結局一番おそろしいのは人間の性(さが)なのかな。
約70年前の映画。
世界の黒澤たらしめた作品と言われています。
さて、内容ですが、芥川龍之介の原作のものとは基本的には異なると考えて良いと思います。
舞台も平安時代の辺りから戦国時代?に変わっており、老婆も出てきません。
羅生門下で雨宿りしている主要人物の回想がメインとなっています。
ある事実に対して複数のアプローチを行うという手法が斬新だったようです。
人は生きるためには自分勝手になる。
とはいえ、そうとも限らないこともある。
そんな終わり方だったのではないでしょうか。
★4つ。