夢中人

sura@cosmic_a

古典

2011年01月31日 | Weblog
旧約聖書の解説本を読んでいるワケですが、リンクするものが2つありました。

1つめは、「憲法」です。
前に、日本国憲法に関する本を読んだのですが、その時と同じ感覚がありました。
それは、「人として」「人であるために」という感覚です。
「憲法や法律が、その国とその国民の契約とするならば、聖書に書いてあることは、神と人との契約なんですね。
「人として」「人であるために」とは、いいかえると「自由」になるかな。
その自由を得るためには、なにかしらの契約というか約束事が必要なんですね。
憲法というのは、その国とその国の国民の約束事だと思うのですが、聖書に書かれてある律法は、神と全人類の約束事なんですね。
それこそ普遍的であって、その律法が根底にあって、それぞれの国が出来上がっているということでしょうか。

2つめにリンクしたのは「グリム童話」です。
グリム童話と言っても、ディズニーなどで知っている内容ではなくて、原作に近いグリム童話です。
全部を知っているワケではないのですが、原作のグリム童話は、残酷的なんですよね。
旧約聖書も、意外に残酷的なことが書かれてあるんです。グリム童話的なんです。
聖書だから、綺麗なお話が多いのかなと思いきや、それはぜんぜん違っていて、人間の悪行が書かれてありました。結構ひどい話が書かれてあります。
グリム童話が、本当は残酷的なんだと初めて知ったとき、どうしてグリム兄弟は、そんなものを残したんだろうと疑問に思っていたのですが、
旧約聖書に触れた今、その意味がなんとなくわかります。残酷的なお話って、そこからなにかしら「人として」なりの意識が生まれてくるのかな。

旧約聖書は紀元前に書かれてあるもので、グリム童話は中世のお話ですよね。それらを読んでいると、極端にそこまで今と変わりはないと感じる。
グリム童話なんて、美しい魔女が出てくるお話があるワケですが、それは、今知っているお話では継母ということになっていますが、
原作では実母なんですね。その実母が実のわが子を殺そうと企むワケですよ。
現代においてですよ、テレビを観ていると、そのような話をちょくちょく耳にしますよね。
あとですよ、ちょっと疑問に思ったんですけど、童話では、継母が子供達を追い詰めているワケですけど、中世と現代の出来事があまり変わりないとすれば、
現代において、継父(こんな言葉聞いたことないけど)が子供達を追い詰めている話って少なくないですよね。
中世の話では、奥さんが計画を企てていて、旦那さんは従う感じでしょうか。童話の中の悪は、ほとんどが女性じゃないかな。それってなんかおかしくないかな。
思ったんですけど、中世では「魔女狩り」があったんですよね。それが影響してるのかなって。
もしそうだとしたら、そのお話が出来た時点でねじまげられているのじゃないのかな。

聖書にしてもグリム童話にしても、その当時の記録みたいなものですよね。どちらにしても、最初は、口移しの語り継ぎで残っていたものみたいなんですけど、
文字ができて、目に見える形で残ったんですよね。
そこに書かれてあるのは、意外にも残酷なお話。グリム童話は書き変えられているにしても、残酷なところはありますよね。
ネットを検索していたら「聖書に次ぐベストセラーはグリム童話」と書かれてあったんですよ。これって本当なのかな?
なんか思ったんですけど、人ってどこか残酷なものを求めているのかもしれないなって。そこでなにかしら人としてのバランスを取ってるのかなって。
最近知った残酷な話といえば、映画の「SAW」です。あの映画は人気があるんですよね。それだけ人に求められてる。
もしかしたら、残酷な話を求めるって、人として正常なことなのかもしれませんね。だって、聖書にだってそんなことが書いてある。

現代に存在するグリム童話は、商業目的のものなんでしょうね。それはそれでいいと思うんですけど、原作は知っておいたほうがいいかもですね。
確かに、今って、綺麗な話が多いのかな。子供達は、綺麗なお話しか聞かないのかな。それが正解なのかな。
思ったんですけど、グリム童話は、子供達によくないということで書き変えられたみたいなんですけど、聖書って何歳くらいから読むのもなのかな。
というか、読み聞かせもあると思うんだけど、何歳くらいからかな。知っていく順番とかあるのかな。そのあたり興味あるかも。
子供って、残酷な所があると思うんですけど、いろんなことを知っていって大人になっていくんだと思うんですけど、綺麗な事だけを知っていても、
大人にはなれないような気もする。残酷な話があってこそ「理性」が生まれるような気もする。
まぁ、自分に子供がいたらどうしていたかなと思う所もあるんですが、そう感じる。

