されていなかった。
東岸の観光地といえば、白園の白居易(白楽天)墓位。

……いったい何処へ連れていかれるのか?

着いた先は龍門石窟景区の旅客センターで、言うなれば入場券販売所。
人気のない入口を入って階段を下ると、観光客でごった返していた。 

龍門石窟景区の入場料は、驚いたことに一人100元(約1600円)。
1986年当時は人民料金2角(約12円)、外人料金3元(約180円)。
年年歳歳入場料は上がっていたが、ここ最近の上がり方は尋常でない気がする。
中国人全てが高給取りになったわけでは無かろうに…。

世界遺産になった為か龍門石窟は景区として拡大され、
かなり手前に旅客センターを設置されていた。
旅客センターから石窟までは歩けない距離ではないが、
結構遠いので専用のカートで移動する仕組みになっている。
カートの乗車賃は10元(約160円)。
旅客センターの出口脇で切符を買い、カートの乗車列に並ぶ。
乗車口では購入できないので注意が必要。


鄭州経由で洛陽龍門

2016年10月02日 | 中国の旅

8/12 K179次はほぼ定刻通り、鄭州駅に到着(定刻は6:45)。
終点なので降りそびれる心配は無かったが、乗客が一斉に降りるので降車に時間がかかる。 

▼軟臥車両/緑の車体の列車と継はぎ連結されていた。…昭和の常磐線みたい。

ホームを降りて地下通路へ。現在の鄭州駅は西口と東口に分かれている模様。
乗り継ぎなのでどちらの口でも良かったが、何となく西口へ。

駅を出てから、昔の鄭州駅の出入口は現東口(東広場)だった事に気づく。

昔この駅は分岐駅にも拘わらず侯車室(待合室)がなかった為、
駅前広場で改札が始まるのを待つシステムだった。雪でも雨でも…。 

昔の口に出て、駅前がどんなに変わったのか見てみたかった。

▼現鄭州駅西口/現在の中国鉄道駅はどこも同じ作りでつまらない。

▼駅前広場/中国の中高年は相変わらずの朝活中

8:14鄭州発のG2001次で洛陽龍門駅へ。鄭州~洛陽間は高速鉄道で40分弱。 

本当は北京から直接洛陽着の寝台を取りたかったが、夏季ダイヤになると洛陽着の
寝台券は取りづらい。切符の売出日当日でも購入できなかった。
洛陽は高速鉄道で4時間程度で行けるようになったので、こちらを利用しろということか?

高速鉄道は従来の路線の遥か南を通っているので、洛陽市街に入る前に沿線に
白馬寺(正しくは斉雲塔)を見ることもなくなってしまった。

従来の路線では、畑の中に斉雲塔が現れると

……これから九朝の古都、洛陽に入るんだなぁ

と感慨深くなったもんだが、高速鉄道は素っ気なく、洛陽龍門駅は洛陽とも思えない雰囲気。

鄭州方面から洛陽に入るなら、風情のある従来の路線(洛陽駅又は洛陽東駅下車)が
お薦めです。

▼洛陽龍門駅のホーム/電光掲示板故障中


閑話休題~怪獣酒場~

2016年10月01日 | Weblog

中国旅行とは全く関係ないのですが、かなり前から気になっていた
川崎の「怪獣酒場」に行ってきたので、ご報告を(笑)。

たまたま店の前を通った時に窓際の怪獣フィギュアが目に留まり、
店名の字面から「怪獣墓場」かと思いきや、「怪獣酒場」だった。

………怪獣酒場だなんて、上手い(笑)

ぷぷっ、と笑ったのは一年以上前のこと。

ウルトラマンにそれほど造詣が深いわけではないが、「怪獣墓場」の「シーボーズ」は
子供心にも可愛らしいく物悲しい怪獣だった(笑)。

▼入口脇の看板とビルの案内看板。バルタン星人が店長だそうです。 
 2時間制で、残り時間30分になるとラストオーダー。 

▼入店すると「ジャミラの真実の口」に手を入れ、ウルトラマン側の人間でないことを
 証明する必要があります。…こういう世界観の設定、好きです(笑)。
 口に手を入れると、ジャミラの目が光ります。ジャミラの対面にはゼットン人形が…。 

▼コースター、取り皿、箸袋、箸置き(黄色)にはロゴが…。
 箸置き代はお通しに入っているということで持ち帰り可能です。
 下の写真にもチラッと見えてますが、我々のテーブルの中央はガラス張りで、
 ビートル等科特隊の武器が展示されてました。

▼ビールジョッキには怪獣が。右の料理はウルトラマンのカラータイマー(ジャンバラヤ)。
 付属の肉野菜炒めを載せてグチャグチャにかき混ぜて食べるという趣向。

▼バルタン星人のスペシャル海鮮サラダ
 こういうコンセプト店の料理はそれなりだろうと思っていたのですが、
 案外美味しかったので、また行ってもいいなぁと思えます。
 それから、料理を一品頼むと、 怪獣のコースターが1枚もらえます。

▼こういうの、すごく好き(笑)

▼お店の外壁は怪獣のレリーフで飾られてます。
 レッドキングとエレキングが並んでるなんて、素敵~!!! 

▼カネゴンもいるよ