2wordsというサイトに関わらせていただいてしばらく経ちますが、近々バージョンアップを行う予定です。
今はその準備の真っ最中でして、新規項目の一つに「易占」があります。
僕はその担当というわけではないものの、少し易がわかるので表示結果のテストを行っています。
で、占い項目が「仕事」・「恋愛」・「勝負」・「その他」とあって、一日一つずつチェックしているのですが(一回占うとしばらく占えない仕様になっている)、
先ほど「その他」を試すに当たって、個人的なことで占的が思い浮かばなかったため、こういう問いを立てました。
『トランプ氏が(次期)アメリカ大統領に選出されたことは、世界にとっていいことなのか?』
その結果が、これです。
※「タイトルがありません」とか「コメントがありません」とか、変爻の画像が本卦と違うのは、まだシステムが開発状態だからです。
また、易の出し方はランダムではなく、時分秒といった瞬時の時間を基にした独自の方法で立卦させています。
「世界」という中では僕自身も無関係ではなく、また関心のあるテーマでもあるので、テストとはいえ遊びで占ったわけではないです。
しかし地火明夷の上六とは、なんとも穏やかでない卦爻が出たものだと思いました。
梶川敦子さんの「生きるヒント 『易経』」(青弓社)から、この部分の解説を引用させていただきます(オレンジ部分)。
地火明夷(傷ついた太陽、韜晦(とうかい)すべきとき)
上爻「不明にして晦(くら)し。初めは天に登り、後には地に入る」
愚かな暴君が、はじめは天に登るほどの高位に立ち、四方の国々に君臨する勢いだったけれど、
人々を虐げ、恐怖に陥れるような政治ばかりしたので、革命の名のもとに倒されて命を落とし、地に埋められます。
暗愚な独裁者の運命が、そのまま示されています。二十世紀、ヨーロッパやアジアで独裁者の横暴が民衆を苦しめたため改革の声が起こり、
その没落の末路はテレビの発達で世界中の人々の目にさらされました。くだくだ説明するまでもない事実でした。
人類はこりずに、何千年前と同じ愚かな暴君を生み出しつづけているのです。
僕は立卦に当たってもそうですが、個人的にこのトランプという方のことを悪く思っていたりはしませんので、そういう先入観から占ったわけではありません。
むしろ誰が次期大統領になるのであれ、それがアメリカのみならず、世界全体にとってポジティブに働くことを願っています。
最近も、トランプ氏を不安に思っている人たちでさえ、
“選出されたのだからグダグダ言っても仕方ない。対立してきた候補者や党とも連携して、いい国を、いい世界を目指してほしい。”
と主張している趣旨の記事を読んだばかりですので、僕は選挙結果に対してわりと前向きなイメージを構築し始めていたところでした。
だから見た目、プラスイメージの卦が出てきてもおかしくなかったのですが・・・
それなのに、この卦爻。
テスト段階とはいえ、もしこの易占の出し方に問題がないとしたら、一体、この選挙には裏で何があったのだろう、と思えてきます。
不正選挙(選挙表の操作など)があったのではないか、と言っている人たちがいることも知らないわけではありませんが・・・。
この卦爻が出たことを示すことでトランプ氏の印象を悪くしようとか、貶めようだなんてつもりは僕には毛頭ありませんし、ここで政治議論をしたいわけでもありません。
ただ、易占の結果は結果としてひとまず受け止め、これから世界がどう動いていくのかを見極めたいと思っているところです。
ちなみに、僕自身の地火明夷上六に対する考えは、
それまでの古い形式・体制などを壊すことで理想的な状態を作り出そうとする力が働く。そして、それが結果的に多くの人々に影響する、というものです。
上記の梶川さんの文章に関連付けて言えば、
理想社会のようなことに対して使命感を抱いている人たちは、不満や問題のある現状を打破することで改革していこうとし、
その結果、上位に就いた人物の地位を脅かすまでになる、といったところでしょうか。
今のアメリカや世界の現状を思うと、そういうことも無きにしも非ずというか、何かがひっくり返るようなことが起きても不思議じゃないような雰囲気もあるので、
選挙に不正があったならあったで、ちゃんと正せる社会になってほしいです。もちろん、なければないのが一番だけれど。
まあ、ヒラリー・クリントン氏にしても、Eメール問題や富裕層への優遇がどうとかであれこれ言われていて、何が何だか真相がわからないこともありますが・・・。
初めのほうにも書きましたが、選出された以上は足の引っ張り合いなんてしないで、党派を超えて協力し、よい国を作っていってほしいと思っていますし、
ひいては、それが日本を含めた世界全体にとって、それぞれが良い関係を築く礎になってほしいとも願っています。
しかし、もしトランプ氏がこの卦爻に象徴されるような暗愚で暴君的な働きしかできない大統領になってしまうのなら、
あちらの国民をはじめ世界の人々が黙っていないでしょうから、それを正そうとする強い流れができてくる、ということなんだろうと今は思います。
なんにしても世界中から注視されていくことは間違いないわけで、今後の動向がとても気になるところです。
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