朝起きて、窓から外の景色をみると辺り一面の雪景色が広がっていました。
わ~感動

2008年大晦日は、雪さえ降っていなかったのに、年を越して2009年の朝は
雪化粧された街が広がっていた。
こんなお正月もいいかも。
お正月に、初日の出を見るのももちろんいいと思うけど、さんさんと降り続く雪を眺めながめるのもいい。
真っ白く雪化粧された街を眺めながら、いろんなことを考えてみる。
雪をみていると、ある日本昔話を思い出すんです。
ある村に、お殿様の行列が通られるということになりました。
そのお殿様はとてもきれい好き。村がきれいじゃないと怒っちゃうそうなんです。
村人達は、村中をきれいに掃除し始めるんです。
でも、風が吹いたりで折角きれいに掃除をした道にも、落ち葉が舞ったりで
いっこうにきれいになりません。
それでも村人達はあきらめずに掃除をしようとするんです。
でも、風が吹いて同じことの繰り返しです。
そしてとうとう、明日、お殿様の行列が通るという日がやってきました。
村人達は、自分達はやることはやってきた・・・と、舞い散る落ち葉を見ながら
あきらめ半分で家に帰り眠りにつきます。
次の朝、村人達は目覚めます。
そして、外を見てみました。
そうすると目の前には辺り一面の雪景色が広がっているではありませんか。
村人達を困らせていた落ち葉は雪の下に隠されてしまっているのです。
きれいに雪化粧された村。
その雪化粧の中をお殿様の行列が何事もなく通っていきました。
村人達はホッと胸をなで下ろしました。
そして、お殿様からとても美しい村だったとお礼の言葉をいただき、
その村は、雪景色が美しい村として評判になったそうです。
このお話は、テレビの「日本昔ばなし」で観たお話です。
子供の頃に一度観たお話だから正確ではないところもあるかもしれませんが、だいたいこんなお話です。
このお話、とても印象的だったんですよね。なんでだろ?
雪ってさぁ、不思議だよね。
空からふわふわと綿みたいになって降ってくるんだよ。
水は透明なのに、雪に変身しちゃうと白くなっちゃう。
雲に変身しても白い。
青や緑や茶は自然界の代表する色と思っていたけど、白もそうなんだね。
地球は水の惑星。そうすると地球を支配している色は白かな?
通常は無色透明なんだけど、でも白に変化する。
なになに。『~白は透明~体がすべての波長の可視光線を(ほぼ)100%乱反射するとき、その物体は白いという。
色材の発色の観点から見ると、白は他の色と著しく異なる。
一般の色材は白色光の中の特定波長を吸収し、残りの波長領域が目に入って色として
感じられるに対し、白の色材は特定波長を吸収しないため本来透明である。
色材としての白の発色原理を概念的に説明すると、「透明ガラスを粉々にすることで白い粉に見える」である。
微細な粒子で乱反射させて白く見せているが、乱反射の効率を高めるために屈折率の高い素材が選ばれる。
逆の例を挙げると、すりガラスの上に水を垂らすと透明になる。
透明というのは物質が密になり内部の反射がなくなることである』
。。。白は他の色とはちょっと違う感じなんですね。
色は波長で感じられる。。。「波」なんですね。
「波長」「波動」。。。「波」なんですね。。。そうなんですね。
そういえば、海の水が波になっても白くなる。

でもさぁ、自然界に純粋な白ってなかなかないと思わない?
白っぽく見えるのは沢山あると思うんだけど、純粋な白ってあんまりないと思う。
お花をみても、純粋な白い花ってあんまりないと思う。
グリーンがかってる白とか、ちょっとオフホワイトっぽいとかそんな感じかなぁ。。。
でもそんな中でも、私は「ユーチャリスリリー」というお花は真っ白じゃないかなと思うんです。

よくウエディングブーケに使われるお花なんですけど、純粋な白なんじゃないかなと思います。
あと、胡蝶蘭の白も真っ白じゃないかな。。。そう思うんですが。
白というのは自然界の中で特別な色なんですね。
あの昔ばなしは、天から降ってきた白い雪が村人達を助け、そして、ちょっぴりわがままな殿様を感動させ、
村人達にとてもステキな景色だったとお礼まで言わせたんです。
もしかしたら「白」は平和の色?人の心を穏やかにさせ無垢にさせるのか?
まだその辺はわかりませんがなんとなくそう感じました。
日本にも、雪景色がみごとな街がたくさんあるんです。
そんな街を訪れたくなりました。