With the I Ching

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2012年の夏頃までの世相に関すること(易、占星術)

2012-05-13 03:38:07 | 占い全般のコラム

来年のことを言うと鬼が笑うというので、半年先のことならばいいかなと思い、ちょっと調べてみました。

僕はよく旧暦を使うので、占星術でも新月図や満月図のような月相図を、その月の動向を概観する際によく見ます。

そんなわけで、これから夏頃までの月相図の概略と、時間易で出した易卦を用いて今後の流れについて整理したいと思います。

(決して予言とかそういうのじゃなく、単に時系列的な星の配置と易卦の流れです。)

 

流れを大まかに眺望する ~太陽と月のサビアン~

 

※サビアンの解釈については諸説ありますが、とりあえずネットで読めるものでは、

松村潔のサビアン占星術~360のシンボルが示すあなただけの運命~

が、さらっと360度分が1ページでまとまっていて使い勝手がいいと思います。

以下、時系列で示しますが、「Stargazer WD」で日時を調べたためサビアンシンボルもそれによっています。

ジョーンズ式とルディア式で文言が違っていますが、度数で追ってください。

あと備考のアスペクトは、煩雑を避けるため、ここでは太陽と月に絡むものだけにしています。

 

*4月21日、新月:おうし2度「電気的な嵐」

*4月29日、上弦:太陽サビアン=おうし10度「赤十字の看護婦」
(月サビアン=しし10度「太陽の光が野に流れ込むと、早朝の露が輝く」)

備考:太陽と冥王星のトライン、月と冥王星のインコンジャクト(クインカンクスともいう。150度)

*5月6日、満月:太陽サビアン=ふたご17度「「剣」と「たいまつ」の象徴的な戦い」
(月サビアン=いて17度「自分自身の霊によって受胎する、子供を宿す偉大な女性」)

*5月13日、下弦:太陽サビアン=ふたご23度「高価な宝石に満ちた宝石店」
(月サビアン=みずがめ23度「大きな熊が座って、自分の四足すべてを振っている」)

備考:太陽と木星がタイトにコンジャクション、他、マイナー・アスペクトを含めた多角形が見られる

*5月21日、新月:ふたご1度「ガラス底のボートが海中の神秘を明らかにする」

*5月29日、上弦:太陽サビアン=双子8度「奮起したストライキをした人たちが工場を取り囲む」
(月サビアン=乙女8度「五歳の子供が、初めてのダンスの授業を受ける」)

備考:太陽と水星のコンジャクションに、太陽と冥王星のインコンジャクト、月と冥王星のトライン、太陽と月と土星の鋭角三角形

*6月4日、満月:太陽サビアン=ふたご15度「二人のオランダ人の子供が、自分達の知識に興奮しながらお互いに話し合っている」
(月サビアン=いて15度「2月2日のグラウンド・ホックデイ(聖燭節)に、自分の影を見ているグラウンド・ホック」)

備考:金星とコンジャクション、太陽と月と火星のTスクエア、部分月食

※6月6日は「金星の太陽面通通過
(サビアン:ふたご16度「自分の主張を情感的かつ劇的にスピーチする女性の活動家」)

*6月11日、下弦:太陽サビアン=ふたご21度「混乱する労働者のデモ」
(月サビアン=うお21度「中国人の召使の注意深く優しい目の下で、少女が小さな羊をかわいがる」)

太陽と月と火星でTスクエア、太陽と天王星のクインタイル、月と冥王星のクインタイル

*6月20日、新月:ふたご29度「春の訪れを告げる最初のモッキンバード」

*7月4日、満月:太陽サビアン=かに13度「研究のために差し出された、親指の際立った手」
(月サビアン=やぎ13度「火の崇拝者が、存在の究極のリアリティを瞑想する」)

*7月19日、新月:かに27度「高価な住宅の密集する渓谷に吹く暴風」

*8月2日、満月:太陽サビアン=しし11度「大きなオーク(楢、樫など)の木の枝から吊るされたブランコで遊ぶ子供たち」
(月サビアン=みずがめ11度:「沈黙の時間に、自分の人生を変える新しい霊感を受け取る男」)

