政治と統治は違う。
それがわかっていれば「政権交代」だなんていう戯言に甘い夢を見る人たちはいなくなる。
政治と統治の違い。
一番簡単に言えば、イデオロギーと国益の違いだ。
そう考えれば、いくら帝政から社会主義、そして括弧付きの民主主義国になったところで、ロシアが民衆圧迫政策や異民族圧迫政策をとり、南下政策をとるには火を見るより明らかだ。
それがわかっているからこそ、日本政府は、いかにシャッポがくるくる替わろうとも、ロシアを警戒するのには変わりない。
それに日本内務省が四分五裂しただなんて言っているが、内務省の機能は、きちんと残っているではないか!
分散執務の弊害は出ているだろうが、上級幹部はしっかりと連携している。
故に自民一強時代は、自治大臣と国家公安委員長は併任であった。
つまり、内務省の雄である、地方局と警保局はしっかりと同じ大臣が管理しますよと言うことだ。
それに総務省キャリアは、割愛と言って、各自治体に幹部として派遣されている。
シャッポは選挙で選ばせて、実権と実務は総務省幹部が握っているのだ。
さて、話は変わるが、
精神分析に例えれば、法は超自我であり政府は自我、そしてエスは民衆である。
エスが野放しになった人間。
つまりやりたい放題をやらかす人間は、常に塀の中や鉄格子のついた施設の中に監禁される。
最近は鉄格子ではなく、薬で動けなくさせているようだが。
話を戻そう。
これが政治と統治の違いであり、封建時代から明治政府を経て、「民主日本」に変わろうが、日本の統治システムは変わりない。
これが政治ではなく、統治なのだ。
以上、館でブログを書いているいけもと。