夢中人

sura@cosmic_a

インテリジェンス大国

2010年11月30日 | Weblog
インテリジェンス能力が高い国は、イスラエルやヴァチカン市国などの小さな国。
それは、そんな小さな国が情報の判断を誤ったら、国家がなくなってしまうから。
軍事力が圧倒的に強いくには情報力が育ちにくい。
それは、情報力にたよらなくても、最終的には軍事力で何でも解決できてしまうから。

「インテリジェンス 武器なき戦争」の第一章 インテリジェンス大国の条件を読んでいたら、感じるものがあった。
でもそれは確かなものではなく、かってな私の想像みたいなものです。
それは、今の地球上の流れをつくっているのは、GDPが1位とか2位とか3位の国々の先進国とかではなく、中東の国々なのかなって。
それは、石油が出る国々はそうかもしれないが、ユダヤ人というのがそうなのかな。
ユダヤ人は頭がいいと聞きます。ユダヤ人で知ってるのは、アインシュタイン博士。
アインシュタイン博士は、相対性理論というのもあるけど、原爆をつくった人ですよね。
アインシュタイン博士だけではなく、ロバート・オッペンハイマーと一緒につくったんですよね。
今や、その原爆がものすごい核兵器になっていて、それが国際的にものすごい力を発揮している。
これは、1発持っていようが、100発持っていようが同じ力だと聞いた。
アインシュタイン博士というか、ユダヤ人がものすごい物をつくってしまったんだ。国の力を、それ以上に見せれるものすごい物を。
ユダヤ人には、そんな能力を持っている人が多いのかな。
そういえば、ヒットラーも、そんなユダヤ人の頭の良さを恐れていたと聞いたことあるようなないような。
文中に、ユダヤ人を出獄させる項目を埋め込ませるという、天才的なアイデアをアメリカが考え付きますとあったのですが、
それは、ユダヤ人にアメリカを信用してもらって、アメリカでなにか仕事をして欲しかったからかな。
そうすることによってアメリカの国力が上がるから。。。と、ここまでが、本を読んでいて私の頭の中で出来上がった形です。ものすごい想像です。

ユダヤ人は自分達の国がないんですよね。もし、ユダヤ人のちゃんとした国があったら、どんな国になっていたんだろう。
でも、なにかで聞いたことがあるけど、イスラエルにユダヤ人が多くいると聞いたような気がする。
そんなイスラエルは情報大国。すごい情報がイスラエル経由で入ってくることもあるとか。
そんなイスラエルで、国際会議があったんですね。そのイスラエルでの国際会議は日本の国益に適うものだったとか。
で、その国際学会へ代表団を派遣する費用を支援委員会が支出した。それは、外務省条約局はぎりぎり協定の範囲内で予算の支出ができると判断を下し、
そして、事務次官、条約局長、条約課長が決済書類に署名をした。つまり「適法」と判断した。
いわいる経費を出してもらうにあたって、上司の確認を取ったワケですね。通常そういう人達に確認を取るんだろうなぁ。
そうやって通常通りに上司に確認を取って、そして、実際に開催したイスラエルでの国際会議は国益のあった。。。。のに、佐藤さんは、
その国際会議に派遣する費用を支援委員会に不正に支出させ、国家に3350万円の損害を与えたということで、東京地検特捜部に背任容疑で逮捕されたとか。
どうして?。。。というか、佐藤さんは鈴木宗男さんと一緒に仕事をされていたんですよね。
鈴木宗男さんのことを知ったのは、田中真紀子さんが小泉内閣で外務大臣をされていた時だったと思います。
あの時、外務大臣と外務省の事務次官が更迭されたんですよね。そこまではわかります。あとはよくわからない。というかわからない方がいいと思う。
それは、マスコミ情報に流されてはいけないことだと思うから。
外務省内から不健全といっていい情報のリークがあったのでしょうということですが、それは、外務省の事務次官が更迭されたということでマスコミというか
世間がそこに注目していて、ただでさえ外務省は変えなければいけないと言われている。その目をなんとか逸らしたい。で、目を逸らした。。。ということかな。
文中に「国策捜査」という文字。
そういえば最近、鈴木宗男さんが議員を辞職させられましたよね。テレビのニュースで観ました。

佐藤さんは別の本に「このような経験をしたにもかかわらず、私は今も日本国家を愛している。そして、日本国家をより強化したいと本気で考えている」とありました。
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情報機関

2010年11月30日 | Weblog
インテリジェンス(情報)は、国家の運命を担う政治指導者が舵を定めるための羅針盤である。
その「情報」は、「インフォメーション」ではなく「インテリジェンス」でなければいけない。
「インテリジェンス」は「精査し、裏を取り、周到な分析を加えた情報」。
上っ面の事実を知っているだけでは、単なる「インフォメーション」。情報としての生命力は宿っていない。
事前に決定的な情報を分析し、国家の舵取りに役に立つような形で報告されなければ、インテリジェンスとしての価値はない。