備考:太陽と木星のセクスタイル、月と木星のトライン、月と天王星のセクスタイル、太陽と土星のクインタイル、太陽と冥王星のインコンジャクト

※8月14日「金星食」

*8月18日、新月:しし26度「激しい嵐の後の虹」

備考:土星&火星とセキスタイル、木星とクインタイル、冥王星&天王星とセスキーコードレート(135度)、金星とセミスクエア

*8月31日、満月:太陽サビアン=おとめ9「表現主義の画家が仕事をしている」
(月サビアン=うお9度「ライバルを意識して、馬を駆りたてる騎手」)

備考:太陽と天王星のインコンジャクト(クインカンクス)、太陽と冥王星のトライン、太陽と金星のセミスクエア、月と金星のセスキーコードレート、太陽と土星のセミスクエア、月と土星のセスキーコードレート

*9月16日、新月:おとめ24「メリーさんと、メリーさんの子羊」

備考:金星とセミスクエア

※9月23日の上弦は、太陽が天秤0度、月が山羊0度で起きます。

*9月30日、満月:太陽サビアン=てんびん8度「人が住まなくなった家で燃え立つ暖炉」
(月サビアン=おひつじ8度「リボンのついた大きな女性の用の帽子が、東風になびいている」)

備考:月と天王星がコンジャクション、太陽と天王星がオポジション、太陽と月と冥王星がTスクエア

*10月15日、新月:てんびん23度「雄鶏の声が日の出を告げる」

 

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長くなるといけないので、とりあえずこの位で。

それと、意外と調べるのが面倒になってきたこともあり、6月20日の新月以降は新月と満月だけにさせていただきました。

なお、詳しい月相の日時については、「暦と占い工房 天文・暦・占い資料館」や「国立天文台の暦計算室」などで調べられます。

基本的には、新月図(太陽と月が重なった瞬間のデータ)がその一ヵ月の基準となりますが、その他の上弦・満月・下弦が司る期間(各7日ほど)も補助として加味していくと、よりディテールを増します。ただし、5月21日の日食や6月4日の月食などノード(ドラゴン)が関わる場合は、次の日食や月食までの期間とする読み方もあります。

 

流れの概観~易卦~

 

次は、易卦です。「まずは」日本の場合。

*旧暦閏3月(4月21日~5月20日):雷山小過[三]

*旧暦4月(5月21日~6月19日):雷地豫[四]

*旧暦5月(6月20日~7月18日):雷天大壮[五] ※6月21日が夏至です。

*旧暦6月(7月19日~8月17日):雷沢帰妹[上]

*旧暦7月(8月18日~9月15日):雷火豊[初]

*旧暦8月(9月16日~10月14日):震為雷[二]


今年(2012年)の旧暦には閏月が入っており、日を基準にした場合、日本暦と中国暦とでは閏の入る月が違ったり、朔(新月)が一日ずれたりします。ただ、この旧閏三月か旧四月かという問題をデータを取りながら考えてきた限りでは、僕は今の日本は閏三月でよいという認識です。もっとも世界を見る場合、西側諸国は中国暦のほうにより近くなるので、そのバージョンも載せておかなくてはなりません。


中国暦の場合(大雑把に言って日本より西側の国々)

*旧暦4月(4月21日~5月20日):雷地豫[四]

*旧暦閏4月(5月21日~6月18日):雷地豫[四]

*旧暦5月(6月19日~7月18日):雷天大壮[五]

*旧暦6月(7月19日~8月17日):雷沢帰妹[上]

*旧暦7月(8月17日~9月15日):雷火豊[初]

*旧暦8月(9月16日~10月14日):震為雷[二]


この閏月の時期について違いを一言で言えば、「日本は世界の動きから一歩か半歩遅れ」という感じ。
でも、5月21日の金環日食以降は、世界の潮流と足並みを大体揃えることになるはずです。

個人的に思うのは、閏月の方がその月の力が込められているというか、リハーサルと本番の違いみたいな印象を受けます。
なので、もうすぐ次の旧四月になりますが、この時からが何かにつけて「本番」ということになるんじゃないかという気がしています。

