たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

岐阜・伊波乃西神社・ご祭神の陵墓

2019年08月11日 | その他

以下は社殿前の由緒碑です。

”式内銀幣社伊波乃西神社 由緒

祭神 日子坐命 (ひこいますのみこと)

この社は延喜式神名帳に「美濃国各務郡七社内伊波乃西神社」とあり、2千有余年間我々の祖先が崇敬しつづけてきた格式高い由緒ある神社である。
 祭神 日子坐命は人皇第9代開化天皇の第4皇子で、四道将軍丹波道主命(たんばのみちぬしのみこと)の父君にあたる。御子八瓜命(
やつりのみこと)美濃国前国造みののさきのくにのみやつこに命ぜられるにあたり同道してこの地に来られ、地域の安定と人々の生活向上に心血を注がれ、民の信望を一身に集められた、ぜらるにあたり、住民はこの地方開拓の祖神として北山中腹に手厚く葬り崇め奉った。古来この墓所には社殿があり、ここを伊波乃西神社と称していたが明治8年宮内省よりご陵墓と認定されたため現在地に遷宮し奉ったものである。

   昭和60年 銀幣社に昇格された。

                    平成3年4月 氏子総代"

主神 日子坐命 (ひこいますのみこと)祭神 八瓜命(やつりのみこと) 岐阜市の(こがね)神社、伊奈波神社より古い。

岐阜市東部、清水山の麓に鎮座している。

神社は何度もお参りしているが、ご祭神の日子坐命(ひこいますのみこと)のお墓をお参りしたことがないので、この暑い日登ってみた。体力的にもうこれが最初で最後でしょう。

登り口は新社殿と並行して左に作ってあり、境界標も左参道は宮内省である。

正面にアラカシの保存樹がある。

昼なお暗い参道を登る。

新社殿を右に見て登る。

ここで山道へ曲がる。

参道の200メートルほどは大変な急坂です。

お墓は柵で囲ってあり、ここは昔古墳でもあったとか。

最後の10段ほどは四つん這いになって這って昇り降りしました。お墓は古墳の一部が露出した岩だともいわれます。

墓前に滋賀県伊香保郡木之本町からの参拝記念碑(樹)もありました。これは同地の佐波加刀(さわかと)神社が、祭神が同じという縁があるためだとか。

安政年号の献灯もある。

現社殿は新しく立派です。

 

平成17年3月起工・平成18年3月竣工 国土交通省に所有地を4億5千900万円で売却とあるのは、国道156号線バイパス新設計画で、この社の横をトンネルができるからでしょうか。補償金でこんな立派な社殿ができたのでしょうか。

庚申塚

国道バイパスは車が写っているところまでしか出来ていない。

神社前のスポーツ広場では少年野球をやっていた。やがてこの子等が遺跡や神社を守るでしょう。