With the I Ching

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テレビを見ながらボロボロ泣いて

2011-03-16 23:03:29 | 日記/随筆

ばかりの日々です。

東北地方太平洋沖地震(東北・関東/東日本大震災)が起きて、今日で5日が経ちました。
幸運にも救出された人のニュースを見ては「良かったー」と泣き、未だ安否の分からない人を心配する方や、この震災で亡くなってしまった人を想って泣く方を見ては泣き・・・

まずは、今回の震災で亡くなられた方々に対して、心からご冥福をお祈りします。

親や我が子、兄弟姉妹、友人や恋人を亡くしたり、住む場所や仕事を瞬時に失ってしまわれた人達を思うと心が痛みます。阪神大震災などの被災者と同様に、筆舌に尽くし難い辛さや悲しさを背負って今後を生きていくことになるのだろうと思います。

また、今まさに被災地や原発事故による避難にて過酷な生活を送られている方々の姿を見聞きすると、普段どおりの幸せを享受している自分の境遇を恨めしくも感じてしまいますが、何か自分にできることを見つけて、そうした方々を元気付けられるようになりたいと思っています。寒かったり、必要な物資が無かったりと本当に辛く苦しい日々が続いているとは思いますが、どうか助け合いの精神を持ち続け、めげないで頑張っていただきたいです。

おそらく今、日本中の誰もが「何か自分にできることはないか」と考え、できる限り被災者を支援したいと思っていると思います。義援金や生活物資を送ったり、ボランティアに参加しようとしたり、また、そうした直接的なことでなくとも、それぞれが自分の仕事や普段していることで貢献できないか、と考えているんじゃないかと思います。

そうした行為が偽善じゃないかとか売名行為になるのではないかと心配されているアーティストさんのニュースもありましたが、自分の良心に基づく限り、そうした心配は無用ではないかと思います。僕も、心のバランスが取れる範囲での方法になるかもしれませんが、自分にできることで役に立ちたいと考えています。

 

ところで、前回の記事を書いた後、ツァイトガイスト運動とも関連するかもしれませんが、「人は一度、生活の根源から考え直す必要があるんじゃないか」という記事を書こうとしていました。つまり、人にとって本当に必要なことは何なのか、一度、衣食住という最低限のレベルから社会を考えて構築し直すというのもいいかもしれない、という内容です。

実際、そのことは昔から自分自身が考えていたことで、それを皆さんにも問おうかと思っていた矢先の地震&津波でした。そして、TVやラジオなどで震災の規模を知り、被災者の実情が分かるにつけ、半強制的にですが、改めて衣食住の重要さを再確認することになりました。

それに加えて、現代生活の危うさ、特にエネルギー問題についての再考察も余儀なくされてきています。ガソリンや灯油などの油、そして電気。計画(輪番)停電によって信号も止まってしまったことには驚きました。

福島原発の事故のニュースを初めて聞いた時、頭に去来したのはチェルノブイリ原発事故のことでした。でも、どうやらチェルノブイリの型とは違うと聞いて少し安心したのですが、日に日に悪化している現状を思うと不安でなりません。

これに関連して思い出したのは、2006年頃に見つけて読んだ「a hundred years after」という小説です。この中の「九、これから起きること」という章の中で、福島原発の事故によって放射能が漏れ出し、都心の機能が停止してしまったというストーリーがあります。著者は「ひとりごと、ぶつぶつ」というブログをされている方です。(関連記事も

この小説は、ツァイトガイスト運動の内容とも似ていて、色んな意味で将来に対する示唆に富んでいるように思います。一読をお勧めします。

この度の原発事故で、日本を始め、世界の国々も原子力発電に対する問題点を如実に認識したことと思います。一方で、現在の私達は原発の恩恵を多く受けていることも事実で、単純に反対することは難しい面もあります。

今、地熱発電や太陽光発電、風力発電、波力発電などの、いわゆるクリーンなエネルギーとされる技術の普及が推進されていますが、様々な問題や障害から、まだまだ原子力発電や火力発電に取って代わるほどには至っていません。(例えば風力発電には、設置場所や騒音の問題がある等)

しかし、この機に急速に新エネルギーへの期待や需要が膨らむ可能性があるため、そうした流れに乗って原発の是非と共に、別のエネルギー発電方法を模索するようになればいいなと思います。一日も早く、放射能汚染を恐れずに済む世界が来ることを切に願います。

話を戻して。地震については、この中部圏も将来的に東南海地震域にあるため、今回のプレートのズレが東南海の関連プレートに影響を与えていないか心配です。昨日の夜には静岡県の内陸を震源とする震度6強の地震がありました。ちょうど母親がその日、静岡に出かけていたのですが、夕方に帰ってきた時に「異常に静けさを感じて怖かった」と言っていた直後の地震でした。幸い、幾らか揺れはあったものの何事もなく無事でしたが、今後を思うと不安です。

今回の大震災で、国民の多くが改めて自身の生活や、国や社会のあり方自体を見直す必要性を感じていると思います。今まさに進行中の惨事を教訓として、より賢明な民になれるように皆で知恵を出し合っていきたいものですね。一緒に頑張っていきましょう!



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