COCORO便り

大阪市西区新町、四ツ橋・心斎橋近く こころ はり灸治療院。
スタッフでつづる「こころ」に残った出来事日記

ミャンマーへ①(アミ)

2009年09月01日 | 生活
8月の半ば12日間、ミャンマーへ行ってきました

いったいなにしにか…と言いますと

ミャンマーの視覚障害者に、
マッサージを教えてほしいという話に
声を掛けられまして、友人と2人で行ってきました

今回は、ミャンマーの旧都ヤンゴンにある
盲学校とマッサージ屋さんで教えてきました

私と友人、現地の日本語ペラペラの頼りになる通訳さん2人の
4人で教えて来ました。
(ミャンマーの言葉はミャンマー語です。
 例:「ミンガラーバ」こんにちは)

盲学校は
17人の生徒に2日間の予定でした。

3~4人のグループ分けをして、
基本的な押し方やストレッチ、主要な筋肉に
ついて教えてきました。

みんな「独立したい」「体の構造が知りたい」
「病気を治したい」と意志をしっかり持っている分、
吸収が早いですし、指示する前にすぐ実践してくれました。

みんな全盲なのですが、お互い手を取りあい確認しあったり、
私の手の動きもしっかり触って覚えようとしてくれました。
受け手の生徒も指圧する場所が違ってたりしたら、
すぐに違いを相手に伝えるのです

ほんとみんな積極的で、もっと時間があれば
確実にみんなのレベルは上がるし、
もっと彼らに正確な技術・知識を教われ、
勉強できる場が
あればいいのにと思いました。

改めて、
私は勉強する材料が当たり前にある環境で過ごしてきた事、
初心の気持ちが薄れていたことに気づきました。
今までの私の学ぶ姿勢についても考えさせられました。

言葉の壁がありましたが、彼らの空気はモチベーションが高く
とても居心地のいい空気で、一緒にいるだけで気持ちが高まり
楽しくて仕方がありませんでした

たった2日間でしたが、
「この2日間のことを大切にしていきたい」
「また教えに来てほしい」という声を頂き嬉しかったです

マッサージ屋さんでの話は、次回にします(*^_^*)

目が見えないって、正直怖くないですか?
今回、彼らを見てなにも私たちと変わらない気がしました。
ふつうに点字ブロックの無い道をステックも何も持たず
ふつうに歩き、ふつうに人と道を交わし
ふつうにつり手を使わずに階段を使い、
イスに座ったり、ごはんを食べたり
会話をし、ふざけて叩きあったり
相手との顔の距離感も目がみえてるみたいに瞬時瞬時でとりあい
ほんとふつうに生活していました。
心のどこかでかわいそうだなと思っていた自分が恥ずかしくなりました
視覚障害者のイメージが変わりました
コメント
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