特に雷地豫[四]となると、満を持して弓が発射されるようなイメージが僕にあるので、そういう結集力とか“一気呵成”的な働きが顕著に出てくるんじゃないでしょうか。今か今かとドキドキしていたことがついに発奮される、という瞬間。それが雷地豫の九四だからです。

昨日、「世界一受けたい授業」で、人身売買とかその手の非人道的なことをしている組織があると伝えられていました。マフィアか、経済至上主義に毒された人達によるものか、とにかくそうした実態が明らかになると、それを「許すまじ」という流れが生まれてくるものです。またそれだけでなく、ツァイトガイストスライブ(サイドバーのリンク参照)で言明されているように、世界を動かす金融・経済・戦争などを牛耳ってきた人達の実態(悪事)が一般メディアで大々的に報道されることで、それに対する世界市民の主張というものが、今までとは比べ物にならないくらい強くなってくることでしょう。

5月21日の新月のサビアンは、ふたご1度「ガラス底のボートが海中の神秘を明らかにする」なので、そうした社会事情がもっと明らかになってくるのは間違いないだろうと思います。それも、雷地豫の働きで一気に。そして、そうした組織や連中を一網打尽に(大量逮捕)すべく準備してきた計画が、この旧四月(旧閏四月)の時期に、いよいよ実行に移されるのではないかと考えています。(あるいは後で書くように、人々に心の準備と備蓄の必要性を説くものでもあるかもしれない)

僕自身の解釈の中で、雷地豫(予)を「野球で言うと、コツコツと安打の山を築く努力家としての謙と、期待を一身に背負って一発逆転ホームランを狙う主砲選手としての予、といった感じでしょうか。なんにせよ謙で地道に生きてきた分、周囲のバックアップを得た暁には衝動的に一大決心をしたくなるというのが予の性質です。」(地山謙のページ)と書いてますが、良い意味でそういう時期になればいいなと本気で思います。

でも、5月29日の上弦の太陽サビアン(双子8度「奮起したストライキをした人たちが工場を取り囲む」や、6月11日の下弦の太陽サビアン(双子21度「混乱する労働者のデモ」)にあるように、ちょっと過激なイメージを伴うシンボルも出てくるので、あまり感情的に反応することのないようにしたいところですね。

もし現行の金融市場が崩壊して、通貨の概念に変更が出てくるようなことになれば、ある程度の期間は混乱が生まれてくることは予想できます。なので、ここで雷地豫の「予め準備する」という姿勢が必要になってきます。そして、どんな変化が起きてくるにしても、そこで平静さを失うことのないように――心を、怒り・憎しみ・恨みなどで荒立てて「憎しみの連鎖」を再び作ってしまわないように、・・・ありふれた表現ですが、やはり「愛」と「許し」という言葉がキーワードになってくるのではないかと思えます。

というのも、そうした時期の月のサビアンを見ると、自発的な感情コントロールとか、平常心を保つための予備知識(ガイド、教導)を得る必要性が示されているようにも汲み取れるからです。(月サビアン=おとめ8度「五歳の子供が、初めてのダンスの授業を受ける」、うお21度「中国人の召使の注意深く優しい目の下で、少女が小さな羊をかわいがる」)

そうしたことを踏まえてこそ、初めて6月20日の新月(ふたご29度「春の訪れを告げる最初のモッキンバード」)のシンボルの意味合いが生きてくるように思います。そこで現代社会に対する回顧反省に基づくシフトが起きる。易卦では雷天大壮で勢いのある時期で、とても大胆に目的に対してひた走り、完成を求めて壁を突破しようとするでしょう。その壁とは、もはや時代遅れとなったやり方や概念かもしれません。それが何であれ、もう手放してもいいものがたくさん見えてくるということかなと考えています。

で、その一方で、これからの時代にふさわしい考え方や技術、人材というものが、どんどん出てきてほしいと願っています。前にも書きましたが、すでに開発されているというフリーエネルギーが公開されて実用段階に向かうだとか、より効果的な医療技術や新薬の提供だとか、抑圧されてきた科学技術(反重力の応用)の一般化が始まるみたいなことです。放射能汚染や核処理、農薬問題や遺伝子組み換え問題、エイズなどのワクチン問題、生態系(生物多様性)の回復、緑地化、そして地球の気候異変への対応etc...に対処していけるような、実用的な方法論や技術がこの時期をキッカケに芽吹いてくると嬉しいです。