「インテリジェンス 武器なき戦争 著者・手嶋龍一+佐藤 優」の序章に書いてありました。
こういう情報収集をやっているのは、外務省なんだろうなぁと思っていたら、
「日本の外務省は、インテリジェンスを行なう組織ではなかった」と、ありました。
さらに、「インテリジェンスが」ないために、とんでもない素人外交があると。
「そもそも、専門の対外情報機関という「器」がないところでは、本当のインテリジェンス活動などできません」と、いうことです。

「本物のインテリジェンス・オフィサーは、表の世界に出てきたりしません」とあったのですが、
それはつまり、時代劇「水戸黄門」でいうところの、「風車のやしち」や、「鬼平犯科帳」でいうところの「おまさ」的な存在なんだろうなぁと想像しました。
風車のやしちは、「忍者」。「おまさ」は「密偵」。
つまりスパイ。。。てことは、昔は本物のインテリジェンス・オフィサーが日本にいたということでしょうか。
時代劇の話をしていますが、「忍者」は本当にいたんですよね。
よく、お話の中では、悪代官と越後屋の密会を、屋根裏の小さな穴から覗きながらその話を聞き取っていて、
忍者が、ちょっとしくじってミシッと音を立ててしまうんですよ。そしたら悪代官が「ねずみがいるぞっ!」と言って槍を天井にグサッグサッと刺すんですけど、
ギリギリセーフで忍者にはあたらないんですよ。それで悪代官は「勘違いであったか・・・」となるワケです。
このお話の流れからすると、インテリジェンス・オフィサーは、言い方はすごく悪いですが「ねずみ」となるワケですね。
でも、外務省というところのイメージは「孔雀」。なんか華やかなイメージがある。「表」と「裏」だったら「表」。
ということは、やはり、「日本の外務省は、インテリジェンスを行なう組織ではなかった」というのは、その通りなのでしょうか。
「日本の外務省には国際スタンダードでのインテリジェンスを支える基礎となる文化がないことが判明したんです」ともありました。

インテリジェンス・オフィサーは、国家からお金をもらい、国家のために極秘の集める。
ジャーナリストは、一般からお賽銭を頂戴して、その情報を還元する。

本の中に「リヒャルド・ゾルゲ」の事が書かれてあったんですよ。それを読んでいたら「スパイ・ゾルゲ」がみたくなったので、みてみました。
感想は別に書きたいなと思っているんですけど、でも、一つだけ印象に残ってる場面があって、それは、ゾルゲが囚われの身になったんですけど、
その時に、「私のバイブルは聖書ではなくて『資本論』だ」と言ったんですよ。
今のところ、その意味はわからないんですけど、佐藤 優さんの別の本に、「私は国家というテーマを扱うときに、原理的に相異なる二つの
アプローチをとっている」とあって、その一つのアプローチが「資本主義社会の論理を徹底的に解明することによって、社会に包摂されない部分から逆説的に
国家の内在的論理をつかむという手法である。ここではマルクスの「資本論」の言説が大きな意味をもつ」とあったのを思い出しました。
「包摂」①ある範囲の中に包み入れること。②倫理学で、ある概念をより一般的な概念の中に包み込むこと。
「社会に包摂されない部分から」って例えばどんなのだろう。
「国家論」というのは、目次をみていると、「資本論」もそうみたいだし、「宗教」というのもかかわってくるみたいですね。
ゾルゲが言った「私のバイブルは『資本論』だ」という言葉が妙に残っている。ということは、そういう人達がいるということなんだろうなと思った。
今回、初めて知った。ていうか、インテリジェンスのことなんて、今まで気にしたことなかったかも。
外国にはそういう組織があるんだなぁと思っていたくらいで、日本の情報機関なんて考えていなかった。
「インテリジェンス能力は当該国家の国力から大きく乖離しない」とありました。日本のインテリジェンス能力は(GDP)国内総生産と同じ潜在能力を
持っているが、日本ではその情報があちこちにあって機動的に使われていないということなんですね。
その日本のあちこちにころがっている情報を日本の国益にために使わなければいけないんですね。

ちなみに「スパイ・ゾルゲ」なんですけど、「龍馬伝」の最終回をみて、次に「坂の上の雲」をみて、そして「スパイゾルゲ」をみたんですよ。
「坂の上の雲」と「スパイ・ゾルゲ」の間が少しとんでると思うんですけど、歴史の流れに沿っていたようです。
龍馬は、「みんな」と言っていたんですけど、それは民主主義を望んでいたのかな。
それと、岩崎弥太郎に、「その金で、会社をつくって、みんなを幸せにしてくれ」と言っていた。それは資本主義ということかな。

「スパイ・ゾルゲ」は、いい映画だった。その当時の日本の風景がリアルに映し出されてあったと思う。帝国ホテルの当時の姿もあったりした。
しかし、なぜ「リヒャルド・ゾルゲ」という人の名前が日本に残っているんでしょうね。
「ゾルゲ級のインテリジェンス・オフィサーは、かつての日本にも山ほどいました」とあるし、1964年に勲章を与えられるまで、
ソ連のインテリジェンスの歴史から抹消されていたともあった。
お話としては面白いと思うんですけど、
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インテリジェンス

