メルカリには、1本500円の工業用ミシン糸が、
びっくり価格で売り出されているのです。
仮の話、40本 3000円で出品の場合、
3000円-手数料300円-箱送料1150円 残り1550円
1本あたり39円。
家庭用ミシン糸200m巻きより激安な料金設定になっているようです。
では、なぜにそんなに安く出品できるのか?
考察してみました。
縫製工場では、ミシン糸は自前になっています。
なので、使用しないミシン糸が豊富に在庫しているのです。
残っているのはカラーがほとんどです。
カラーとは、白・黒・生成り以外の色のことです。
カラーには、シーズンとか流行色とかありまして、
毎シーズン、新色が出ます。
たとえ1枚の色違いでも最低3本の糸は必要です。1,500円です。
(量産の中に1枚しかないものもあります)
加工賃より高い糸代です。ですが・・・
去年の糸は、今年は使えない・・・😿
なので、毎年、毎年の積み重ねで、糸が大量に残っていくのです。💦
糸の構成も開発、進化していって、厳しい検査を乗り越えるために
開発された新しい糸を使うので、古い糸が 残る。
でも、安売りしてある糸には、白、黒、生成り、紺などはほとんどありません。
毎年、連続して使われる色だからです。
スパン
テトロン
混紡
ニット用
ウーリー
種類の詳細は割愛しますが
太さも 80番 60番 50番 30番 もっとあります。
だから、次のシーズン、生産には使えず 残る
安い工業用ミシン糸は、縫製工場の経費で賄っています。
1本、約500円で購入しました。
少しでも高く買っていただくと助かります。