ツイッタなどでぽそぽそ呟いたりしてましたが、ちょっと思うところがあってロードの駆動系をオリジナル(というのか、つまり購入時)に戻してみました。
その内訳は
・チェーンリング→52T-42T(SHIMANO Biopace)
・スプロケ群→23T-13T(7s)
…あるところで話をしていたら「いまどきそんな重いギア踏んでる人いないよ」。
購入当初、ロード車がそんな重い駆動系だなんて知る由もなく、いきなり50km越えのツーリングに連れ出した挙げ句に、腿を攣ってエラいめに会い、自分の脚力の無さ故と、低速側について甘い(所謂"貧脚仕様")駆動系に組み替えて乗ってました(そのお陰で"大ダワ"を登りきれたというオマケもついた)。
ここから先は、自分の感触に寄るものなので、読まれた方からはいろいろな感想が出そうですが…
貧脚仕様として組んだスプロケットは、ATBに付いていた「28T-11T」。チェーンリングのインナー38Tと組めば、まぁ大体の坂は登れました。予想外だったのは高速側の52T-11Tのほう。速度に乗れば楽に高速巡航できると考えてましたし、実際予想通りになったのですが、そうならなかった部分もありました。
平らな道を進む分には、チェーンリング1周で後輪5回転弱って効率が非常に良さそうです。が、実際の道にある目立たないくらい緩やかな勾配を越えているうちに、意外と疲れることが分りました。これが「そうならなかった部分」。「分った」というよりオリジナルに戻してみたら疲れ方が変わってきた、という感覚。
ここでクルマの話を持ち出して恐縮ですが、その昔シトロエンに"SM"というグランド・ツーリングカーがありました。このクルマは史上初めてFFで200km/hを越えた市販車ということになっているのですが、ギアの配列がちょっと変わってます(以下雑誌の受け売り)。通常クロウス・レシオと呼ばれるものは低速側(大体2速と3速)の歯数の差を縮めて俊敏な加速を得られるように設計してあります。ところが SM はトップの4速と5速の差を縮めてます。これは高速域での加速の際にエンジンの回転を落としたくない、つまり「回転落とすなギア落とせ」というわけです。
手許にあるスプロケ群を見比べて、そんな事を思い出していたら、「発進時に重いペダルを踏むか、速度に乗っているときに重いペダルを踏むか」と考えるようになりました。それならこの際ロード車は巡航中を基準にして組む事にしようという結論になり、組み替えてみて実際の運用上不都合があるか検証したのが、先日の『握手会』でした。結果は「多少の事は我慢する事にしよう、"鉄レーサー"ってそういう時代のバイクだし」という事になりました。慌てなければぼちぼち坂も登っていけます。そして各ギアの歯数の差が少ないので、登りながらシフトダウンしてもそんなにダメージが大きくなく、各ギアを"繋いで"走ってる感覚があります。ここまで来るのに、何年かかっていくらつぎ込んだんだろう、って感じがしてきました。
一番のメリットは、スプロケ群が一回り小さくなった事でインフレータやボトルゲージと共に、古典的要素が強くなった、ってところですねヤッパリ。
現行の「コンパクトクランクに50T-38T、スプロケは10速」なんてバイクには考えられない悩みかもしれませんね。
その内訳は
・チェーンリング→52T-42T(SHIMANO Biopace)
・スプロケ群→23T-13T(7s)
…あるところで話をしていたら「いまどきそんな重いギア踏んでる人いないよ」。
購入当初、ロード車がそんな重い駆動系だなんて知る由もなく、いきなり50km越えのツーリングに連れ出した挙げ句に、腿を攣ってエラいめに会い、自分の脚力の無さ故と、低速側について甘い(所謂"貧脚仕様")駆動系に組み替えて乗ってました(そのお陰で"大ダワ"を登りきれたというオマケもついた)。
ここから先は、自分の感触に寄るものなので、読まれた方からはいろいろな感想が出そうですが…
貧脚仕様として組んだスプロケットは、ATBに付いていた「28T-11T」。チェーンリングのインナー38Tと組めば、まぁ大体の坂は登れました。予想外だったのは高速側の52T-11Tのほう。速度に乗れば楽に高速巡航できると考えてましたし、実際予想通りになったのですが、そうならなかった部分もありました。
平らな道を進む分には、チェーンリング1周で後輪5回転弱って効率が非常に良さそうです。が、実際の道にある目立たないくらい緩やかな勾配を越えているうちに、意外と疲れることが分りました。これが「そうならなかった部分」。「分った」というよりオリジナルに戻してみたら疲れ方が変わってきた、という感覚。
