あっけなくまたうるち米田んぼにイノシシが入ったらしい。
また何本かヒトメボレが倒れていた。
土手に駆け上がった足跡が。
怒りと言うより毎朝切ないわ~
おまけに倒れたイネ子をまっすぐに立て直そうと入ったら、イノシシ跡のぬかるみに足を取られて朝一から泥の中に尻餅。はぁ泣きたい。情けない。
今日は小香の草刈りの日だった。。でもイノシシ防御が優先、と思って休もうとUさんに電話すると、小香も今日は急きょイノシシの網張りだと言う。
ので、やはり小香へ。途中切り出した竹を運ぼうと寅次郎を畦の中で切り返そうとしたところ、柔らかい土に滑り、あやうく横転寸前まで傾いた。焦った~
皆と、たまたまいらしていた隣の田んぼのおじさんの軽寅に引っ張ってもらって何とか脱出できた。皆に迷惑かけたので結局午後最後まで作業を手伝って帰宅。代表のOさんに中古の海苔網のお店を教えてもらった。18mで400円!渡りに舟。うるち米田んぼ用に取り敢えず一周100m分を購入。
すぐさまこいけと、海苔網張り。棒くいを打ち、網を垂らし加減に張り、ひもでしばってゆく。日暮れまで約1時間半でなんとか1辺と1/3くらい海苔網二枚分を張ることができた。やっぱり今晩も入られてしまうのだろうか。
二人で畦で寝ようってこいけに聞いたら、速効で断られました。明日も一日網張りするしかないわ。
実は数日前まで、ここ一ヶ月ほど、弟とのメールのやりとりで疲弊していた。
昨年暮れ、僕からの借金のお願いのメールに対し、「あべっち家の資産にはなりえない。投資(融資)はできません」と返事してきた弟。
入籍転居の葉書を送ってもなんの連絡もなし。
しかし今年は両親が金婚式。なので、そのうち何か連絡してこざるをえないだろうと思っていたら、お盆にメールが。暮れのメール以来である。
「9月にどこどこのホテルで食事会やりますのでご都合いかがですか?」という事務連絡のみ。
をいをい、と思って
「なぜ(入籍や転居に関して)一言も触れないのか、快く思われていないのではないかとこいけが気にしている」と返信。
すると、「(入籍・転居については、)特に私からコメントすることもないので触れませんでした」という返信。
一言「兄貴今回はおめでとう」と言えば(書けば)それで良かったのに、なぜそれが言えないのか。僕もそういうことにこだわる性格だ。
まぁ驚いた。暮れも驚いたがこの弟も何かしら、空気の読めないところがあったのだなぁ。その後も似たような不毛なすれ違いのメールの交換があって、結局さんざんこいけと悩んで、お食事会の話も、今後のメールもお断りしてしまう結果となった。
で今日、両親に用意した金婚式のお祝いの品を届けようと実家へ電話。案の定不機嫌な声。昼からは病院へ行くと言う。来なくていいと。
あ~あと思ったが、僕らも他に行く日がないし、(電話では今日は行かないことにしたのだが)やっぱり行って、玄関ででも(お食事会への欠席の件を)一言謝って渡して来ようということになった。
しかし、どうにも気が重い。
ので、久しぶりにこもれ○でお世話になったSさんにメールをしてみた。たまたまSさんも都合が良かったようでお会いできそうな感じとなり、それを励みに出かけて来た。
胃が痛くなるような気持ちで実家へ行ったが、お祝いの品を出すとだんだんと父もうれしそうな顔になってきて(ホント単純!)、少しお茶など出してもらって弟の愚痴などを聞いてもらい、駅まで送って別れた。
その後Sさんのお宅へ。もうお付き合いして何年にもなるのだが、ご自宅へおうかがいするのは初めて。うちの実家からは自転車でも行ける距離である。
快くお迎え下さった。やはり二年ぶりくらいだろうか。その間僕らも彼女もさまざまな苦しいことがあり、そんな話であっと言う間に3時間近くもおじゃましてしまった。
Sさん今日は本当にありがとうございました。おかげさまで実家へも顔を出せましたし、お会いできてうれしかったです。
さて、今朝も二日続けて稲が倒れていました。ほんの数本。イノシシなのかまだわからないが、非常にやばい。
さて、このまま手をこまねいているのか、手間とお金をかけて積極的な防御策をしていくのか大いに悩んでいる。気力が出ないんよもう。
あぁめんどくせ~・・・・
今朝田んぼを見回ったら、うるち米田んぼのヒトメボレ(すでに出穂中)が何本か倒れていた。
どうも何かの動物が入って踏まれたようだ。イノシシか?やばい。ミミズ探してのたうち回られたら一晩で全滅だ。
午前中、倒れた稲を戻しつつ、大きくなったヒエ子などを刈っていた。
よく見ると、田んぼの脇の土手にえぐれたような足跡が。この間草を刈ったばかりのほぼ垂直に近い高さ2m以上ある土手。
こんなところを登った(降りた?)動物って誰?
