大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

宝頂山石刻06

2020年12月27日 | 中国の旅

華厳三聖像の先は社殿に覆われた千手観音像。

ここ宝頂山の千手観音像は縦8m、横12m。
世界最大で、孔雀の羽のように広げた手は
無限の救済を意味するらしい。

ここの千手観音は830の腕を持つという。
近年修復されて、すっかり綺麗になったが
修復過程で、120年前、300年前、500年前等、
過去8回に渡って修復されていた可能性が
考えられるらしい。
金箔が8枚重なっている部分があったことから
判ったそうだ。

昔の金箔も使える物は再利用して、
800年の深みある色を出しているとか。

社殿に覆われた暗い中、圧倒されるような輝きが
目に飛び込んでくる。
中国人の好きそうな感じだよね〜。

うーん。ありがたい感じがする。
けど、ついさっき見た普賢菩薩のが好きだな。


宝頂山石刻05

2020年12月05日 | 中国の旅

続いて、華厳三聖像。
仏龕の高さ8.2m、幅15.5m、奥行2m、
南宋の淳熙〜淳祐年間(1174〜1252年)に造られた。

手前から、文殊菩薩、毘盧舎那仏、普賢菩薩。
三像の高さは7m。

▼文殊菩薩

▼毘盧舎那仏

普賢菩薩のお顔は一際優しく綺麗だった。
峨嵋山が近いからか、
四川は普賢菩薩推しな感じがする(笑)。

▼普賢菩薩

過去の経験でいうと、
こちら(↑)の方が文殊菩薩の雰囲気。

普賢菩薩の隣には塔柱がある。

仏の足下では鬼(?)が支えている。