こんな日本の片隅でも、
沢山の猫さん達との出会いと別れ、そして再会があります。
:☆: 都貴さん。
母子だけあってキイタンが
だんだん似て来ている。
今日は、キイタンママのツキさんが死んでから1年でした。
ツキさんが家を出て、連れ戻そうとしたり、
そこら辺をうろついていると命を奪うと脅す人がいたり、
それで預かってもらえる家を探して、
身内からも拒絶されて恨んだり…。
そして、ツキさんを可愛がってくれる人が、
最後にはみつかったけど、
私はその人が本当は嫌いで、
ツキさんともそのまま疎遠になって、
ツキさんがその人の所から外に遊びに出たまま、
原因不明の死体で見つかる悲劇を
止める事ができなかった。
せめて、娘のキイタンは、
そうならないように何としても守ろうと
思っているけど。
キイタンは、他の人には絶対慣れないし、
私の家しか居る場所が無いから。
でも、キイタンをどんなに可愛がっても、
ツキさんの一生を幸せに終わらせられなかった事は、
変える事ができない―。
でも、そんな私にキイタンを遺してくれて、
ありがとうツキさん。
ツキさんがこの世にいた事は、
とっても価値のある事だよ。
少なくとも私にとっては…。
:☆: ツキさん&
キイタンの兄さんか姉さん。
今日は、ツキさんの49日になります。
ツキさんは3月17日の朝に、
ツキさんを可愛がってくれている人の家の駐車場で、
心臓発作を起こして亡くなりました。
享年3歳半くらいでした。
5匹の子供を産んで、
自立できるまできちんと育てて、
自らも最後まで自立して自由で逞しく生きていて、
でも、適当に人や友達猫に頼る事もできて。
私の心の母親・師と言ってもいいような
素晴らしい猫さんでした。
写真の子は、近所に住んでいた派遣会社の人が、
引っ越す時に連れて行ってしまい、
今はどうしているのか分りません。
どうかその人が、派遣切りから
ツキさんの子供を野良に放すなんて事には
なっていませんように。
ツキさんは今、野原の一角に、
キャットニップに姿を変えて、
生き続けています。
今日も成長具合を見て来ましたが、
何か、香りがどうもレモンバームなんですよね。
「キャットニップ」って書いてあったのに、
農家の人の出荷ミスだったんでしょうか?
同じ人が書いてます。よかったらついでに読んでね。
「カタバミ女史の疑問だらけの(ノート)」
今日のタイトルは 「 春の華・花コレクション 可憐な野ばら 」 です。
▲よかったね。キイタンと言っても…反応ナシ。
最後に見かけてから1ヶ月。
会社の行き帰りにも、休日の日中にも会う事はありませんでした。
ツキさんはウチに居た最後の日々に、私の布団で眠ってもいましたが、
腐臭のような物を放っていたので、もしかしたら猫についてよく聞く話、
―死ぬときには姿を消す…の変形ならば、もう諦めるしかないと思っていました。
でも、昨日、ツキさんを可愛がってくれているという人と話をして、
ツキさんが全然元気で無事だという事が分かりました。
その人、ツキさんが可愛くて、涙が出て来る時があるとまで言っていて、
写真も私よりずっと綺麗で可愛らしく撮っていて、
沢山私に見せてくれました。
ツキさんは…今大好きな人と、自由に暮らしたいんだね。
その人にお礼を言い、ツキさんにとってウザくならないように遠くから見守る事にしました。
同じ人が書いてます。よかったらついでに読んでね。
「カタバミ女史の疑問だらけの(ノート)」
今日のタイトルは 「春の花・華コレクション 寒緋桜」 です。
▲梯子に登って、
窓の外のより遠くを
見ようとしているツキさん。
年末にツキさんを連れ帰ってから4日目。
やっと少し落ち着いてくれました。
帰ったその日は、途切れなくウーウーと低音で鳴いて、
ツキさんとムートンを威嚇していました。
その次の日も興奮して、鳴いてばかりいました。
その後、だんだん鳴いている時間は短くなって行きましたが、
扉を自分で開けようと、涙ぐましいまでの努力をしていました。
私はそのたびに、
「だめよ!助けられるのに、助けないでツキさんを死なす訳にはいかないの!」
と言い聞かせました。
新年になってからは、しばらく扉をガタガタした後、
諦めて大人しく椅子の上で眠っています。
手すりから隣の家の屋根に移り、地べたへと飛び降りて逃げたりしなければ、
ベランダには出してもいいし、
命を失う危険のある、元いた場所には決して戻らず、
私の家にはちゃんと帰って来てくれるのならば、
外へと出してもいいのですが。
去年の冬は、家の中にずっといたのだから、
また同じような感じになってくれたらいいなと思います。
せめて、飢えと寒さと病気からは遠ざけてあげたいです。
同じ人が書いてます。よかったらついでに読んでね。
「カタバミ女史の疑問だらけの(ノート)」。
今日のタイトルは「織田信長役の俳優は、信成サマの御姿を参考にキャスティングしてみろ!」です。
▲風景は寂しげですが…。
ツキさんと1週間ぶりに再会しました。
やっぱり可愛がってくれている人がいるのでしょう。
毛並みがフクフクときれいで、心も全くすさんではいない様子。
名前を呼ぶと、可愛い声で鳴きながら出て来ました。
「帰って来なよ~。」とまた言いましたが、
何か聞き流されてしまった模様。
しばらく撫でたり、一緒に歩いた後、
またツキさんは、枯野の向こうの住宅地へと自分から消えて行きました。