移民は碁石だ。
その国に移民街を作って地を作る。
そして要所要所に移民街を作って連携させ、大きな地へと発展させていく。
もちろん革命やクーデターを起こして、その国を乗っ取るような馬鹿まねはしない。
なぜならやったら最後、その国で残党が粛清されるし、他の国もその国の移民を拒否するようになるからだ。
移民の目的は口減らしと、対象国を自分の子分にすることだ。
特に帰化すれば地方政治や国政に参加できる国では、この作戦ほどうまいやり方はあるまい。
給与水準の高い国に移民して地下銀行を使い本国にお金を送金して外貨を準備させ、さらに本国の指示を受けてロビー活動を行って本国の望む施策をとらせ、ある程度顔が売れてきたら帰化して地方議員や国会議員になる。
そうなれば万々歳だ。
そして対象国に半目勝ちを決めさせ、自分はずるくしょっぱく生きていこうとするのが、碁の発想だ。
そう。碁は将棋と違って、相手の王様を詰ませるだなんていう野暮なことはしない。
半目勝ちで相手を勝たせて、半目負けの地で自国の要求を通し、富を貪れればいいからだ。
それがどこの国かは、言わずもがなで明らかであろう。
以上、管内市ヶ谷でIKMT。