2010年11月26日 | Weblog
ここのところ外国との間で、いろいろなことがある。

最近の国会審議を観ていて、気になっていた言葉がある。
それは「国家」と言う言葉。「国家の三要素」というのがあるらしい。

領域(Staatsgebiet:領土、領水、領空)-一定に区画されている。
人民(Staasvolk:国民、住民)-恒久的に属し、一時の好悪で脱したり復したりはしない。
権力(Staatsgewalt)ないし主権-正統な物理的実力のことである。この実力は、対外的・体内的に排他的に行使できなければならない。
つまり、主権的(souveran)でなければならない。
このモデルにおいては、国家とは、権力が領域と人民の内外の干渉を許さず統治する存在であると捉えられているのである。
領域に対する権力を領土高権(Gebietshoheit)、人民に対する権力を対人高権(Personalhoheit)という。
国際法上、これらの三要素を有するものは国家として認められるが、満たさないものは国家として認められない。
この場合、認めるか認めないかを実際に判断するのは他の国家なので、他国からの承認を第四の要素に挙げる場合もある。

と、ネットには書いてあった。
しかし、ネットに書いてあることだけでは、今起こっている外国との事と「国家」というのが、なんとなくわかるような気もするけど、
ちゃんとしたことがわからない。というか、なにも感じない。
ということで、図書館へと行ってみた。
何を読めばわからないということで、とりあえずタイトルに「国家」とついてある物を手にとってみた。
その本のタイトルは「国家論」。
目次を観ていると、「資本論」という文字が目に飛び込んできたり、あと、宗教のことが書いてある。なんというか、哲学っぽいのかな。
あと、ずらりと並んでいる本を眺めていたら「インテリジェンス」というタイトルが目についた。
なぜ目に付いたかというと、「インテリジェンス」という言葉が国会でも出ていたからだと思う。
インテリジェンスといったら「知性」とか「知力」の意味かと思っていたら、ここでは「情報」の意味らしい。
この2冊の本なんですけど、まったく意識していなかったんですけど、作者の方が同じ方だったんです。その作者は、佐藤 優さん。
「インテリジェンス 武器なき戦争」の前書きに、ちょっと気になったことが書いてあったんですけど、「情報が内閣情報調査室、外務省、警察庁、防衛庁、財務省、
公安調査庁、海上保安庁、経済産業省、検察庁、マスコミ、商社、永田町の情報ブローカーなどに分散していて、政府に集約されず、機動的に使われていなのいである」
とありました。
25日午前の国会を観ていたら、官邸の動きが遅いのではないのかと言われていたんですけど、それって、この前書きを読んだ時に、情報が錯綜していて、
正確な情報にたどり着くまでに時間がかかるのかなと思ったんですよ。
「起動」①軍隊が戦闘中に行なう戦略上の迅速な行動。②状況に応じてすばやく行動できること。
「情報」information:news:intelligence:data:tip
英語にしても「情報」とはいろいろあるんですね。インテリジェンスが「情報」の意味があるというのを今回は初めて知りました。
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強さ

2010年11月05日 | Weblog
アメリカの中間選挙。
結果は、日本で言う「ねじれ国会状態」だとか。

この中間選挙が行なわれる2~3日前くらいから、このニュースをみていたのですが、
その時から、うっすらと感じていたことがあった。
それは、9.11ってどういう経緯で起こったんだっけ?って。

今回の選挙戦で、どういうマスコミ報道が行なわれていたのかは、まったくわからない。
うっすらと伝わってくるのは、ティーパーティー?経済、雇用などなど。
日本でもそうだと思うんですが、選挙戦で、マスコミ報道が影響しないって事はないですよね。
特に、先進国という所は、そういう情報に流されやすい状況にあると思う。
最近、たまに考えているんですけど、世の中にマスコミがなかったらどうなっていたのかなって。
マスコミによって、いいこともあると思うが、でも、マスコミがなかったら世の中はどうなっていたんだろう。

先日、ローカルニュース番組で、事故被害者のご家族の方が、事故のその直後のマスコミの対応状況について言う
講演会(?かな)をひらいたというニュースがあった。
事故直後だというのに、自宅の電話は鳴りっぱなしだったなどなどお話をされていた。結構まいったという感じだった。
詳しくお話が聞けるのであれば、是非聞いてみたい。

マスコミのことは置いといて、アメリカの中間選挙ですが、そういえば9.11が起こったのは、選挙の後じゃなかったっけ?
今回の選挙で共和党が何を言っていたのかは、わからないんですが、あの時と流れ方は違うのかな?
外国人で、アメリカに住んでもいない私なのに、あの時のことが頭を過ぎったんだけど、アメリカではあまり考えなかったのかな。
確かに、雇用の状況のことが言われているみたいで、それはすごく大変なことだと思うんだけど、
どんな状況なのか、ちゃんとしたことがわからないのでなんとも言えないんですけど、今回のアメリカ国民の選択は大丈夫?
ちゃんとよく考えて投票した?甘い言葉にただ誘われていない?

そんなこんな、いろいろ考えていたら疑問がでてきた。
「強さ」ってなんだろうって。「真に強い」ってどんなのをいうの?
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