こんな日本の片隅でも、
沢山の猫さん達との出会いと別れ、そして再会があります。
▲できれば、またこんな風になってくれたらいいのだけれど。
昨日の晩、残業が終わって家に帰ると、
ツキさんがトイレマットの上でオシッコをしてしまいました。
水曜日の晩に連れ帰ってみたものの、
ツキさん用に作った猫トイレを使おうとはしませんでした。
「トイレに行きたかったら言ってね。」
と話しましたが、家から出たがりませんでした。
マットについた尿は、溜め込んでいただけあって、
色が濃くなっていました。もしかしたら明日までガマンしていたら
中毒死していたかもしれません。
一度家を出たら、またいつ帰れるか分らないので、
ギリギリまでガマンしていたのかもしれません。
結局ツキさんは、昨日の夜遅く、自分から家を出ました。
しばらくは外暮らしをしているツキさんの様子を、
「声がけ」とかで見守るだけにした方がいいのかもしれません。
そして自分から帰って来た時には、また暖かく迎えるのが
一番いいのかもしれません。
▲今度は自然とツキさん。
昨日の朝、ゴミを集積所へと出しに行った帰りに、
ツキさんの名前を呼びながら歩き回りました。
ここでダメなら帰ろうと思っていた場所で、ツキさんに出会えました。
ツキさんチョコチョコと小走りで、こちらへと歩いて来ました。
「探してたんだよ~。よかった~!」
と言って、一緒に帰りました。
でも、家の入り口付近でアイちゃんに出くわしてしまいました。
ツキさんはアイちゃんを見ると、すごい剣幕で逃げて行きました。
アイちゃんはツキさんを猛烈な速さで追いかけて行きました。
せっかく会えたのに…。
ママになったアイちゃんが怖くて帰って来られなかったんだ…。
自分がママになった時の経験から、どんな目に遭わせられるかと
分っているんだ…。
朝食を取り、自転車で買い物に出かける時に、
ツキさんと再会した場所をもう一度通ってみました。
そしたら…いたいたっ!
ツキさんには、「美味しい物買って来るから隠れてなよ。」
と行って出発しました。
家に帰ると大きなトートバッグを持って、
ツキさんを迎えに行き、連れ帰るのに成功しました。
ツキさんは現在、隣の椅子で休んでいます。
いなくなってから1週間の間に、警戒心が強くなり、
キイタンにも「ウ~ウ~。」と唸っているのが
ちょっと心配なのですが。
前にも似たような事があったので、
今度も大丈夫でしょう。
▲ロフトの梯子で、
キイタンとちょっとした親子ゲンカ
木曜日、昼休みが終わって会社へと戻る途中でツキさんに出会いました。
ツキさん、とても大きくて嬉しそうな声を上げて近寄って来ましたが、
家に一緒に戻って、ごはんをあげる時間の余裕がもうありませんでした。
ツキさんには「時間がないから、また帰る頃に来てね。」
と謝って、その場を去りました。
ツキさんの母親と別れた時の事を思い出して、
また同じ事をしてしまったのかもしれない。
と思いました。
今度はツキさんと、小雨の中での最後のお別れに
なってしまうかもしれないと思ってしまいました。
ツキさんの母親は「昼休みにまた来てね。」
と言ったのに、姿を現さずにそのまま行方不明になりました。
キジさんにも「家に残りなさい。」と言ったのに、
去年の10月の30日に遊びに出たまま、二度と帰りませんでした。
そういう事もあって、
「猫は言い聞かせても分らないのでは?」
と思うようになっていたのです。
会社が終わって、家の側まで来た時に、
ツキさんの名前を呼んでみました。
そしたら、嬉しそうな鳴き声が聞こえて来て、
ぴちぴちと魚が飛び跳ねるような勢いで、
ツキさんが薄暗闇の中、
背の低い植え込みの陰から飛び出して来たのでした。
もしかしたらここで待っていれば、
帰って来る私と確実に会えると思ったの?
「あんたって、ちゃんと私の話が分ってんだね!」
と私はツキさんに言いました。
▲私も毎日こうしていたい。
もー疲れた。
おとといの夜、「ツキさんは帰って来ないだろうな~。」と思っていました。
朝や昼に出て行って、その日の夜に帰って来る日なんぞ、
ここん所なくなっていましたから。
だから、猫の鳴き声がして、ドアを開けたらシマシマの猫が入って来ても、
キイタンだなと思い、出してある物を自分からどんどん食べて、ロフトに上がって、
静かになってしまったので、放ったらかしにしてありました。
しばらくして、また猫の鳴き声がしたので、ドアを開けるとキイタンが帰って来ました。
「あれ?どういう事かな?」と思い、ロフトへと確認に行ってみると、
布団の上でのんびりしていたのは、ツキさんだったのでした。
でも、昨日の昼に出て行って、その日は戻りませんでした。
今日は夕方まで雨らしいのですが、帰って来てくれるのでしょうか?
▲ロフトでゆったり、ツキさん。
金曜日の夜にツキさんが家を出て、また戻らなくなりました。
最近は、だいたい1日おきくらいで、家にいたりいなかったりしていたので、
もうそういう生活パターンができてしまったのかと思っていて、
「放っておいても、またテキトーに頃合を見て帰って来るらー。」
―と思っていたら、日曜日になっても帰って来ないのでした。
あの土曜日に降り出し、日曜日の午前中には土砂降りとなった大雨の中、
いったいどうしていたのでしょうか?
もしかして…知らずにウチと交代でツキさんの面倒を見ている家でもあるのでしょうか?
日曜の夕方、買い物の前に近所をツキさんの名前を呼びながら、
探して回りました。
こーなったら恥ずかしいなんて言ってる場合ではない、
私の呼んでいる声が聞こえれば、帰って来る気になるかもと思って。
どこからか出て来てくれるのでは、とも期待していましたが、
ダメでした。買い物から帰り、食事も終わり、
大河ドラマも見終わって、食器を洗って、ゴミをまとめて、
歯を磨いて、お風呂に入って眠ろうと思っていたら、
やっとツキさんが帰って来ました。
昨日はツキさん、丸一日家でのんびりしていて、今朝出て行きましたが、
また何日か帰らないのでしょうか?
「何日後でもいいから、帰って来るんだよ。何日でも何週間でも、
何ヶ月でも待ってるからね。」
―と言ってはあるのですが。