こんにちは。
横浜の設計事務所、株式会社コア建築設計工房の須田です。
桜の蕾も、ようやくほころび始めました。
ここ最近、3歳の息子の日課となっている桜の開花チェック。
毎朝、近所の桜を見ては、「まだ咲かないね」と嘆いています。
満開になった時の反応が楽しみです。
先日、下田みんなの保育園が竣工しました。
園長先生より北欧調にしたいとのご要望を頂き、
何度も打合せを重ね、園長先生、現場監督さんと一緒に作り上げた保育園です。
園長先生の想いが溢れる保育園が完成しました。
◆外観
建物は木造2階建で、1階が保育園部分となります。(2階はオーナー様住居)
園児さんが楽しく登園できるようにと、コンクリート擁壁の上部を波状にし、ガラスブロックを埋め込みました。
◆玄関
いつも温かい雰囲気で園児を迎えられるよう「家」をイメージしました。
◆1歳児室
◆2歳児室
保育室の壁の仕上げを卵殻を使った塗り壁材(ビーナスコート)にしました。
(臭いや有害物を吸着分解、室内の余分な湿気の吸湿を期待できるようです)
腰壁を北欧カラーの氷河色にしました。
◆3・4・5歳児室(西側から撮影)
南面、東面から日が差し込み、明るく開放的な空間です。
◆3・4・5歳児室(東側から撮影)
ホールとして使えるよう、手洗い流しを壁に埋め込み、上部を収納スペースにして凸部をなくしました。
◆DEN
上部収納スペースの下には、こもれる空間DENをつくりました。
◆幼児トイレ1
トイレブースをアールにすることで、扉をつけなくても閉鎖的な空間となりました。
◆厨房
食に対して興味を持ってもらえるよう、保育室と厨房との壁に窓を設け、
実際に調理師が作っている所を見えるようにしました。
◆事務室
チョークで書ける壁紙を使っています。
医務コーナーの壁にはガラスブロックを埋め込みました。
◆絵本棚
廊下に設置した絵本棚のベンチを引き出せば、小さな絵本コーナーに。
◆建具
丸や三角の窓は、ついつい覗きたくなります。
◆室名サイン ※デザイン・制作は、有限会社アトリエ・ムーブによる
現場監督さんには色々無理を言ってしまい、幾度も困らせてしまいましたが、素敵な保育園が完成しました。
本当にありがとうございます。
園児さん、園児さんのご家族をはじめ、地域の方々から愛される保育園になったら良いなと思います。
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