大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

報国寺

2020年10月26日 | 中国の旅

伏虎寺から歩いて報国寺へ戻る。
報国寺は全国重点寺院。
重点寺院とは中国国務院が歴史が有ると認めた寺。

一山亭広場や駐車場に至近な為か、
重点寺院だからか、団体がわんさか押しかける。
入場券を買おうと列に並んでいたら、
団体ツアーのガイド二人に横入りされた。
36枚、42枚…券売りのお姉さんも数えるのが大変。
毎日の事だろうから、別に窓口を作るべきでは…。

ブルーのウインドブレーカーは団体客。

報国寺は明の万暦年間(1573—1619)の創建で
元の名は会宗堂で伏虎寺の川を挟んだ対岸に
あったそうだ。元は道観だったのね。
清の初めに現在の位置に移設されたらしい。
現在、峨眉山仏教教会の所在地で峨眉山仏教活動の
中心地だそうだ。
…百度でも説明が短かい(笑)。

佇まいは趣が有るけど観光客多し。

▼どう見てもスティッチ。モデルか(笑)?


伏虎寺 その2

2020年10月25日 | 中国の旅

伏虎寺は山門を入ると枢軸線上に、弥勒殿、菩提殿、
大雄宝殿、五百羅漢堂と続く。
階段をどんどん上がって行く感じ。

▼大雄宝殿

一番奥まった五百羅漢堂内には、羅漢像が五百体
安置されているらしい。
内部は撮影禁止だったが、あまり魅力的でない
羅漢さんが五百体は居そうな感じだった。

▼五百羅漢堂

▼四川省のお獅子はこんな感じで四角い顔してる。

境内の建物は昔のまま修復されていないので
とても趣のある佇まい。
都市部の歴史ある寺は整備されてしまっている
ので往時の面影もないから、こういうところは
落ち着く。
80年代の寺はどこへ行ってもこんな感じだった。

11月末だからか、伏虎寺は本当に観光客の姿なし。
団体客のルートに入っていないからかな。
帰って来てから判ったことだが、ここは尼寺らしい。
(百度の観光情報を参照した。)

弥勒殿に戻って天井を見上げて見たら
穴が開いていた。瓦はどうしたのかな。
雨漏り大変そう…。

軒のちょっと上あたりは明かりとりの
窓なのか、穴なのか区別がつかず(笑)。

チベット仏教のお坊さん達も観光中。
丁度山門を出て階段を下りていた。

若いお坊さんはスマホで記念撮影していた。
仏像前で番をしているお坊さんも、以前は
読書をしていたが、最近はスマホを見ている。
時代だなぁ、とつくづく思う。


伏虎寺 その1

2020年10月08日 | 中国の旅


▲一山亭広場と広場の壁面に造られた塑像▼

峨眉山最大の伽藍の一つ伏虎寺は、
一山亭広場から虎渓(こけい)沿いに約2km、
布金林(ふきんりん)と呼ばれる林の中にある。
峨眉山の山門にあたる伽藍。

虎渓を渡る虎浴橋は屋根のついた橋で
伏虎寺の観光スポットの一つ。

▼虎浴橋

途中、果物やきのこを売る地元民が居た。

▼伏虎寺の牌坊

石段を上がると伏虎寺の山門がある。
入場料6元。

▼山門前のお獅子

「峨眉山志」によれば、伏虎寺は
晋代(265〜420年)の心庵和尚の庵に始まり、
虎が伏したように見える伏虎山の麓にある為、
その名がついた。
唐代になると雲安禅師に再建され、
その後規模が拡張される。
明末清初の戦乱で荒廃したが、順治年間に
貫之禅師を始めとした僧たちが修繕し、
約20年かけて「虎渓禅林」を復元したそうだ。


▲弥勒殿の四天王▼

▼弥勒さま