続いて六道輪廻図。
密教はインドからチベットと中国(漢民族)に伝わり発展した。
中国ではチベットに伝わった密教を蔵密、
漢民族に伝わった密教を漢密という。
ついでにいうと空海が日本に広めた密教は東密。
唐の武宗(840〜846年)が仏教を弾圧した為、
華北では密教がほとんど途絶え、信仰は地下に潜む。
唐末から宋にかけて中央の影響が薄い
四川盆地の大足一帯で漢密が発展したという。
大仏湾は当時の状態が完全に揃った漢密道場だそうだ。
へーーーーっ。
▼六道輪廻図
密教は曼陀羅(マンダラ)を使い教義を説くそうだ。
曼陀羅は「悟りを得た場所、道場」を意味する。
へーーーーっ。
六道輪廻図の中心に居る仏は大日如来らしい。
牛のような鼻をした輪廻図を咥えた鬼が
無常大鬼。
六道輪廻図は結構大きい。