周囲の普通の田んぼはすでに稲刈りが終了、お米が育っているのは僕のところだけだ。動物に夜狙われる危険は更に増している。
ちょうど遊びにいらしたSさんに、見ていただいたら、やはりイノシシの可能性が高いとのこと。鹿もありうるが、そばの大豆の葉っぱが食べられていないので、やはりイノシシかもということだった。
幸い今日は大した被害ではなかった。と言うか要するにまだ米ができてないってだけのこと。あと稲刈りまでは2ヶ月もある。どうすべぇ。
正直言っていいですか?もうめんどくせ~!
イノシシや鹿対策には、電気柵や、網やトタンを周囲に張るという方法があるのだけど、どれも手間とお金がかかるし、どうにも気力が全く出ない。と言って今度入られたら気持ちも変わるかも知れないけど。
(網を張るとか)守りに入るよりは攻めた方が僕はいい、ということで、その下の(多分隣の山から侵入したと思われる)休耕田の草刈り。なんだ結局草刈りかぁ。
午前中は真竹の竹林で、整備をしながらおだ掛け用の竹の切り出し。
昼過ぎ縁側に戻ってきて、ふとK君の携帯に電話してみた。時々彼とはメールを交わしたりもしてきたのだが、なかなか来るところまでは行かなかった。
その後どうしてる?そのうち遊びに来ないか?と誘うと、来たいと言う。
どう今から迎えに行こうか?と聞くと、お願いしますと言うので、急いで昼飯をかっこんで迎えに。
およそ二年半ぶり?に会うK君、一段と細くなり、いかにも今風の18才に成長していた。身長は178cmとか。小学校時代のふっくらとしていた面影はもうない。
縁側で話したり、うちの農園、山と一通り見て歩いたり。
まだうちで過ごしているらしいが、最近になって武術をやってみたいと思っているらしい。本当は少林拳というのをやりたいらしいが、近くにないので太極拳なら隣の市にあるのだと。いいね。彼も実は肉体労働派なのかも。
切った竹を倉庫に運ぶのを手伝ってもらって(手伝わせて)、送って行った。
車中、たまたまバリーマニロウのグレーテストヒッツのCDをかけていたのだが、K君が「これは誰ですか?」と聞くので「バリーマニロウだよ」と「歌の贈り物」などを聴かせてあげた。
K君「実は僕、最近洋楽に興味があるんです」
僕「へぇ~、僕も若い頃はずっと洋楽ファンだったんだよ。今どの辺りを聴いているの?」
K君「実は7月にサイモンとガーファンクルのコンサート(東京ドーム)に父親と行ったんです」
思わず車止めそうになったよ。
お父さんがS&Gの元ファンだそうで、チケットを予約してからアルバムを色々聴いて更にファンになったとか。
K君は音は平気なんだなぁ。もう彼らも68才だって!僕は行けないけれどうらやましい限り。
K君「先生、取り敢えずどの辺りから聴き始めたらいいか教えてくれますか?」
そういうわけで、昔のエルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、そしてカーペンターズ、この辺はまず聴いた方がいいよと指導、バリーマニロウのCDも貸しておきました。(苦笑)
この日以来となったお母さんとの再会。
多少ぎこちなかったが、少し立ち話して、また気楽に農作業(笑)や遊びに寄って下さいとお話して帰宅したのだった。