今日は七夕ですね。織姫と彦星が年一で会える日ですが、梅雨シーズンの日本ではなかなか会えないですよね。私は、宇宙の話しなのに、何で地球上の天気と関係あんの?なんて考えていた、嫌な子供(ガキ)だったんですが、気遣いのある子供でもあったので大人に聞いて困らせるなんてことはしませんでした(笑)。
本当は農暦(陰暦)の7/7なので、日本でも梅雨シーズンじゃないんですけど、新暦になってからというもの、関東方面では二人はなかなか会えないってことになってしまいますね。雲の上のお話なんで、実際のところは、我々が二人のデートを観賞できないだけってことでしょうが…。
中国の文学、歴史に浸かってると、七夕は「シチセキ」であり、「乞巧奠」です。「シチセキ」は織女と牽牛の伝説で、乞巧奠は女性がお供え物をして、手芸(機織・裁縫)の上達を願う祭事。
元々手芸上達を祈る祭りなんだから、子供の頃の願いが叶わなかったのは納得です。物欲の子供だったので、短冊には欲しいものを書いてました(笑)。クリスマスじゃないっつーの。
この乞巧奠が星祭りの行事として盛んになったのは唐代だそうです。白居易の「長恨歌」にも「七月七日長生殿」ってあるでしょう。長生殿は加賀の銘菓じゃないですよ、華清宮(西安郊外の華清池)の一閣です。玄宗皇帝と楊貴妃が遊んでたところです。でも、温泉付の離宮なんてポイント高いですよねぇ。この頃になると、手芸以外に歌、舞、音、曲、詩、文の上達も祈願されるようになったとか。梨園(宮中に設置されていた宮廷歌舞団養成所)の弟子にでもなれということでしょうか(笑)。
陰陽五行説だったかな(?)、古い記憶なので定かではないのですが、とにかく、奇数(陽)の重なる日は、良くないということで、中国では厄払いする風習がありました。人日(じんじつ・1/7・七草粥で厄払い)、上巳(じょうし・3/3・川で禊をする)、端午(5/5・菖蒲や蓬を軒に挿す)、重陽(ちょうよう・9/9・山や丘に上がって菊酒を飲む)等です。日本では五節句になってますよねぇ。七夕も厄払い的な要素があるのかもしれません。そういえば、大岡越前が始めた隅田川の花火大会も厄払いでしたよねぇ。
「たなばた」って漢字は、元は「棚機」だったそうです。「棚機」=「織機」のことで、もともと日本にも夜の水辺で処女が機を織り、神の妻(巫女)となる神事(棚機つ女/たなばたつめ)があったそうで、これが中国の乞巧奠と結びついて、たなばたに「七夕」の字を充てるようになったとか。
年に一度しか会えないという牽牛、織女ですけど、中国の民間伝承で「天界の一日は地上の一年」って件があったから、これからすると、毎日会ってるんじゃないの~(笑)?なんて考えてしまう私は悪い大人です。でも何千年も毎日会っていたら、お互い嫌になることもあると思うので、年一程度がいいのでは。…私はやっぱり邪心の塊です。
今夜も関東は曇り。牽牛、織女のデート現場を押さえることはできないみたいですねぇ。
今日がダメなら、旧暦の7/7にチャレンジ(笑)!!
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