おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。
昨日、一昨日に引き続き本日(12/5)も尾道研修旅行について記載します。
今年(2019年)で5回目となった研修旅行ですが、できる限り保育園へ伺うようにしています。
過去には下記保育園を見学させていただきました。
浮気保育園(2018滋賀、設計藤本壮介氏)
あきたチャイルド園、港北チャイルド園(2017秋田、設計サムコンセプトデザイン)
太陽丘こども園(2015金沢、設計隈研吾氏)
園長と尾道市役所さんのご厚意により、向東認定こども園を見学させていただきました。
設計 伊東豊雄+コンテンポラリーズ設計共同体
2019年2月竣工
地上2階建て、延べ面積2075㎡
園児数212名
元々この地域にあった、保育園と幼稚園を統合させて、認定こども園を新設したそうです。
3~5歳児は、幼稚園型(2時ごろ帰宅)の園児、保育園型(5時以降帰宅)の園児と同じクラスで保育しています。
周囲の山並みに馴染むようにいくつもの屋根を連ねていて、自然石で緩やかに湾曲させています。
高窓から光を取り込み風が抜けて、豊かな自然を室内でも感じられる園舎です。
▲向東認定こども園の園庭から園舎を見る。各屋根の中央に高窓があります。
▲2階の保育室は勾配屋根なりに天井が高くなっており、高窓から光が降り注いでいます。
▲壁の高いところには一部鏡が張られていて、景色が写り込みより一層広がりを感じさせます。
▲体育館のような遊戯室も、自然光に包まれています。先生方は発表会の準備で大忙しのご様子でした。
▲ゆったりとした玄関ホール。
▲来客者、各保育室、園庭を見渡せる位置に職員室が配置されています。
▲明るく広々とした絵本コーナー。既存園からたくさんの絵本が引き継がれています。
▲子育て支援室には保健師さんが常駐していて、未就園児の親御さんが予約なしで利用できるスペースになっています。
見学にあたっては、園長先生、尾道市役所の職員さんより一部始終ご丁寧にご案内してくださいました。
ここに、改めて心よりお礼申し上げます。
向東こども園に通われているこどもたちが元気にすくすくと育ち、地域の方々に愛される園になることを願います。
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