ホワイエでコーヒーを飲みながら♪

観劇の感想もろもろな備忘録。
「つれづれな日々のつぶやき♪」からお引越し中。

『鍵泥棒のメソッド』ストーリーと感想

2017-03-12 10:00:18 | 劇場・多目的ホール
キャラメルボックス2017スプリングツアー『鍵泥棒のメソッド』をサンシャイン劇場にて、3月11日(土)12:00開演を観劇しました。

ストーリーと感想を備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【原作】内田けんじ
【脚本・演出】成井豊
【美術】奥村泰彦
【照明】佐藤公穂
【音響】早川毅
【振付】川崎悦子
【スタイリスト】早川和美
【ヘアメイク】武井優子
【小道具】高庄優子
【音楽監督】加藤昌史
【キャスト】畑中智行、岡田達也、大森美紀子、石橋徹郎、山崎雄也、山根翼、金城あさみ、実川貴美子、西川浩幸、森めぐみ、久保田秀敏、大滝真実、竹鼻優太
【公式サイト】『鍵泥棒のメソッド』


【ストーリー】
桜井武史は35歳の舞台俳優。ある日、銭湯へ行くと、目の前で男が転倒し、ロッカーの鍵が目の前に転がってきた。桜井は自分の鍵とすり替え、男のロッカーへ向かう。
それはちょっとした出来心だった。一方、転倒した男は頭を強く打って、記憶喪失になった。所持品から、自分の名前は桜井武史だと知る。
退院の日、男は病院の前で雑誌編集長の水嶋香苗と出会う。香苗の車でアパートへ向かうと、そこは古くて汚いアパート。どうやら自分は売れない役者らしい。
男は香苗に助けられ、桜井として生きる決意をするが……。


【感想】
客入れの楽曲、曲名は不明。美術はシンプルで大きな転換はなし。白と黒のドアと2枚の巨大プレートがメイン。
巨大プレートは幅、高さ共に舞台サイズ、グレーの石目調で前後して2枚。それぞれ3個の大きな鍵穴が空いている。
ドアや机、ベッドなどはキャストが転換。
暗転はなし。
冒頭にタイトルをプロジェクションマッピングで黒バックに映す。

笑って、でもときどきキュン♡とするハートフルコメディな作品。
映画と初演は映像で観たことがありストーリーはわかっていたので、キャストさんたちの演技に集中して楽しめたのがよかったな~♪
映画をほぼそのまま舞台化していてテイストもそのまま。それがおもしろい!
速い展開と劇団ならではの息の合った芝居がよかったし、特に桜井役の畑中さんとコンドウ役の岡田達也がコントのような掛け合いを観せてくれて笑った笑った。
銭湯でコンドウが石けんで足を滑らせて転倒するシーンは、キャスト総動員でコンドウ(全裸+ベージュインナー着用)を水平に担ぎ上げ、本人の顔写真入り団扇で局部を隠すという荒業を披露されていたのは、爆笑というか失笑というか、、
ちなみにご本人のブログできっちりとネタばれされているので。 → 『達也汁 見えそうで見えないってのがセクシーなんですよね』
ゲストのお二人も劇団内で浮くことなく、自然に馴染んでいていい感じだったかと。
文学座の石橋徹郎は舞台映えする高身長とスタイル、強面なのに時折可愛らしい裏稼業の人を好演されていたし、若手イケメン枠の久保田秀敏はイケメンだけどコミカル、体の動きもキレッキレ!(腹筋割れてた) それにとてもよいお声♪

カーテンコールは4回。
畑中智行がゲストをご紹介。ゲストの石橋と久保田、役柄よろしくのりのりでご挨拶♪
4回目に実川貴美子 がご挨拶。「全部言いたいことは先輩の畑中さんがおっしゃってくださったので、、」とはにかんでらしてかわいい♡

DVDの撮影日ということで、カメラが左右中央に設置されていた。


【余談】
観劇後すぐにポスター写真付きでツイートしたら、結構な反応があってびっくり!
 

【リンク】
映画の感想はこちら。 → 『鍵泥棒のメソッド』
ニコ生で観た初演の感想はこちら。 → 演劇集団キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』


【画像】

当日パンフレット。白黒。




昭和のコント風泥棒スタイルのみき丸。コンドウの衣装かな~?