お金が無い！

今日は母が何度も自分の財布から「お金が無い！」と言います。
お金は数日前に私に１万円くれました。
さも泥棒が私のような…。
本人は認知症なので、私に１万円くれたことを忘れています。
私は母に障がい者手帳の更新の診断書の５５００円も請求していません。
近所の調剤薬局のお金も請求していません。
無償の介護です。
このところ何を出しても不味いと言います。
おかゆにシチューのルーだけ持って行ったらやっと「美味しい」と言いました。
具材は歯がほとんどないので噛めません。
おかゆにシチューのルーを掛けて食べてました。
以前は好きだった甘いものも食べなくなり、お菓子は自分の部屋の小ダンスの引き出しに隠すようになりました。
こっそり見つけて賞味期限を確認しては捨てています。

おとなしくなった母

自分がどこかに連れていかれるのか？
どこかに入れられるのか？
感ずいた母はおとなしくなりました。
窓を開けて大声を出す。
表に出る。
それらはしなくなりました。
元々感の鋭い母は薄々感づいているのかも知れませんね。
母を精神科の閉鎖病棟に入院させるは、最終手段でした。
デイサービスに素直に行ってくれればこんな方法は取りたくなかったのです。
最後まで自宅で看取る。
これが私の希でした。
父をきちんと看取ることも、親孝行も出来なかった私の罪滅ぼしだったのかも知れませんね？