ここでクルマの話を持ち出して恐縮ですが、その昔シトロエンに"SM"というグランド・ツーリングカーがありました。このクルマは史上初めてFFで200km/hを越えた市販車ということになっているのですが、ギアの配列がちょっと変わってます(以下雑誌の受け売り)。通常クロウス・レシオと呼ばれるものは低速側(大体2速と3速)の歯数の差を縮めて俊敏な加速を得られるように設計してあります。ところが SM はトップの4速と5速の差を縮めてます。これは高速域での加速の際にエンジンの回転を落としたくない、つまり「回転落とすなギア落とせ」というわけです。
手許にあるスプロケ群を見比べて、そんな事を思い出していたら、「発進時に重いペダルを踏むか、速度に乗っているときに重いペダルを踏むか」と考えるようになりました。それならこの際ロード車は巡航中を基準にして組む事にしようという結論になり、組み替えてみて実際の運用上不都合があるか検証したのが、先日の『握手会』でした。結果は「多少の事は我慢する事にしよう、"鉄レーサー"ってそういう時代のバイクだし」という事になりました。慌てなければぼちぼち坂も登っていけます。そして各ギアの歯数の差が少ないので、登りながらシフトダウンしてもそんなにダメージが大きくなく、各ギアを"繋いで"走ってる感覚があります。ここまで来るのに、何年かかっていくらつぎ込んだんだろう、って感じがしてきました。
一番のメリットは、スプロケ群が一回り小さくなった事でインフレータやボトルゲージと共に、古典的要素が強くなった、ってところですねヤッパリ。
現行の「コンパクトクランクに50T-38T、スプロケは10速」なんてバイクには考えられない悩みかもしれませんね。
あたしはロード車を2台持ってますが、黄金比に拘る方は50×40 13-23の12速…残念ながら峠には連れて行けませんがフラットなシーンでは最高のパフォーマンスを発揮します。もう一台は実用本位で47×35 15-24の10速です。こちらは別に15-28も用意してあるので、目的地別に付け替えて楽しんでます。後機のキャパもチェーンの長さも問題なし! パスハン的要素が強い車ですね。巡航速度の遅い車種ならワイドレシオはありかとおもいますが、巡航速度の割と速いロードでワイドにすると身体への負担が大きいですよね。そういう意味でもロードレーサーの黄金比は実用的だとあたしは思います。長々とすいませんm(_ _)m
追伸: SM 名車ですね。個人的にはDSの方が好きですd(^_^o)
クロウス・レシオにしてから、シフトした感覚は無くても速度が変わる不思議な感覚を体験してます。いままでワイド・レシオで乗っていた事が多かったので、改めて新鮮な感覚を感じてます。
乗り出した当初「オール・イン・ワン」を目指した時もありましたが、これだけバラエティに富んでくると、各バイクの個性を生かして乗ったほうが面白いと思うようになりました。
今までロードに付いていたスプロケが丁度余っているので、目的地別に付け替えという遊びの余地が残りました。
DS も個人的には丸目2灯の前期型が実はお気に入りで、映画『ファントマ・電光石火』では空を飛んでしまうという芸当も披露してくれました。
ちなみに SM ですが、ライトの角度の調整も油圧で行うという変態ぶりがお気に入りです。DS の設計陣が引退するにあたり、その技術が継承されている事を証明する為に制作されたという噂もある「意地のあるクルマ」です。
レストア中のRADAC、まさにリアの歯数構成で悩みまくっています。
もともと14-26Tか14-28Tなんてワイドレシオでオールマイティーを考えていましたが、試乗範囲の平地では今付いてる14-22Tで充分足ります。細かいギアの方が乗り易いし気持ち良いのは間違いなくて、13-23Tか14-23T辺りで、ついでに素敵なボスフリーで物欲も満たしたいって方に傾いてきました(笑)
>リヤの歯数構成
…使い方で考えていたのは、冬期は軽いギアにして循環機能のトレーニングを、夏は重いギアにして筋力トレーニングを、ということでした。手軽に組み替えできるメリットですね。
今回、サンツアーの変速機とシマノのカセットという組み合わせですが、運用してみて、できればサンツアーで統一したほうが良いって感触はありました。で、それには様々な相当の努力が要求されることにも気付きました。