横浜の設計事務所、株式会社コア建築設計工房の井下です。
金沢旅行の続きです。
伝統建築をまとめました。
21世紀美術館と同じ敷地内にある移築された茶室「松涛庵」
もともとは、江戸末期に加賀藩主の隠居所として根岸に建築され、
明治には、鎌倉へ移築され、
昭和になって金沢へ再移築されたそうです。
深く低く薄い軒先のプロポーションはとても洗練されています。
雁行したレイアウトは広がりを感じます。
わずかに波打った当時のガラスは現在では手に入りません。
「金沢城」
タクシーの運転手さんの話では大半は落雷により焼失してしまったそうです。
波型の軒先、なまこ壁は、全ての建物に統一されたデザインでした。
観光名所のひとつ「ひがし茶屋街」
タイムスリップしたかのように当時の状態で保存されています。
食事をした「十月亭」
杉玉
金つばで有名な「中田屋」
角地をうまく生かして建てられています。
3階建てなのに圧迫感無くなじんでいます。
その他にも数多くの古い建築が、普通の街並みに残されていて、
伝統的な建築と、個性的な新しい建築がミックスしたとても魅力的な町でした。