今日はお向かいの高校の入学式だったようだ。
入学式といえば、やはり小学校へ入学した時の思い出が一番強い。
真新しい真っ赤なランドセルに草履袋を提げて、近所の子たちと学校へ通った。
算数のおけいこセットというのがあって、数を数えるための「おはじき」やら
麻雀の「テンボウ」みたいなほそ~~くて小さ~~い棒やら、とにかく数で勝負!みたいな道具が一杯入っていた。
担任の先生から、それら全部に名前を書いてくるように言われた。
しかも明日までに・・・・
今考えると気が遠くなるよね。
その日、家に帰ってそのことを伝えると、芳子ちゃんはびっくらこいてかなりショックを受けたのか、暫くは笑ってくれなかった。
その日の夜、大変だったんだろうな~~、
殆ど寝ないで書いてくれたのだろう。
翌朝には、なんと100個近い数の教材全てに、超小さい字で名前が入っていた。
どうやら父親も助っ人になって一緒に書いてくれたようだった。
名前の字が二種類あったもの。
これ、とっておけばよかった。
しかし、親って本当に有難いものだ。
大切にしなきゃな・・・
芳子ちゃん