ホワイエでコーヒーを飲みながら♪

観劇の感想もろもろな備忘録。
「つれづれな日々のつぶやき♪」からお引越し中。

黄金週間は?るひまの映画祭!『猿狸合戦』上映会 ストーリーと感想

2017-05-04 11:35:45 | 劇場・多目的ホール
TOKYO FMホールで行われたる・ひまわりの上映会に行ってきました。
演目は2017年2月25日(土)~26日(日)東京芸術劇場シアターイーストで行われた『SENGOKU WARS~RU・TENエピソード2~猿狸合戦』。チケットが即日完売でとれなかった公演です。
まぁ、今回も会員先行予約の抽選だから外れるだろうな~と思っていたら、まさかの当選!
ようやく観ることができました♪





公式サイトはこちら。 → 『猿狸合戦』詳細決定!


※ネタばれがありますのでご注意くださいませ。
※敬称は省略させていただきます。

客入れは『るの祭典』のユニットの曲。懐かしい~♪
上映が始まる前のスクリーンに、大人の事情でDVD化されていない『ドリームジャンボ宝ぶね』の2部から2曲が映し出される。未公開映像とのこと。
■ももいろクローバーZ 『行くぜっ!怪盗少女』
(鳥居、木ノ本、滝口、小林且、岩崎)
■レディ・ガガ
『バッドロマンス』
(歌・紫吹、ダンス・長谷川、辻本、磯貝、輝馬、二瓶、大山)
いろいろすごい感じの鳥居みゆきと、ジャージ姿でも麗しい紫吹淳のお姿がまた観ることができて感慨深い。

『ドリームジャンボ宝ぶね』の記事はこちら。 ↓
『ドリームジャンボ宝ぶね~けっしてお咎め下さいますな~』vol.1
『ドリームジャンボ宝ぶね~けっしてお咎め下さいますな~』vol.2

年末の祭シリーズの告知あり。
今年も明治座で公演、タイトルは『SANADAMA・る
』。
え~っと、大丈夫なのか渋谷方面に(笑


本編の上映、初日の映像とのこと。
日替わりゲストは黒田官兵衛役の小林且弥(白い死装束)。

美術は中央に黒く四角いステージ、客席がそれを囲む。ごくごくシンプルにそれのみ。
ストーリーは『るの祭典』の続きを描いており、天下人を目指す秀吉と彼に対抗する家康のお話。
最後は大どんでん返し!
実は、、という展開で『るの祭典』よろしく後味のよいラスト。
キャスト6人で入れ替わり立ち替わり、役が4役もある方もいて着替えや衣装チェンジが大変そう。
カーテンコールの後、時間いっぱい何故かフリートーク。
お題は「もし、新婚旅行に行くならどこへどれくらい行きたいか?」。
「奥さんの希望を重視」という大人な小林且弥。
ほかにはざっくり「アメリカ」とか定番の「ハワイ」、「ヨーロッパ」など。
ただ、「アメリカで筋トレしたい!」はよくわからないチョイス(笑


上映後のトークとリーディング。
登壇は辻元祐樹、鳥越裕貴、加藤啓。
衣装は辻本祐樹と鳥越裕貴は黒の細身のスーツと靴。辻元だけはシルクハット。
加藤啓だけ何故か狸の着ぐるみで登場。頭だけ取ってトーク&リーディング。
公演後のフリートークの続きやらなにやら。
リーディングはどのシーンのどの役が回ってくるのかわからない方式。
辻元曰く、「る」だけフランス語風に「これが、る・ひまわりです!」。


公式ブログの記事はこちら。 → るーちゃんのブログ「さるたぬ上映会」


楽しい時間でした♪
またこういう機会があると嬉しいな~。


チケット。
珍しく前方のよいお席でした♪









 

『SKIP』ストーリーと感想

2017-05-01 10:03:26 | 劇場・多目的ホール
NAPPOS PRODUCE『SKIP』をサンシャイン劇場にて、4月30日(日)17:00開演を観劇してきました。

ストーリーと感想を備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【原作】北村薫『スキップ』(新潮文庫刊)
【脚本・演出】成井豊
【美術】キヤマ晃ニ+石原敬
【照明】勝本英志
【音響】早川毅
【振付】川崎悦子
【スタイリスト】花谷律子
【ヘアメイク】武井優子
【小道具】高庄優子
【音楽監督】加藤昌史
【キャスト】霧矢大夢、深川麻衣、岡田達也、粟根まこと、木村玲衣、碓井将大、深谷由梨香、長濱慎、熊川ふみ、原田樹里、関根翔太、石森美咲、大滝真実、山崎雄也、元木諒
【公式サイト】『SKIP』


