op's weblog

文字通りのログ。経験したことや考えたことの断片のアーカイブ。

ナダル棄権

2010年01月26日 21時01分49秒 | Weblog
いいかげん開催時期変えるべきでしょ。

今の全豪は酷暑なだけでなく、非常に遅い(ということはグリップが強い)ハードコートで行われる。一昨日書いたが、グリップの良すぎるハードコートというのは、体に与える衝撃が大きくなりやすいし、ラリーが続きやすいので、負担が大きいのだ。もちろん暑くなるほど摩擦力はさらに増す。ナダルが持病の膝の痛みでリタイヤしたのも不思議ではない。
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いや、別に普通でしょ

2010年01月26日 15時22分20秒 | Weblog
国会審議、政治とカネより予算を:日経ビジネスオンライン
日経ビジネスは、国会が始まった1月18日の午後0時半から5時までウェブサイト「日経ビジネスオンライン」を通じ緊急アンケートをした。有効回答は886。男性が8割を超え、40代が4分の1を占めるなど実際の有権者とは異なるとはいえ、意外な結果が出た。

 まず、小沢氏が幹事長を「辞任すべき」「どちらかと言えば辞任すべき」の合計は48.7%。半数近くもの回答者が辞任を促す。ただし、複数の全国紙が 16~17日に実施した世論調査で7割近くが辞任すべきと答えたのに比べると、隔たりがある。検察というもう一方の「巨大権力」に対しても懐疑的な見方があるのだろう。



では今国会の中心テーマは「政治とカネ」か、それとも景気回復のための予算案に関連した論戦か。アンケートでは、「政治とカネ」「どちらかと言えば政治とカネ」と答えた人は22.2%、「予算関連の論戦」「どちらかと言えば予算関連の論戦」が64.4%を占めた。

連中がまだ従来のルールでゲームが続けられると思い込んで必死につまんないことやっているのが、ネットのソーシャルメディアの発達によって金魚鉢のように丸見えなのも大きいのだが、ここまでくると、新聞とテレビに頼ってネットなど触らない層にも矛盾を隠し切れず、完全に見透かされている。

そもそも小泉後の自民党政権(野党だった民主党もだが)が、国民のことなど全く眼中にない様子で政局ゲームを繰り返したため、見切りをつけられて政権交代に至ったわけで。今検察や、マスメディア、自民党そして民主党内の思惑がある勢力がやっていることも同じなのだから。


話は変わるが、行政府(特にトップ)の千鳥足については、最終的には議会からの独立性が高く、スペシャリストの採用がしやすい大統領制にすべきだと個人的には思うのだけれど、寡聞にしてそんな意見は他で聞いたことがない。まあ、日本で大統領府のメンバーになろうなんて度胸がある奴もいないだろうってことか。
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戦略の先祖がえり?

2010年01月25日 08時08分36秒 | Weblog
男性でも昔のボクシングやキックボクシングは派手な試合が多かったようだが、ディフェンス技術が発達した現代では、女子の方が映画のロッキーのような打ち合いをしている。

これはテニスでも同様で、以前ジャパン・オープンの観戦記などで書いたとおり、ただストロークを打ち合うだけだったら女子のスピードも男子のそれと遜色ないほどになっている。

一方、今年の全豪では、相手にいいボールを打たせない&極端なチェンジオブペース&カウンター狙い戦略が男子では更にエスカレートしているようで、昨夜のロディック対ゴンザレスという、現代屈指のパワーヒッター同士の対戦でも、バックハンドのスライスを含め、意図的に遅いボールをかなり混ぜた駆け引きが多く見られた。

やはりアガシとフェデラーが先鞭をつけた徹底的なフィジカル強化とコンディショニングの効果、特にディフェンス能力の向上がより多くのトッププロに見られ始め、スピードボールの使い方を考え直さざるをえない状況になったためだろう。まるでベテランの試合のようだが、特に全豪は天候やコート・サーフェースのせいで体への負担がただでさえ大きい。頭を使って勝ちきる、勝ち抜くことが必須なのだ。

こんな中、スカパー経由でWOWOWを見ている僕は、フェデラーの試合をまだ1回しか観ていないのだが、彼とダビデンコ(おお、フルセットでベルタスコに勝っちまった!)がどんなプレーを見せてくれるかを特に注目している。女子ではやはり女フェデラーのエナンとキリレンコかな。大物食いのジェン・ジーも観てみたい。

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摩擦に負ける

2010年01月24日 22時33分30秒 | Weblog
先日シリコンコーティングの効果で書いた潤滑効果、6時間使ってまだいけるかなと思って、ゲームで使ってみたら、さすがにダメだった。打つたび縦糸がズレて戻らない。当然回転はかからなくなり、コントロール性能もがた落ち。ストロークは気張って打っても甘いボールを余裕で拾われ、サーブは全くコースをつけない。まあ、塗りなおしのタイミングがわかったからいいかな。

ちなみに、久しぶりにグリップの良いハードコートでプレーしたら、オムニのように滑らないので止まり始めるタイミングがズレて良いヒットポイントに入れない。さらに膝にかかる衝撃もはっきり大きくなるので(コートに合ったフットワークができていれば緩和はできる)、動けなくなってしまった。というつまり散々な出来でした。

テレビではロディックとゴンザレスがフルセット。ゴンザレスにも疲れが見えるが、今年も相変わらずリタイアが多い大会になっている。今日はサフィナまで棄権して、「小さなマリア」・キリレンコが生き残った。エナンはそろそろ厳しそう。

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ブラインド・サイド

2010年01月23日 16時12分59秒 | Weblog
一言で言うと、同じマイケル・ルイスが書いた「マネー・ボール」とマルコム・グラッドウェルの「天才! 成功する人々の法則」を合わせて2で割ったケーススタディをホームドラマに仕立てたような本だった。いや、これはけなしているわけではなく、まさにこういう内容だったということを言ったまでで、ちなみにノンフィクションです。

前掲の3冊の原題を見てみると、もっとわかりやすいかもしれない。

「The Blind Side: Evolution of a Game」
「Moneyball: The Art of Winning an Unfair Game」
「Outliers: The Story of Success」

どの本も無知や偏見、既得権益側の打算、社会システムの不備によって、いかに個人やその可能性が潰されているかを統計的、また実証的に示している。

さて、「ブラインド・サイド」はアメリカン・フットボールを題材にしているが、アメフトに詳しくなくとも、「だいたいこんなルール」ぐらいの人でも十分楽しめる。率直に言って、主人公のマイケル・オアーは“正真正銘のシンデレラ・マン”なので、感動の物語という感じではないし、「マネー・ボール」ほどスポーツの新しい見方を提供してくれるわけでもない。筆致も結構ドライで軽い感じで、これは著者のスタイルというだけではなく、ストーリーとその渦中にいる主人公のキャラクターが反映されたものだ。もっとも、マルコム・グラッドウェルが書いたら多分もっと“熱い”本になると思う。

で、この本で一番印象に残ったのは、「この世にこんな化け物がいたのか」ということ。主人公に限らず、NFLでガッツンガッツンぶつかっている連中は、サイズとスピード両方桁外れである。

ああ、やっぱりそれしか思い浮かばないな。つまり上記の3冊どれもまだ読んだことがない方は、「ブラインド・サイド」をまず読んで、それからスポーツの見方について興味が強かった方は「マネー・ボール」を先に、人間社会が抱える/抱え続けてきた問題について深く知りたい方はまず「天才! 成功する人々の法則」を読むといいでしょう。
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