ツキさんがまた再び帰らなくなりました。
ラブカンが怒って追い回したからでしょうか?
キイタンとの親子ゲンカが増えてきたからでしょうか?
シロカやアイちゃんがウチの周りをウロウロ
しているからなのでしょうか?
猫は不快な事があったり、自分が一番ではないと思うと、
人間のように諦めて耐えたりせずに、どこかへと
行ってしまいます。
もしかしたら、他の猫好きの人の家の庭や玄関先にある、
カリカリを漁っていて、ごはんには困っていないのかもしれません。
多分この辺でウロウロしているとは思うのですが、
根気強く待ってみるしかないでしょう。
そしてどうしても帰って来なかったら、
また名前を呼んで探し回ってみます。
私が土曜の夜に「古畑任三郎」と「古畑中学生」を見ていたら、
キイタンが甘えて何度も鳴きながら寄って来ましたが、
自分が満足するような相手をしてもらえないと察して、
10時頃に外へと遊びに行ってしまいました。
12時頃には帰って来ると思い、ロフトでうとうとしながら待っていたのですが、
そのまま眠ってしまいました。
それから朝の間にキイタンがドアの前に来て、
「開けて!」と鳴いたのかは分りませんが、
結局キイタンは日曜日の朝8時頃に帰って来ました。
そしてその日キイタンは、一日ロフトで眠っていました。
私もキイタンには悪い事したなと思っていたので、
一緒に眠っていました。
今回はじっとしている時もあった。
木曜日、まだ空が明るい内に帰れたので、
またひーさんに会えるかもしれない道を通りました。
そしたら…いたいたっ!
ひーさん2世はどうも女の子のようです。
ノラなのか、近辺の家で面倒を見ている人がいるのかは、
まだ不明です。
という訳で、毛並みがきれいなのは、女の子だからなのか、
保護者のいる猫だからなのかも分りません。
ひーさんの他にも近辺には猫が何匹かいて、
私はその場を離れて20メートルくらい先へと行った頃、
振り返って、「車が来るよー!」と叫びましたが、
猫さん達は危機感ゼロっぽくて、道の真ん中でのんびりと座っていました。
私が叫び続けると時速20キロぐらいで走っていた車の方が止まって、
中から女性が足を踏み鳴らしながら出て来て、「しっしっ!」
と猫さん達を手で追っ払ってから車に戻り、
行ってしまいました。
キイタンとちょっとした親子ゲンカ
木曜日、昼休みが終わって会社へと戻る途中でツキさんに出会いました。
ツキさん、とても大きくて嬉しそうな声を上げて近寄って来ましたが、
家に一緒に戻って、ごはんをあげる時間の余裕がもうありませんでした。
ツキさんには「時間がないから、また帰る頃に来てね。」
と謝って、その場を去りました。
ツキさんの母親と別れた時の事を思い出して、
また同じ事をしてしまったのかもしれない。
と思いました。
今度はツキさんと、小雨の中での最後のお別れに
なってしまうかもしれないと思ってしまいました。
ツキさんの母親は「昼休みにまた来てね。」
と言ったのに、姿を現さずにそのまま行方不明になりました。
キジさんにも「家に残りなさい。」と言ったのに、
去年の10月の30日に遊びに出たまま、二度と帰りませんでした。
そういう事もあって、
「猫は言い聞かせても分らないのでは?」
と思うようになっていたのです。
会社が終わって、家の側まで来た時に、
ツキさんの名前を呼んでみました。
そしたら、嬉しそうな鳴き声が聞こえて来て、
ぴちぴちと魚が飛び跳ねるような勢いで、
ツキさんが薄暗闇の中、
背の低い植え込みの陰から飛び出して来たのでした。
もしかしたらここで待っていれば、
帰って来る私と確実に会えると思ったの?
「あんたって、ちゃんと私の話が分ってんだね!」
と私はツキさんに言いました。