南信州 蕎麦紀行

急に発生し、アッと言う間に過ぎ去った台風18号。９月第１週も釣行できずだったので、心の乾きがピークに。天気は回復方向だし、水量も落ち着くだろうとの読みで、埼玉のＹさんと今シーズン最後の南信州へ。
先ずは、普段から水量の少ない渓を目指し、夜明けとともに開田高原へ。秋の青空が出迎えてくれます。

しかし、手前勝手なＦＦオヤジの読みは外れ、予想以上の水嵩。流れの緩いポイントを流しても、浮上はしてくるもののフライを咥えきれず、もっと緩い箇所にフライを漂わすと、チビッ子君しか相手にしてくれません。
午後からに期待し早々に脱渓。休日には２時間待ちになる蕎麦屋も平日なら大丈夫だろうと、開田高原で一二を争う銘店「高原食堂」へ。

気分一新したところで、流れの緩そうなフィールドをチェックするも、どの渓も厳しい状態。Ｙさんと相談し、開田高原は水量が落ち着くのを待つことにし、翌日に備えて、峠を越えて梓川水系への移動を決定。
途中の奈川温泉で汗を流して、旅館から出てくると、夕立が上がった空にＷレインボー！
「明日は良い事が待ってるぞ！」と、都合の良いように解釈し、道の駅にて２台の車を並べて、仲良く(？)Ｐ泊。

翌日、車止の前の流れは厳しい状況。上流で取水されてるから大丈夫なのでは？と、手前勝手な淡い期待を抱き、ダメモトで林道を１時間歩いた結果は・・・上高地の青空だけは歓待してくれていますが、入渓できず来シーズンにオアズケ！

トボトボと、再び１時間かけて車止へ。途中で栗の実とトチの実を間違え、栗拾いならぬトチの実拾いをしたりの珍道中を繰り広げたりしながら、梓川水系・安曇漁協エリアの他のフィールドはどうだろうと相談するも、二人の持ってる引出しには入渓可能な渓はなく、再び峠を越えて開田高原へ。

移動途中で、木曽川源頭の水木沢が普段は水量の少ない事を思い出し寄ってみるも、禁漁区。リサーチ不足でＹさんに迷惑をかけちゃいました。

開田高原へ戻る途中で、前から寄ってみたかった創業３００年以上の木曽の生蕎麦「車屋」へ。今回の釣行、何やら蕎麦紀行になっちゃいそうな予感が⁉︎

戻った開田高原では、午前中に誰か入ったのか、相変わらずおチビちゃんしか遊んでくれす。あまりの反応の悪さに、翌日に期待する事にし、この日は早々に温泉へ。
悪い事は重なるもので、翌早朝の藪原の道の駅。最低気温が９度と冷えるなぁ～と思っていたら、グラっと軽い揺れが。スマホでチェックすると、木曽でも震度２。
地震が起きると、その前後からピタリと岩魚は出なくなるのを経験済みなので、潔く退散を決意。
９月から発売になる栗蒸し羊羹を買って、木曽路を後に。

さぁ、次はどっちだ⁉︎