ラブカンの元飼い主さんで多頭飼いしている人が、
「猫はあっち行きゃあっちについて来る。こっち行きゃこっちについて来る。」
と言っていました。
ラブカン、外暮らしするようになって、元飼い主さんちにも舞い戻るようになったようです。
数年前、ラブカンがウチに来て入り浸りになった頃、元飼い主さんの家では、
お子さんがラブカンが帰らなくなった事にショックを受けていたそうなので、
「中を取ってちょうど良し」という感じになったのでしようか?
キイタンも夏休み中、私がロフトでゴロついていれば、ロフトに上がって来るのでした。
私が下の階にいれば、ベランダへと遊びに行って、外を眺めていたり、
お腹を上にして寝転がっているのです。
玄関をストッパーで小さく開けておけば、隙間から外を見ているので、
「外行きたいの?」
と戸を開けて、足の親指でつんつんと押し出そうとするのですが、
ラブカン一族の陰謀が怖いのか、決して外へは出ようとしません。
猫の習性で狭い隙間からその先を覗きたいだけなのかな?
下で私が何かしていると、最初は気を引こうと鳴きながらドタバタしていますが、
放っておけばその内押入れでウトウトしているのでした。
私も押入れに入ってみましたが、「ねこのきもち」にあったように、
確かに周りに比べて少し涼しいのでした。
そして、私が疲れてまたロフトへとゴロゴロしに行くと、
押入れから出て、ロフトにやって来るのでした。
結局旅行にも行く事はなく、ほとんど家で過ごす夏休みでしたが、
キイタンとゆっくりできて、心は満ち足りているのでした。
冬休みには、今度は一緒にぬくぬくできて、もっと楽しいのでしょうが、
そうできるためにもキイタンには、去年の秋に妹と弟が相次いで行方不明になったような事が、
キイタンには起こらないようにと頼み込んでいるのでした。
今でも季節の変わり目にキイタンがどこかへと去ってしまうのではと
心配になるのです。