![ボーナスがないってどうなのか?](http://d1v9c5y32oxrkp.cloudfront.net/oshietegoo/images/watchmain/9/542209339_55821f43b5e54/ORG.jpg)
■この夏、ボーナスは出る?出ない?
まず「出る」という意見に目を通してみると、「でないと困る。何もかも値上がりしているのに収入は増えない。このままでは困る!」(momokumi618さん)、「ボーナスは毎回出ています。お金のために働いているので、出ないと悲しいです」(山下のまーくんさん)、「余程、急に業績が悪くならない限り」(tomcateagleさん)という意見が集まった。
一方で「出ない」という意見を覗いてみると、「夏に限らず、冬のボーナスもここ何年も縁遠しです。ベースアップもない、ふところのお寒ーい就労者の一人です」(futsenさん)、「景気回復とやらは、こんな零細企業までは恩恵が回ってこないようです。次の不景気の影響が来る方が先かも」(DG-581さん)という意見が寄せられていた。
■ボーナスが貰えないデメリットとは?
仕事のやる気も引き出すボーナス。だが、おしトピに寄せられた意見にもあるように、ボーナスを貰えない人も少なくない。
専門家から見てボーナスが出る会社、出ない会社のメリット、デメリットはどんなものがあるだろうか……? ファッションビジネス等における人事コンサルタント業務を行う竹間克比佐さんにご意見を伺った。
まずはボーナスがないことのメリットについて。
「昔は税遇面で年間を均等に割った方が良いとか、企業側も賞与の手間を省いた方が良いという単純な理由でボーナス無しで対応していたところはありましたが、今は誰にもメリットがなくなりました」(竹間克比佐さん)
昔は会社側にボーナスを出さないことのメリットがこんなにあったのかと驚きであるが、ボーナスを出さないことのメリットはもはやなく、逆に以下のようなデメリットがあるという。
1)自分の目標が立てられない
2)大きな買い物(マンション・車・海外旅行)の楽しみがない
3)社員の働き甲斐や夢がない
銀行の利率が良かった頃は、ボーナスを当てて貯金をしていたという声も多い。まとまったお金が入る目途があれば、将来設計も立てやすいと言えるだろう。
「ちなみに外資の場合はあまりボーナスの概念はありません。ただし、年間の金額をどのように按分するかの問題で、ボーナス月に少し多めに配分して給与を貰うという傾向はあります。決算月に企業の業績が良ければ、あるいは個人のパフォーマンスが良ければ決算ボーナス支給ということはありますが」(竹間克比佐さん)
■ボーナスがもらえるメリットとは?
ボーナスが出る会社では、会社にとっても社員にとってもデメリットはあまりなかった。ではメリットとして考えられることは何か? 竹間さんによると以下になる。
1)会社に対して貢献してきた社員のやり甲斐・働き甲斐に拍車がかかる
2)自分に対するご褒美として記念に残る何かに投資できる
3)会社が順調に伸びている証
4)自分の半期の目標(売り上げ・顧客獲得・効率性の確保等)の成果結果が得られる
5)個人の業績に応じた物が懐に入るとなるとモチベーションが上がる
ボーナスは目に見える一つの成果となり、社員にとってのやる気の源になっていることは間違いないようだ。
上記を踏まえ、ボーナスが出ない会社に勤める方は、ボーナスが出ない分、人よりもお金に対する意識を高めることが大切だろう。デメリットをどう自分なりに埋められるのか、それは個々の自意識とお金の使い方にかかってくるのかもしれない。
柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)
自分の勤める会社の夏のボーナスは7月なんですよ。
ほかの会社並みに、6月支給を上層部に言ってみたこともありましたが、出るだけでもありがたいんですねぇ。 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_setsunai.gif)
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