さかさまの虹 -憂鬱な日々の記録-

管理人が日々思うことを延々と綴ります

ルックバック

2021-07-21 23:43:11 | 漫画・音楽など
今話題の藤本タツキ氏の読み切り。

例に漏れず、早速読みました。


※以下ネタバレ有りの感想。











映画好きというだけあって、確かに読了後、良作映画を観たような気分になりました。

1から10まで全てを説明するのではないのですが、登場人物の表情や細かい描写が情報をもたらしてくれます。

また、ある程度読者に解釈を委ねる場面があるのも良いですね。

私が一番グッと来たのは、最後の「背中を見て」というタイトルの4コマの後、藤野「歩」というラストに繋がるところでした。

色々な考察がなされていますが、個人的には最後の4コマは京本が美大進学後に描いたものだと思うことにしています。

それが最後に藤野に届いた・・・それが自分の中では一番しっくり来ました。

最後には辛いことを乗り越えて進んでいかなくてはいけない。

熱いメッセージだと思いました。


久々に読み終わった後に、良い感じの虚無感に襲われました。

チェンソーマン第2部を楽しみにしています。
コメント
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