ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

忠犬ハチ公

2014年10月13日 | 日記



      上京してきたUさんと待ち合わせることになりました。
      場所は、渋谷との指定です。渋谷?、

      地方在住のUさんより、一応東京都民のさとうの方が渋谷に不案内になってしまっています。

      「待ち合わせ場所は?、ハチ公前に11時ね」ときっぱり言われ、
      「さて、ハチ公ってどんなようすだったっけ」と、思い惑うのです。
      私は小田急沿線に住んでいるので、できれば新宿がいいのです。
      もう20年くらい渋谷に降り立っていないと思います。


      とはいえ、朝の11時に着くように行きました。
      渋谷駅周辺の様子はかなり変わっています。

      井の頭線を降りて改札を出て、なんとなくエスカレータに乗って
      一階の出口を出たけれど、ハチ公の見当がつきません。

      「ごめんなさい。ちょっと教えていただけるかしら?」
      若い男の子のグループに声をかける。
      「ハチ公ってどこかしら」
      「そこを渡って、左に曲がって、ほらあの緑色の電車のところ」


                         見つかりました!

                  

                思ったより小さくて、地味な雰囲気の犬でした。


                そうだよね。忠犬なんだものね。
                一所懸命主人を慕って、毎日駅に通っていた犬。
                主人は文字通り、犬にとってご主人だったんだものね。
                だから、「ペット」のカテゴリーには入れられない。
                そう。

                ペットじゃないのです。私が子供の頃飼っていたジョンも、
                ペットじゃなかったのです。

                なぜって、彼には「彼の使命と目標」があったのです。

                銅像にはならなかったけれど、
                自分の時間割をもっていて、
                自分の仕事ももっていて、
                近所に広く顔が知られていて・・・、

                断じて、ペットではなかったのです。