別に私は、アンチ自民、アンチ政府というわけではない。
私は安倍政権が実施した、十年間の納入実態があれば、無年金老人にはしないという年金改革は評価している。
つまり、何らかの妨げによって年金支払いを免除にしても、三十年間加入していれば十年加入していることになり、障害者年金は下りないにしても、雀の涙ながらの年金はもらえると言うことなのだ。
もっともケツをまくって年金を支払わない確信犯は別であるが。
もちろん解釈改憲による、集団自衛権問題にしたって同様だ。
ただ、あれは筋が悪かった。
他の法原則を用いて、無理のない形で実現すればよかったのだ。
実際問題、旧西ドイツ東ドイツはそんな形でクリアーしている。
やはり民主主義のメッカである西欧諸国は違うと私はシャッポを脱ぐ。
とにかく時代劇の大岡越前や東山の金さんじゃないのだから、官職に就いているものが法原則に反したり、いい加減な手続きで脱法行為や法律違反をしてもらっては困る。
これは特例だとうそぶくのであれば、病前の社会不適応などで年金未納になりがちなメンタル疾患になって働けない人たちにも、特例法を作って年金を支給すべきである。
まがいなりにも自主財源があれば、お金に困っている障害者の人々が、デイケアやナイトケアという形で、社会参加したくなるであろう。
いくら自立支援でお金が安くなるとはいえ、昼飯ぐらいは自分の好きなものを自分のお金で食べたいであろう。
そういう税金の使い方なら、私は大歓迎である。
というわけで、私は別にアンチ自民、アンチ政府というわけではないのだ。
どこの世界に自分の選んだ代表、その下に作られた政府に対して悪感情を持つ人がいようか?
悪漢ですら、最後の善感情の砦は愛国心だというのであるから。