今は商業目的のお話が多いと感じた。そればっかりではないと思うけど、そういうお話が多そう。どちらかというと、夢があって綺麗なお話が多いのかな。
とすると、古典って、かなり貴重ですよね。古典の根底って「人として」「人であるために」のような気がするんです。それって、つきなみっぽいけど、
先人達の愛のような気がする。みんなが大人になるためにあるものかな。
この旧約聖書って、今回私自身も初めて触れたけど、宗教とかはまったく関係なく、人としてこの世に生まれてきたのならば、一度は読んでもいいものと思った。
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Acid Black Cherry「2010Live Re:birth」DVD

2011年01月27日 | Weblog
Acid Black Cherry「2010Live Re:bieth」のDVDを観ました。
LiveDVDを買うというのも、すっかり自分の中では定着しました。

この「2010Live Re:birth」は、横浜アリーナまで実際に行ったんですけど、
やっぱりDVDとは感じ方が違いますね。
私は、スタンド席から観ていて、小さくしかyasuさんが見えなかったんですけど、
ステージのほぼ正面と言う感じの所で、全体が見渡せる所だったんですよ。
そこから見た感じは、なんか、夢の中にいるみたいだった。現実の夢って感じですか。
会場の大きさでも感じ方が違うのかな?あんな感じだと、確かに何度も行きたくなっちゃうね。

Liveではyasuさんを遠くにしか観れなかったけど、DVDではよく観える。
横浜アリーナでも、私が行った日にちとは別のがDVDになっているんですが、
あぁ。。。こんな感じだったんだなぁと思う。

2010 Live “Re:birth” ~Live at YOKOHAMA ARENA & OSAKA-JO HALL~ (ジャケットA) [DVD]
クリエーター情報なし
motorod


↑こちらなんですけど、横浜アリーナと大阪城ホールのやつが入っているパターン。
この箱の中の、DVD自体が入っているケースですか、その写真なんですけどね、すごく素敵なんですよ。
白黒の写真なんですけど、yasuさんのサラサラの髪がバサァ~となっている所なんですけどね、
なんかすごく素敵なんですよ。
後姿の写真もあるんですけど、それもなんか素敵なんですよ。なんででしょう。。。

DVDには、楽しいおしゃべりも入っていて、映像を観ていると、
またAcid Black CherryのLiveに行きたいなと思います。
席はどこでもいいから、また早く行きたい。
後ろの方でもいい(でも、できればステージ正面がいい)。
そこでまた現実の夢をみたい。

2010 Live “Re:birth” ~Live at YOKOHAMA ARENA~ (ジャケットB) [DVD]
クリエーター情報なし
motorod


2010 Live “Re:birth” ~Live at OSAKA-JO HALL~ (ジャケットC) [DVD]
クリエーター情報なし
motorod


今回のDVDは3パターン。↑こちらの白黒写真ってAパターンとは違うのかしら?
気になる。。。

yasuさん、お誕生日おめでとうございます。
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旧約聖書

2011年01月20日 | Weblog
私は、いままで、聖書と言うものを読んだことがありません。
聖書といえば、キリスト教ということで、自分の生活とあまり関係ないかなと思っていたこともあって、私が、関わりのない宗教のことを
とやかく言うことはできないと思っていたところ、ある本を読んだきっかけで、中東やイスラム教、そしてユダヤ人に興味を持ち、
本をいろいろ読んでいくと、イスラム教を知っていくということは、キリスト教を知っていくことの様で、さらにユダヤ教というのも知っていくと
いうことなんだなとわかりました。

私が読んだ本には書いてありました。聖書とは「神と人の出会いを綴った物語」だと。
聖書には、「旧約聖書」と「新約聖書」がありますね。字がもの語っていますが、「旧約聖書」の方が先にできている。
この旧約聖書は、もともとユダヤ教の聖典だったのだけれど、後にできたキリスト教やイスラム教のにも聖典になっている。
。。。ということは、ユダヤ教というのがあって、そこから「暖簾分け」してできた宗教が、キリスト教やイスラム教ということなんですね。

「旧約」や「新約」の「約」は、神と人との契約を指す。
旧約聖書には、誰もが一度は聞いたことがある「天地創造」のお話が書いてあるんですね。「アダムとイブ」。「カインとアベル」。そして「ノアの箱舟」。「バベルの塔」。
これらのお話というのは、旧約聖書ができた頃のお話ではなくて、それよりもずっと以前にあるお話だと聞いたことがあります。
それは、世界で最古の文学作品と言われている「ギルガメッシュ叙事詩」に、似たような物語があると。
紀元前3500年頃、メソポタミア南部にシュメール人による都市文明があって、そこでいろんな文学が生まれたんですよね。
でも、さらに、紀元前7000年頃に、エリコという所に最古の都市文明があったとか。。。ということは、そのギルガメッシュ叙事詩なども、
受け継がれたお話を、その時代に合うようにアレンジされたものかもしれませんね。

