やっと救急車が到着し、救急隊の人達がのたうちまわって苦しんでいる主人に何度も呼びかけていました。しかし、意識があるか念入りに確かめたり、何度も症状を尋ねられたりでなかなか運び出してくれません。
(早く病院へつれてってよ!!こんなに苦しんでいるじゃないですか!!)私はイライラしながらそう叫びたいのをぐっと堪えていました。
やっとのことで担架に乗せて部屋から救急車へ搬送し、ホッとしたのもつかの間・・・
今度は血圧を測ったり心電図をとり、搬送先の病院の手配。このときの血圧は、なんと上が250でした。そして足の先がピクピク大きく痙攣し、酸素マスクをつけて救急隊の人もだいぶ深刻そうに急ぎだしたのです。
私はとにかく病院へ到着するまで、主人の両手を握り締め、必死で神様に(どうか主人を助けてください。命だけは助けて!!)と祈り続けていました。後から後から涙が溢れ出し、恐ろしくてとても怖かったのを覚えています。
わけもわからないまま、何処かの病院へ到着し、処置室へ入ったのですが、一時間近く何の音沙汰もありませんでした。いろいろ検査をしているのだろうか・・・
(大丈夫だよ、きっと疲れて倒れただけで、またすぐに元気になるさ、)
ふと時計を見るともう二時をまわっていました。その後すぐに看護師さんに呼ばれ、処置室へ入りました。薄暗く、寒々とした部屋でした。
そして、いよいよ担当の先生から診断結果を聞かされたのです。
「まことに言いづらいのですが、『脳幹』といって脳のど真ん中が大出血していました。とても危険で手術が出来ないのです。残念ですが、おそらくあと二時間で呼吸が止まります。早く親戚に連絡をとってください。」
(早く病院へつれてってよ!!こんなに苦しんでいるじゃないですか!!)私はイライラしながらそう叫びたいのをぐっと堪えていました。
やっとのことで担架に乗せて部屋から救急車へ搬送し、ホッとしたのもつかの間・・・
今度は血圧を測ったり心電図をとり、搬送先の病院の手配。このときの血圧は、なんと上が250でした。そして足の先がピクピク大きく痙攣し、酸素マスクをつけて救急隊の人もだいぶ深刻そうに急ぎだしたのです。
私はとにかく病院へ到着するまで、主人の両手を握り締め、必死で神様に(どうか主人を助けてください。命だけは助けて!!)と祈り続けていました。後から後から涙が溢れ出し、恐ろしくてとても怖かったのを覚えています。
わけもわからないまま、何処かの病院へ到着し、処置室へ入ったのですが、一時間近く何の音沙汰もありませんでした。いろいろ検査をしているのだろうか・・・
(大丈夫だよ、きっと疲れて倒れただけで、またすぐに元気になるさ、)
ふと時計を見るともう二時をまわっていました。その後すぐに看護師さんに呼ばれ、処置室へ入りました。薄暗く、寒々とした部屋でした。
そして、いよいよ担当の先生から診断結果を聞かされたのです。
「まことに言いづらいのですが、『脳幹』といって脳のど真ん中が大出血していました。とても危険で手術が出来ないのです。残念ですが、おそらくあと二時間で呼吸が止まります。早く親戚に連絡をとってください。」