そうして次の7月19日の新月(かに27度「高価な住宅の密集する渓谷に吹く暴風」)につながっていきますが、この時期、一時的に生活が荒れる(空虚で浮ついた)感じになるかもしれません。しかし、腹の底から活力を生み出せるような何かを模索する中で、この時期を乗り越えたら、その先には8月18日の新月(しし26度「激しい嵐の後の虹」)が待っています。ディーン・ルディア式の解釈では、“神と人との契約の証”みたいな内容だったと思います。何らかの使命や約束の印とも。なお、易では雷沢帰妹[上]と雷火豊[初]の時期です。

この雷火豊の時期、つまり旧暦7月ですが、「一緒に進むべき主(協力すべき相手)に遇う」という卦爻の意味から推察して、もしかしてレムリアとかアガルタ?などと呼ばれる地底人達との一時的な接触かなー(空洞地球という話が事実かどうかは知りませんが)。あるいは、宇宙人(銀河連邦ファミリー)との公式コンタクト? (ちょっとこの辺はスピリチュアルな内容ですね。もしスピ系じゃなくて現実的な話としてならば、何かの事情で歴史の表舞台からは身を潜めてきた真っ当な組織または人々が、過去を清算して、改めて世界的に影響力のある人間とのコネクションを持とうとするのかもしれません。)

ただなんだか、ここまでゴタゴタ、フラフラした印象なんですが、次の9月16日の新月(おとめ24「メリーさんと、メリーさんの子羊」)になって、すうーっと肩の力が抜けて落ち着けるのかな。易だと震為雷[二]の期間ですが、「落雷の危険があるが、財宝を失っても7日(※象徴的な言葉)もすれば取り戻せる」とあるように、どうもこの辺りが“財”や“宝”に関するキーワードの月になっています。一時的に外からの影響を受けたとしても、その内に挽回できるという意味合い。そして、「あ、やっぱりもう安心なんだ」と胸を撫で下ろし、純真さを信じて生きていいんだと思えるようになる・・・(と、いいですよね!)

 

以下、旧暦月に対する易卦だけを年末まで書いておきます。(時期が来たら今回のように記事にするかもしれません。)

*旧9月(10月15日~11月13日):雷風恒[三]

*旧10月(11月14日~12月12日):雷水解[四]

*旧11月(12月13日~翌1月11日):雷山小過[五]

*旧12月(翌1月12日~2月9日):雷地豫[上]

皆が気にしてる「12月21日」――つまり冬至の日は、雷山小過六五の時期。

「西の空に厚い雲が立ち込めているが、まだ雨は降って来ない(ここでは「待望の雨(慈雨)」の意味)。だが、君主は紐のついた矢を放って獲物(ここでは在野に隠れた賢人とか有望な人の象徴)を得るように努める」

マヤの長老が「ケツァルコアトル」の再来を、この冬至の日以降に想定しているそうですが、それはバシャールやマシュー君たちのような僕ら未熟な人類を高度文明(を築き上げる成熟した“大人”)へと誘ってくれる「銀河連盟のファミリー」たちのことなのか、単に、新しい世界を築いていくためのシステム作りに適任な人達が、それぞれに相応しい地位に就くことを意味しているのか――なんにしても、ここが一つのターニング・ポイントになりそうな気配は確かに読み取れます。

この月の新月は12月13日ですが、そのサビアンシンボルは「中国人の洗濯屋」、松村潔さんの解釈(冒頭のリンク先)では「本来の自分の姿に目を向ける」となっています。その意味では、誰か舵を取ってくれるリーダー的(霊的グル、マスター、キリスト)な人を待望するというよりも、本来の自分=ハイアー・セルフ(高我、内なる神性)に目覚める時、または、自分本来のあり方、素直な資質というものに回帰することで改めて人生を考え直してみる。そういう“心の旅”をする時期という解釈もできるかもしれません。

 

長々と書きましたが、とりあえず今回はここまでにしたいと思います。

なお、易の爻の解釈については、まだ僕は後半の分を終えてないので、気になる方はブログのサイドバーにあるリンク集を使ってみてください。

 



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