あと、旧約聖書には「十戒」のお話があります。この「十戒」というタイトルは、もちろん聞いたことがありました。そして、「モーゼ」という名前も聞いたことがありました。
また、そのモーゼが、海を半分に割ったなどの噂も聞いたことがありました。でも、その全貌のお話は知りませんでした。
ということで、映画「十戒」を観ました。この映画、収録時間が232分という4時間近い超大作で、ちゃんと最後まで観れるのかなという不安もありましたが、
そんな不安もなんのその、ものすごく感動しました。そんな時間を感じさせるようなお話じゃなかった。
モーゼの、波乱万丈な人生は、なんとあきのこない展開。いろんな要素が入っていると思った。それこそ、ホラーの要素もあった。
あの「十戒」は、いろんなお話に影響を与えてるよう。
映画の中でモーゼが、人々に対して「この十戒がなければ、自由はない」と言っていたんですよ。やっぱりそうですよね。自由すぎるということは自由ではない。
「十戒」は自由へ繋がる話だった。自由のつかみ方かな。
あのお話の中で多くの民は、まだ自由をつかんでいない。あの話は、未来へと繋がっていく話なんでしょうね。
ちなみに、モーゼが十戒の石版を授かっている頃、民たちは、早速、掟を破っていたんですよ。それでモーゼが怒って、神から授かったばかりの2枚の石碑を
投げつけて、早速、石碑は砕けてしまったんですよ。
神はずざまじく怒り、民を皆殺しすると言ったが、モーゼが必死に説得して最悪の事態はまぬがれた。。。のですけど、映画には画かれていなかったんですけど、
それでも、その日のうちに3000人が処刑されたとありました。神は相当怒ったようです。みんな苦労して、やっとそこまで来たのに、早速の早速という感じの展開でした。

このモーゼのお話の前に、もう一人重要な人物がいらっしゃるようです。それは、アブラハムというお方。
私は、アブラハムと言うお方の存在を知ったのは初めてかも知れません。この方は、ユダヤ・キリスト・イスラム教徒の尊敬を集める方なんですね。
映画の中でモーゼも、「アブラハムの神よ」なんて言ってます。彼のことでしょうね。
アブラハムは、「イスラエルの祖」。また、「信仰の父」。なぜアブラハムが「信仰の父」と言われるのかと言ったら、彼がいかなる場合でも神の意志に従い、
忠実に行動する人物だからだとか。
神に「私の示す地に行きなさい」と言われたアブラハムは、行き先もわからないまま旅立って行ったそうです。そのルートを見てみると、かなりの距離。
そして、カナン(パレスチナ)地方へ入った。そしてシケムの聖所、モレの樫の木まで来た時、神はアブラハムに「あなたの子孫にこの土地を与える」と言ったという。
カナンには先住民がいたが、神はこれ以降何度もイスラエルの民とこの約束を繰り返すのである。現在まで続いているイスラエルとパレスチナの問題の根底はここにあるのだとありました。
でも、アブラハムは、神がこの土地を与えると言っているのにもかかわらず、カナンにとどまらず、さらに南下しネゲブ地方を経由してエジプトへ行ったということです。
しかし、最終的には再びカナンへ戻り、アブラハムはヘブロンに定住したという。
このお話は何を意味するのだろう。アブラハムは、彼がいかなる場合でも、神の意志に従い、忠実に行動する人物ということですが、この場合はちょっと違うような気もする。
結局はカナンに戻ったということですが、なにか意味があるのかな。

このアブラハムのお話ですが、聖書を読んだわけではないので全部を把握してはいないのですが、「アダムとイブ」や「カインとアベル」そして「ノアの箱舟」などに
共通するところがあるような感じなんですよね。
アブラハムは175歳まで生きたとか。さらに、アブラハムの妻が出産をしたのが90歳とありました。これはいったい何なのでしょうか。
紀元前は、肉体が衰えていくのが遅かったのか、また、半年が今でいう1年だったのかわかりませんが、どっちにしろアブラハムは長生きしています。
今のところ、アブラハムのお話が何を意味しているのかはわかりません。
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樹氷

