1/21 夏井先生 お題 雪と犬

1/21 犬と雪

＃　まぶしさに犬に隠れる雪の上


みなさんの作品を見ているうちに思い出した。

雪と犬の経験なんかないと思っていたけど、壁の家族写真にもある。

秋田犬と散歩に行った雪の日の思い出。

天気は晴れていたけど、その日はすごい雪だった。

秋田犬はすごく大きく立てば父より大きかった。

まぶしい雪の反射、私は思わず、犬の影に入ろうとした。

1/21 シムラから ワサオ

1/21 シムラから　ワサオ

＃　雪道を走る軽トラワサオ吠え

ちょうどあの後、ワサオというぶさいくな犬のご主人が亡くなった。

ワサオは菊谷のおばあさんを愛した。

野良犬だったワサオが心を許したたったひとりの人だ。


その菊谷さんと乗った軽トラをワサオは見分けた。

菊谷さんが逝ったあと、道路を軽トラが走ると、

沈みこんでいたワサオはサッと立ち、車を吠えた。



＃飲食を止めたワサオに鼻をかむ


ワサオを水も飲まなくなって、エサも食べない。

そしてうなだれて菊谷さんをただただ待つ。

葬式にワサオも出せばよかったのだ。

慰めるには、菊谷さんのにおいのするものをワサオにあげることだ。

赤ん坊も母親のにおいで落ち着く。


私はたまらなくなって鼻をかんだ。

でもワサオはあきらめた。

菊谷さんが死んだことは理解できていないけど、

ただあきらめたのだ。

そして菊谷さんがビデオの遺言状で言ったように

家族のリーダーシップをとるようになった。


ワサオは菊谷さんのご亭主が嫌いだ。

理由はやきもち。

簡単です。


写真は軽トラに乗っているワサオ

1/21 チータンたちは３羽だけで写真を撮られるほうを望んだ

うれしかった。

私のチータンたち。

1/21 チーコとムクがいた

ムクが歩いて行くのが見えた。

1/21 ソプラノコロラチュール 田中彩子さん

1/21 ソプラノコロラチュール　田中彩子さん


この人覚えてます。

この声でモーツアルトのラ　フリュット　オンシャンテの

夜の女王を歌ってほしい。


１８歳からウイーンだから彼女がドイツ語で歌っているときは

すごく自然。　聞きやすい。


この人、１８歳でウイーンに行った。

だから日本語がおかしい。

日本語は難しいから、あまり早く外国に居座るとこういう日本語になっちゃうのだ。


周りの人がフルに勘をよくしてあげないとかわいそう。



また呼んであげてね。

1/21 嵐に オニオンスープ

1/21 嵐に　オニオンスープ

の裏話。

番組で紹介されたレストランではバゲットを２－３ｃｍにカットして入れたけど、

フランスではレストランでオニオンスープを注文するとき

パンは入れないでくださいと注文する人がいる。

それは客の残したパンを入れる店があるからだろう。


私は昔、このスープに浸かって、お麩みたいになったパンが

嫌いだった。

でも、今は味噌汁にだって、パンをちぎって入れるくらい

おおざっぱにんあっている。

美味しそうだね、このグラチネ。

1/21 夏井先生 お題 つらら

1/21 つらら


＃　ポトポトと融けるツララに口を開け

＃　エイっと折りつららをしゃぶりズズっと吸う


どちらもツララを食べたい発想から作った。


＃　赤い葉がツララに透ける晴れた朝

軒下のつららだから、雨どいの木の葉なんかも落ちてくるころがあろう。

ツララは透明。

朝の明るい日に、透き通ったつららに赤い木の葉が見える。


食べる話ばかりではと思ってこんな風につららを扱ってみた。


＃　ズブっと音雪に直立つららかな

軒下のつららが融けた。

まっすぐに落ち、ズブっと下の雪に刺さった。