ブランコの とび行く先に 夕陽あり
Nちゃんは重度の知的障害児。六年生だけれど、
一歳のあどけなさを生きています。ブランコが大好きです。
ブランコが大きく飛ぶと大喜び。
でも、
体重差十キロ以上の私は、Nちゃんの期待に答えることができません。
汗だくで、息切れして・・・、そのとき、夕陽が目に映りました。
これも一年前の記事です。
一年前のタイトルは「ブランコ」でした。
「ブランコ」は、それ自体メルヘンチックなことばですね。
そう。夢のような情景が今も浮かびます。
ずっとNちゃんになにか上げていると思っていたけれど、
私が、Nちゃんから、なにかもらっていたんですね。