今話題の藤本タツキ氏の読み切り。
例に漏れず、早速読みました。
※以下ネタバレ有りの感想。
映画好きというだけあって、確かに読了後、良作映画を観たような気分になりました。
1から10まで全てを説明するのではないのですが、登場人物の表情や細かい描写が情報をもたらしてくれます。
また、ある程度読者に解釈を委ねる場面があるのも良いですね。
私が一番グッと来たのは、最後の「背中を見て」というタイトルの4コマの後、藤野「歩」というラストに繋がるところでした。
色々な考察がなされていますが、個人的には最後の4コマは京本が美大進学後に描いたものだと思うことにしています。
それが最後に藤野に届いた・・・それが自分の中では一番しっくり来ました。
最後には辛いことを乗り越えて進んでいかなくてはいけない。
熱いメッセージだと思いました。
久々に読み終わった後に、良い感じの虚無感に襲われました。
チェンソーマン第2部を楽しみにしています。