2011年01月20日 | Weblog
先日、雪が降りました。かなりの大雪でした。

そんな大雪の日に、カフェに行って、ホットチョコレートを飲みました。
このカフェには、小さい庭があります。その庭を眺めていたら、キラキラするものがありました。
なんだろうと思って近くに行ってみた所、なんと樹氷でした。

こんな綺麗な樹氷を見たのは、初めてかもしれない。
庭にある池も凍る寸前のようす。瓶も雪化粧です。


見上げれば、つらら。このつららから、ぽたぽたと雫が落ちていました。

そんな景色の日でした。
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書初め

2011年01月02日 | Weblog
2011年 あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

お正月ということで、書初めをやってみました。マジックでだけど。。。
しかも、書いてみた文字は象形文字。↑(上画像)と書いて「志」と読むみたいです。

2010年最後のブログ記事は「志」でした。「志」に終わり、「志」に始まる2011年。
こころざし、こころざしと言っていますが、こころざしっていったいナニということで漢和辞典で引いてみました。


①こころざし。心の向かうところ。イ、意向。ロ、意志。ハ、のぞみ。ねがい。「初志、大志」二、気持ち。感情のうごき。ホ、めあて。目的。「同士」
②こころざす。心をその方向へ向ける。
③しるす。イ、おぼえる。記憶する。ロ、書き記す。記録する。
④しるし。イ、めじるし。ロ、旗、のぼり。
⑤記録。=誌。
⑥イギリスの貨幣単位シリング(shilling)の略音訳。
国こころざし。イ、厚意。親切。ロ、お礼や感謝の意を表わすための贈物。○さね・むね・ゆき・志豆機しずはた・志談しだみ

解字形声。心が意府。士(之の変形)が音符でまた、行く意がある。心が動き行くこと。引いて、心の向かう方向・所


解字象形。下の一は大地で、大地から草木が枝葉を生じてのびてゆく形にかたどり、でる・ゆくなどの意味を表わす。
     また、此シの字に通じて、この・これなどの意に用いる。


下の一は大地なんだ。大地から草木が枝葉を生じてのびてゆく形。
そういえば、テレビを観ていたら、書道家の方が、「土」を書く時に、同じことを言われていと思う。
「志」の場合は、伸びていくその動きを表わしているのかな。
「志」の文字は、上は「士」、そして下は「心」ということで、「心」を漢和辞典で引いてみました。


①心イ、知情意の本体。「赤心」ロ、考え。思慮。「小心」ハ、感情。二、意志。ホ、通理。へ、意味。ト、おもむき。
②心臓
③胸(むね)
④シン。イ、まん中。中心。中央。ロ、中心・中央にはいっている物。芯シン。ハ、物事の重要な部分。二、もと。根本。
⑤星の名前。心星。△心地ここち○きよ・ご・ごり・さね・なか・み・むね・もと
解字象形。心臓の形にかたどる。古代人は精神活動のもとは心臓にあると考えたので、こころの意となり、物事の中心・重要なところの意となる。
漢字の一部となり、偏となる時は「」の形をとり、「りっしんべん」といわれ、脚となる時は「心」または「」の形をとり、「したごころ」と呼ばれる。


なんか感動しました。字ってすごい。
心が元となり、芽をだし、成長し枝葉を伸ばしてゆく。「心」とは「知情意の本体」。
知情意・・・「知性」と「感情」と「意志」。人間の持つ三つの心的要素。まさに、「志」の文字は、心の向かう所を表わしているんですね。
植物というのは、だいたい光を目指して伸びていくものだと思うんですけど、人の場合は、自分で目標というか、その光を見つけなければなんでしょうね。
そこに自分の心を伸ばしていく。

しかし、象形文字の時代から「志」という文字があったんですね。
きっと、古代の人々は、大地をみて思ったんでしょうね。大地の下にある栄養分を元に、木々が光に向かって成長していく様をみて、自分達も同じではないかと思った。
人間には、一人一人に与えられた「心」があって、それを元に成長していく。
もし、なにかあって失敗したりしたら、伸びていった木々は、枯れて消えてゆく。
でも、それでもいいんだ。だって、枯れていった木々は、再び大地に戻る。それが、栄養分となり、再び新しい芽を成長させる力となる。
そうか、「志」という文字は、大地の生態系をも表わしているんだ。それって、「宇宙」かな。宇宙の摂理?(摂理・・・万物を治め支配している法則)

なんか、「志」と言う字は語っているみたい。
(゜▽゜)アンシン、アンシン。
険しいことも沢山あるけど、安心だよって。。。てことは、やはり「志」を持っていたほうがいいといいワケなんですね。
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