おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。
本日も先日研修旅行で訪れた、神勝寺境内にある、洸庭と松庵をご紹介させていただきます。
総門から境内へ入ると左手に三角形の帽子をかぶったような建物「松堂」(寺務所+展示スペース)が見えて来ます。
設計は藤森照信氏。屋根は手曲げ銅板で葺き、外壁は土壁塗、内壁は漆喰塗りになっています。
▲屋根のてっぺんにはアカマツが植えられています。
▲外廊下部分、土壁塗り
▲内部は構造材表しの漆喰塗り
▲展示スペースには松堂の模型が展示されています
▲こちらは洸庭の模型
▲ベントキャップにも土壁が塗られています
洸庭は、彫刻家の名和晃平(なわこうへい)氏が率いるクリエイティブ・プラットフォーム「SANDWICH」が企画、設計。
地面には錆石が敷き詰められていて、その上に舟型の巨大パビリオンが建っています。「この寺が造船にゆかりのあることから、舟をイメージして作られたそうです」
外部の仕上はサワラ材の板張り。柿(こけら)葺き、内部は多意匠装飾仕上塗やリシンの掻き落し等になっています。
▲この橋を渡って洸庭に向かいます。
▲ちょうど紅葉の時期でした
▲サワラの杮葺き、想像を絶する作業がうかがえます
▲柱は鉄骨の柱にリシン掻き落し仕上げ
洸庭については現実離れした世界観を感じました。内部のアート体験については、訪れて体験してみてください。
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