横浜の設計事務所、株式会社コア建築設計工房の井下です。
かなり前になりますが、続きを書きますといいながら書いていなかったので
京都に旅行に行った時のことを今更ですが書かせていただきます。
『桂離宮』
参観には事前申し込みが必要です。
オンラインでの申し込みはすぐに埋まってしまうので、はがきによる申し込みをお勧めします。
30名程度のグループごとに、宮内庁のガイドの方が京都弁で説明をしていただきながら庭園を散策できます。
団体行動になるので、写真を撮るのはとても難しいです。
古書院の月を眺めるための月見台に入りたかったのですが、そちらは参観ルートではありませんでした。
庭園内には池を取り囲むように茶室がいくつもあり(松琴亭、賞花亭、笑意軒、月波楼)、
その場所からの様々な庭の表情を楽しむことができます。
↑松琴亭から古書院をみる
↑松琴亭から月波楼をみる
↑笑意軒、向こうの景色を絵のように切り取っています
↑石畳も真・行・草の様々な形式がありました。写真は、ちょっとくずした行のタイプ。
↑衝立の松、庭のすべてを敢えて見せないように植えられている。その先を想像させる演出。
一度では全てを見きれないほど、たくさんの要素が盛り込まれています。
日本人に生まれて良かったと感じさせてくれる空間です。