石見銀山周辺に着いたのは3時半頃。
駐車場探しなどで世界遺産センターのスタッフに相談したのは4時頃。
西に移動したので天候は曇り
スタッフによると「4時はかなり時間が遅いので、これからだとあまり観られないので・・・」とどこを案内したものか悩んでる。
シャトルバスも20分先、一番近くの駐車場を教えてもらいとにかく銀山の坑道(間歩)を目指す、片道45分かかるらしい。
世界遺産センターは代官所を模した建物で地元の石州瓦の朱色の屋根が美しい。
「センターのスタッフは間歩のほうが遠いので無理かな・・・」の感じだった
駐車場の横にはトイレもあり自転車などもある。自転車は1台500円、電動自転車は700円、今良く見かける自転車タクシー?
駐車場はあまり広くないので土・日は空いてないかも
とにかく歩くしかない、先は長い・・・
途中10人ほどに出会う、ツアーの観光客は寺の前ので説明を受けている。
かなり歩くが古いお寺や休憩所など石の階段や小さな間歩など。
少し広い道が福祉車両駐車場、更に歩くと自転車駐車場、自転車もここまで。
自転車を借りた方も途中の坂道は降りて押していた。
舗装道路の左には遊歩道が見える。左のやぐらは江戸時代の銀の精錬所跡。
龍源寺間歩の手前にも沢山の間歩がある、先に龍源寺間歩が見えてくる。
やっと目的の『龍源寺間歩』に到着、1人400円。
『銀山では坑道のことを間歩と呼ぶ、江戸中期の代官所の直営のお間歩。
きれいに整備されていて間歩内には当時の生々しいノミの跡が観られる。
江戸時代の最盛期には約20万人もの労働者がいたが、平均寿命は約30歳と推測。
高温多湿の過酷な労働環境と採掘時の有害物質等による。
間歩は頭を下げながらせまい道をかなり歩く、ここは薄暗く1人では恐くて入れない
間歩の途中、沢山の横穴が掘られている、小さな間歩もありどうやって掘り進んだんだろう
間歩は入り口から水平に630m、現在は約157m入ることが出来る。
終点から116mの坂道の連絡路で裏の谷に出る。
出口に近い数メートルに当時の様子が描かれた資料が展示されている。
坑道の途中では休めるように椅子も付けられている。木枠の間歩は裏口。
間歩を出るとそそり立つ杉林、お墓の跡や集落の跡等が点在。
清水寺(せえすいじ)を通り過ぎ精錬所跡に向かう。
世界遺産に登録されたのは環境面での価値が高く評価の決め手となった。
途中の公園でトイレ休憩。
『清水谷精錬所跡』、この精錬所は明治28年から1年半で創業を休止
銀の純度が悪かった為らしい、上から砕石、選鉱、精錬の仕組みになっている。
駐車場に帰り着いたのは2時間後の6時。
写真撮りながらゆっくり歩いたので2時間、代官所跡や羅漢寺等の町並みは観なかった。
全部回ると2100円ほどの入場料がかかるが石見銀山散策チケット購入すると1500円。
2日間有効・・・町並みなどもじっくり観たければあ後1時間は必要。
遠いが龍源寺間歩を観なければ来た甲斐がない・・・
石見銀山は地味なので歩きながらじっくり観ないと良さがわからない。
景観を守る為に車の乗り入れは出来ないので、当然歩きになるが。
帰り道、旅行で初めてのきれいな夕日に出会う。
2日半の旅行は夜の11時半に我が家に到着。
土産代を除き35000円也。