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観劇の感想もろもろな備忘録
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『DOWNTOWN FOLLIES Vol.10』ストーリーと感想

2015-05-29 15:01:12 | 劇場・多目的ホール
DOWNTOWN FOLLIES 15th ANNIVERSARY CELEBRATION『DOWNTOWN FOLLIES Vol.10』ルミネtheよしもとにて、5月28日(木)19:00開演を観劇しました。

ストーリーと感想を備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【構成・演出】高平哲郎

【音楽監督】島健

【振付】川崎悦子

【タップ振付】玉野和紀

【演奏】ダウンタウン・フォーリーズ管弦楽団

【装置プラン】石井強司

【照明プラン】雑賀博文

【音響プラン】荒木和彦

【衣装プラン】鈴木美夏

【漫才台本協力】今いくよ・くるよ

【キャスト】島田歌穂、玉野和紀、北村岳子、吉野圭吾、平沢智

【ストーリー】
1.序曲
2.オープニング
3.今世紀、映画になったブロードウェイ・ミュージカル
4.『リバーダンス』ってなんだ? アイリッシュ音楽?
5.漫才 トクホン姉妹
6.タップ・ダンスを考察する①
7.インプロヴィゼーションとミュージカル・フリーズ
8.タップ・ダンスを考察する②
9.女性コンビが開くお客さま誕生パーティ
10.ダンス・リハーサル
11.タップの原型が木靴なら日本はこれだ!
12.童謡デュオ有名姉妹
13.で『ワンス』って面白いか? またアイリッシュかよ?
14.教養講座『グリム童話とアンデルセンの正しい読み方』
15.インストゥルメンタル(演奏)
16.ボーカル
17.フィーナーレ


【感想】
美術は背景にレンガ造りの壁、その手前に黒い奥行きのない舞台(左右に階段)。レンガの壁には中央にシャッターを模したと思われる薄いグレーのブラインド。そこに、黒いスプレーで落書き風に「D.T.F」とある。
レンガの壁には風雨に晒されて破れた、ミュージカルや映画のポスターが貼られている。全体的にアメリカN.Yのダウンタウン風。
舞台脇の左右にスクリーンがあり映像が映し出される。
客席の天井にミラーボール。下手側に生演奏のバンド。

歌、タップダンス、芝居、お笑いをこれでもか!と詰め込んで、実力派のメンバーが大真面目にバカバカしいことをやってのける大人のエンタメ。
笑ったし、歌やダンスも堪能してお腹いっぱい♪ はぁ~楽しかった♪
男性陣はきれっきれ。女性陣の振り切れっぷりには脱帽。
特に、島田歌穂扮する「謎の小学生のりおくん」「島田准教授」「不叶姉妹」、北村岳子お約束の「ダウンタウン・フォーリーズ・コード」が最高♪
お誕生日のお客さまをお祝いするコーナーでは、「不叶姉妹」と「デビ夫人」がお客さまのお名前を読み上げ、ご自慢のバストをきゅっ!と寄せて、アピール&「ハッピーバースディ」を歌っていただけるというお祝い付き。嬉しいのか怖いのか微妙~。
また観た~い!今後も続くことを切に希望♪

カーテンコールは2回、「これでおしまい」を。2回目にスタンディングオベーション。


【余談】
2年ぶりに帰ってきたダウンタウンフォーリーズ!前回も情報を捕まえるのが遅れて行けなかった。今回はオリジナルメンバーが勢揃いということで、早々にチケットを確保!
ルミネtheよしもとには初めて入ったのだけど、狭く奥行きのない舞台という印象。 客席の傾斜がなだらかなのか、前方のお客さんの頭で見づらいことも。
あと、床がしみだらけ。聞いたところによると、オロナミンCがこぼれたんだとか。なんだろう~初めてなのでここのシステムがよくわからない。


【画像】

フライヤー




パンフレット 1000円。インタビューや名場面集、鑑賞の手引など。









 



『Walk oN!~さぁ、新しいキミに会いに行こう』ストーリーと感想

2015-05-11 14:28:24 | 劇場・多目的ホール
Doris & Orega Paradise『Walk oN!~さぁ、新しいキミに会いに行こう』を東京芸術劇場シアターウエストにて、5月10日(日)14:00開演を観劇しました。

ストーリーと感想を備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【脚本】天乃純

【演出】西村雅彦、大木玉樹

【美術】中根聡子

【照明】佐藤公穂、高橋英哉

【音楽】長山義洋

【音響】秀島正一

【衣装】伊藤早苗

【ヘアメイク】冨田武雄、冨田愛美

【キャスト】西村雅彦、石井智也、古原靖久、上地春奈、加瀬竜彦、川口真五、北嶋テツヤ、竹匠、中山夢歩、深来マサル、鈴木杏樹

【ストーリー】
夢よりも現実の中で必死に生きてきた男。夢など忘れ、達成感のない日々を過ごす青年。
そんな2人が出会い 、小さな旅をはじめる。
行く先々で巡りあう不思議な人々。男の妻、娘、彼女たちの見つめる先には…。
選択次第で人生は変わる、いくつになろうと変えられる。勇気をもって彼らはある歩き出した。

【感想】
客入れは洋楽。
美術はシンプル。ベージュ、ブラウン、ダークブラウンに側面が塗られた木箱を積み木のように重ねてある。それらが屋外や室内のテーブル、イスなどになる。途中からカラフルな木箱に転換される。
背景一杯に白いスクリーン。大きな満月が映し出されたりする。

今回で4回目のDoris & Orega。今まで観た中で一番難しそうな脚本かと。事件も起こらない、ミステリーでもない、ただ淡々と進むストーリー。
西村雅彦演じる遠藤満作だけが破天荒な人物。そのほかはいたって普通の市井の人々。
それぞれの人生に一歩踏み出す勇気を、遠藤が軽く、ときには背中を蹴るようにして押し出す。そして、皆自分の人生を自分の価値観と自分の足で歩いていくことを決意する。
特に鈴木杏樹演じる恭子の台詞に共感し、うるっとしてしまった。
観終わって温かい気持ちになれて、またがんばろうって思える素敵な作品。
今回がお初な石井智也が好演されていて、また、る・ひまわりの年末お祭り舞台でも観たいなぁ~と思ったり。
初舞台の鈴木杏樹がとても自然で可愛い♪ もう、とにかく可愛い♥ こんな可愛い奥さんがいたら、何十年経っても旦那さんは「恭子ちゃん♪」と呼ぶよね。

カーテンコールは2回。1回目に三方礼。


【画像】
パンフレット 1000円。某有名ビジネス雑誌と1字違いの表紙。店頭に並んでいたら間違えて買ってしまいそう。
キャストさんたちのQ&A、カプチーノ図鑑(特に#2、4、7)が秀逸♪




【リンク】