▲ラブカンが外に何かの気配を感じて・・・。
ラブカンは私が書き物やパソコンをするテーブルの上や、
以前キイラとキジの姉妹が寝床争奪戦をしていたコンテナベッドを現在寝床にしています。
で、ラブカンは以前からまったりしているかと思うと突然飛び起きて、
戸口に駆け寄って行く事がありました。
たいていはシロタンがドアの向こうに居て、私から残り物をもらおうと待っているのです。
私は不思議に思うのですが、これだけ食べる度に争い事があれば、人間なら食欲をなくしたりして、
そういう場所からは遠ざかるものですが、シロタンは決して遠ざかりはしません。
シロタンなみの図太さが、あのパンダにもあれば、いなくならなくても良かったのに。
・・・でも若いあの子にそれを求めるのも無理な話でした。
今思い出してみると、最後の方では家出間際の母親に何か諭されたのかもしれませんし、
姉妹からは性別の違いからか仲間はずれっぽくされ、
ラブカンの側に寄って行っても、猫パンチくらいそうになっていましたから。
その上、若いオスの力が有り余ってイタズラや粗相をしては、私から怒られてばかりいましたから。
・・・多分、嫌になって自分からいずこへと去ったのでしょう。
野良猫が親兄弟と別れる時には、誰にでも普通に一度は経験しなくてはならない事なのかもしれません。
だから、「あの子の心は傷ついたんだろうな。」とかあまり哀れに思う事もないのかもしれません。
それでも、最後に階段の上から私をじっと見ていたパンダの表情を思い出すと、
ラブカンの母親との別れの場面とも重なって、
私がもうちょっと何とかできなかったものかと、まだまだ涙が出そうなのですが。
パンダとキジに新・飼い主さんがいたら、その人と家族の人達にも、せめてこのブログを見てもらえたらなあ。
私が今でも2匹の事を特別に思っている事を知ってもらいたいなぁ。
「何人に見てもらうかではなくて、誰に見てもらうか。」だなと最近思います。
現在、少ない人数でも根気強く見て下さっている方々には感謝しています。