こんな日本の片隅でも、
沢山の猫さん達との出会いと別れ、そして再会があります。
▲なぜか外(べランダ)にいる方が涼しいヘンな家
昨日の夕方頃、キイタンを外に出しました。
「遊びに行くなら今のウチだよ。アイツらいないから。」
キイタンはそんなに気が乗ってはいないようでしたが、
出してしまいました。
そしてその日は帰って来ませんでした。
ラブカンと妻妾のアイちゃんとシロカが寝静まってから、
結局午前12時よりも後に帰って来ました。
それまでの間、私は精神安定剤を飲み、
雨宮処凛さんの本をロフトで読んで待っていました。
扇風機の音で声が聞こえにくかったのですが、
戸口に来て鳴いているのが分かって、
大喜びで迎えに行きました。
例え1歳2ヶ月の小娘のキイタンでも、
いてくれれば夜は安心だという事がよーく分かったのでした。
梯子から外を眺めるキイタン。
火曜日から金曜日までこんなに長く感じるとは― 。
もう仕事でへとへと。
猫さん達のごはん代を稼いでいるからじゃなきゃがんばれない~。
金曜日の夜の帰り道、
現在の飼い主さん宅の車の上で寝転んでいる、ラブカンママに会い、
「幸せそうでよかったね~」と話しかけていたら、
奥さんが外に出て来て、
家庭菜園で採れたというキュウリとトマトをくれました。
いや~、まだこの辺は田舎のいい所が残っていますな~。
でも実はあの世間を震撼させた、
沼津駅の女子大生殺人事件や、
伊豆の母親毒殺未遂事件や、
秋葉原の事件を起こした人達の住居から、
いずれもそんなに離れてはいない所なのですが…。
ラブカンは妻のアイちゃんと、ツキさんは一匹で、
相変わらず野外生活を送っています。
寒くなったら帰って来てほしいので、
今からその事を会う毎にしつこく言っています。
キイタンは、ラブカンと妻妾たちに睨まれて
外出できないので、最近は家に閉じこもっています。
もともと家にいても平気な子のようですが、
今日は押入れの奥深くにある隙間に入って寝ているようで、
呼んでも呼んでも出て来ないし、
返事すらしてくれないのでした。
▲どうか、「気持ち悪い」なんて言わないで~。
3匹の姉弟の中でキイタンだけが残った時、
実は「何でこんな地味な子が残ったの~。」
と思ってしまい、それが悲しみをさらに盛り上げていました。
今でもいなくなった2匹は、美猫で惜しかったとは思っています。
でも、一緒の日々を送る内に、キイタンがかけがえのない存在になって
行ったのでした。
キイタン、中身がいいしね。
不思議な事に、キイタンと仲良く過ごすようになってから、
芋虫、特にキイタンに似た感じの模様の芋虫が全然怖くなくなり、
「かわいぃ~っ!!!」とすら思うようになりました。
昨日も買い物に行った帰りに、道の真ん中にいた芋虫さんを見つけました。
最初、内臓破裂で死んでいると思いましたが、
生きていて、アスファルトに付いていた染みは、何かの実の潰れた物のようでした。
私は落ちている葉っぱに芋ちゃんを乗っけて、道の端へと持って行きました。
「せっかく助かった命なんだから、絶対成虫になんなよっ!!」
と言って別れました。
▲両親は美男美女なのに…。
アイちゃんの子供で唯一手元に残った子です。
他の子はどこへ行ったのやら。
この子よりも綺麗で可愛い顔をしていたので、
ちゃんと誰かに拾ってもらえて、幸せになっていると思いたいです。
柄からお母さん似なのは確かなのですが。
多分父親はラブカンでしょう。
ママと一緒にごはんを食べに来ますが、
ラブカンが母子に危険がないようにと、側で一生懸命見張っていますから。
男の子か女の子かが不明です。
男の子ならば、秋になったらパンダみたいに旅立ってしまうのでしょうか?
そう思うと、新会員に入れるのも慎重になりますし、
名前もまだ付けていません。
定住がほぼ確定すれば、手術とか考えますが…。
▲ロフトでゴロゴロキイタン。
横のカゴには、「ちびとぼく」の
マンガ単行本全10巻が…。
昨日はキイタンが夕方近くに帰宅しました。
それまでの間、家の中を邪魔されずに掃除できたりしました。
お風呂場やトイレ掃除を邪魔されると、本当にはかどりませんから、
外で元気に遊んでいてくれて、結果としてはよかったのでしょう。
夕方涼しくなってから、買い物に行きました。
貴似羅(キイタンの本名)様御用達のペットショップで勘定後に、
私が夏休みに旅行へと出かけるとしたら、
キイタンを預かってもらえるのかどうか聞いてみました。
ペットホテル業務もしているらしいのですが、
今日なんて、家でキイタンとごろごろしていたら、
「もーいーや。どこへも遊びに出かけられなくっても!キイタンといれば幸せ!」
なーんて気になってしまうのでした。