さかさまの虹 -憂鬱な日々の記録-

管理人が日々思うことを延々と綴ります

ジュラシックワールド ー炎の王国-

2018-07-15 00:40:06 | 映画


ジュラシックワールド ー炎の王国-


※ネタバレ有りです





まず、満足度の高かった前作からの今作。
はっきり言って期待値は低く、観に行くのもやめようかと思いましたが、ジュラシックシリーズのブランドに惹かれてやはり観てしまいました。

結論から言うと、観て良かったです。

前作よりも倫理学的な部分にも焦点が当てられ、また人間ドラマも結構あります。



ただ、不満な点があるのも事実。

1点目。
恐竜の中にも、今まで以上に「良い」「悪い」のようなものが出てきてしまったような気がします。

いわゆる、正義の味方というやつでしょうか。

ラプトル、ティーレックスが出てくると安心感があるって・・・1作目と真逆ですね(笑)


2点目。
後半が、ロストワールドのオマージュなのか、屋敷でのシーンが長すぎるかなと。。

自然の中での恐竜の脅威と比べると、どこか人工的なパニックホラーという要素が強まってしまっているような。

まぁ、映画なんでそこはね・・・(笑)

3点目。
人災半端ねぇ・・・。
主人公たちのせいで、何人死ぬことになるのかと。。

4点目。
邦題。はっきり言ってセンスがないと思います。

炎の王国という邦題は予告だけ見れば確かにそうです。

しかし、原題は
fallen kingdom

これの意味するところは、すごく深いんだと思います。

恐竜の島の崩壊という意味もあれば、人間が頂点である生物のヒエラルキーの崩壊。

そういう意味もあると思います。


それが炎の王国って・・・ゼロ・グラビティ並みの酷さを感じました。



・・・ここまで批判ばかりしていますが、やはりパニック映画としての完成度はやはり高く、僕はこのシリーズが好きなんだな、と再認識させられました。

また同時に、1作目の完成度の高さも感じました。本当にバランスが良いんですよねー。
初代ジュラシックパークの凄さを、続編が出るたびに感じさせられますよね。


最後に。。

マルコム博士の
ようこそ、ジュラシックワールドへ!
というセリフがこの作品の全てだと思います。

パークから、ワールドへ。

このシーンは鳥肌が立ちました。



正直なところ、ジュラシックシリーズはここで終わってほしいです。

次は多分、純粋なパニックホラーになってしまうと思うので。


★9つ。

コメント
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