【ストーリー】
昭和40年代の初め、市ノ瀬真理子は17歳で県立高校の2年生。
運動会が雨で中止になり、帰宅して、レコードを聴きながら、ついうたた寝をしてしまう。次に目覚めた時、真理子は見知らぬ家の中にいた。そこへ、同い年くらいの女の子が帰ってきて、真理子を「お母さん」と呼んだ…。
そこは真理子の家だった。真理子は42歳で、苗字は桜木。職業は高校の国語教師で、夫と17歳の娘がいた。
うたた寝をしている間に、25年の月日が流れてしまったのだ。真理子は元の時代に戻れるまで、42歳の桜木真理子として生きていこうと決心する。
まずは教壇に立って、国語の授業をしなければならない…。


【感想】
客入れの楽曲、洋楽曲名は不明。邦楽は布施明、槇原敬之など。
美術は記憶に間違いがなければ、初演時とほぼ同じだと思われる。
左右にスケルトン状の構造物、中央の盆にも。盆はキャストが回転させて転換。椅子もキャストが移動させる。
照明が綺麗。舞台の床に映し出される樹木の影やストライプの円など。
キャラメルボックスの初演時に、販売されたサウンドトラックと同じ楽曲が使用されていたので、音楽も初演とほぼ同じだと思われる。

キャラメルボックスの初演(2004)から13年。
今回は劇団公演ではなくプロデュース公演。とはいえ、ヒロイン役のお二人以外はほぼほぼ劇団員だし、なにより桜木役が初演時と同じ岡田達也というのが嬉しい限り♪
ストーリーについてあれこれ書くのがあまり好きではないので、ここでは書かないことにしている。(あらすじをただ書いているみたいで)
ストーリーは原作に忠実で台詞もそのまま。
ざっくりとした感想だが、よかった~泣けた。。
原作も読了しているし、映像で初演は観ていたのでストーリーを追わなくていいし、台詞や表情に集中できたのもよかった。登場人物それぞれの心情が描けていて胸を突く。
考えようによってはとても残酷なお話なのだが、それを暗くなく勇気をもって立ち向かおうとする姿勢に希望を感じる。

17歳の一ノ瀬真理子を演じたアイドルの深川麻衣、初めて観たのだが初々しいヒロイン役がよかった。
時々噛んだり、台詞を言うときに前傾姿勢になりがちにしても、演劇をやっていたわけではないのに、ほぼ出ずっぱり、キャパ800の中劇場に地声で早く膨大な台詞をこなしていたのにはびっくり!
地声で勝負できないお方もいらっしゃるから。俳優でも映像系の方の中には。
42歳の一ノ瀬真理子を演じた元宝塚の霧矢大夢、華があり立ち姿が凛として素敵。ダンスシーンでは一人だけ腕と手の表現力が違う!
体は42歳、心は17歳の女性という難しい役をいやらしくならずにさらっと演じてらして、観ていて心地よかった。
桜木役の岡田達也は初演時と変わらない印象。優しい夫でありつつも、いきなり変わってしまった妻をどう扱っていいのかわからず、おどおどしたところもかわいらしく。
母/有馬先生/井関/池内42役の劇団柿喰う客の深谷由梨香、父/尾白先生/岩村役の劇団☆新感線の粟根まこと、こちらのお二人は濃いキャラクターをがっつり!演じてらして楽しい♪ 小劇場の面目躍如という感じ。

それにしても、劇団公演の初演とどうしても脳内で比較してしまうので、この役は誰々のほうがよかったなぁ~と思うこともあり。
いや、誰とは言えないが、新田役とか。あ、、言ってしまった(笑

カーテンコールは4回。


【余談】
劇団の公式サイトを見てみたら、初演キャストのうち5人はもう退団されているのね。
時が経つってこういうことでもあるわけだ。しみじみ。
原作もあるのだが本棚から保存用ボックスに移したらしく、リビングに見当たらないので画像は割愛。
やっぱり書庫が欲しいよ~ひと目で全所蔵書が見渡せる書庫が欲しいよ~涙。


【画像】

フライヤー。




劇団初演時に購入したCD。
帰宅の電車内と今もブログを書きながら聴いております。
特に『SKIP』と『扉を開こう』はよいよ~♪♪