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僕と英語

2008-07-23 01:57:22 | 英英辞典でクイズ!
もともと海外に興味を持っていた僕は、20代半ば頃から特にその傾向が強まり、いずれは外国に定住したいと考え出すようになりました。(今はまだまだ、そんなレベルではないですけど・・・)

そこで、昨年の秋から少しずつ英語を学び始め、春先には初めてTOEICも受けました。その時の結果は総合で455点くらいだったのですが、なぜか自分の予想とピッタリで、案の定というかホッとしたというか、実力判定という意味では都合のいいテストだと思いました。

TOEICそのものに対しての勉強は全くしてなくて、当日のテストを見て焦りました
すごい分量だし、ほとんど読んだこともないような分野の内容だったし・・・。

でも、洋書を毎日読むようにしていたのが役立って、パニックに陥ることもなく(でも最後までやるのに必死でしたけど)、帰り際に「450点くらい取れるかな」と思っていたのでした。(まあ、こんな点数じゃ話にもならないですけど)

その頃の勉強法は、・・・いや勉強法と言えるかどうか分かりませんが、「毎日、洋楽を聴く、昼休みは洋書を読む、家では洋書を読むか洋画を観る」という勝手気ままなものでした。

ことさら英文法や単語・熟語などをやっていたわけではなかったので、語彙や語法には不備が多かったのですが、それでも本や映画や音楽から直に取り入れるというやり方は自分に合っていました。

また、運のいいことに職場に英語のできるブラジル人とフィリピン人がいて、その人と片言で話したり、ケータイで英語メールをしたことも自信につながりました。

その辺りの時期には、馬鹿みたいに英語関連の本を買い捲っていたので、いま自分の部屋には大きい段ボール箱にギッシリ詰まるほど入っています。もちろん、普段使っている辞書や教材などは机にあるわけですが、それにしても買い過ぎました・・・。

ただ、そうして遍歴を重ねてきたことで、どんな方法論とか教材が自分に合っているかが分かったので、今はそれなりに収穫はあったとポジティブに考えています。

ちなみに、勉強を開始した頃に初心者として読み始めた本は、Big Fat Cat Books」でした。導入本からスタートして、第一巻からストーリー完結の七巻まで、ドキドキワクワクしながら読み進めました。

途中、わかりづらい表現とか構文とかもあったのですが、一回目はそういうところは読み飛ばしながら全体のストーリーの流れを重視して読みました。そして二回目に振り返って読んだ時は、ストーリーが分かっているので、読み飛ばしたところも、どういう意味で言っているのかがフィーリング的に理解できたりしました。

それと忘れてならないのは、「A peanuts book featuring Snoopy」です。スヌーピーの4コマ漫画。英語と日本語が併記されているタイプの本です。

これ、全巻ではないですけど、かなり集めました。「ピーナッツ」シリーズは結構シュールで一概に子供向けとは言いがたいです。でも、4コマだから英文として意識して構えることもないし、なにより面白い。関心のある方は、日本語版公式サイトの「ピーナッツの世界」を見るといいですよ。またアメリカの公式サイトともリンクしています。

ちなみに、“Who knows?(わかりっこないだろ)”とか“Who cares?(どうでもいいでしょ)”とか“I can't stand it(やりきれない)”とか“Whatever(なにはともあれ)”といった、なんだか投げやり系の言葉を覚えたのも、ここからでした

そうして英文に慣れてくると、今度は「あしながおじさん」の原書を見つけたので、日本語版も一緒に買って同時に読み進めてみました。これが個人的には実にうまくいきました。

やり方はこうです。
先に何ページ分か(だいたい一章分くらい)を日本語で読んでおくのです。そうすると、後で原書を読んだ時、多少英語の言いまわしが難しかったり、見たことない単語があったとしてもおよその意味は類推できるので、読んだ傍からスッと頭で処理できる。「ああ、こういう表現をしているんだ」と素直に受け入れることができるのです。

これを、だいたい前日の夜寝る前か、出勤前の10分くらいで日本語版をサーッと読んでおき、その日の昼食時に食堂で一人洋書を片手に飯を食っていたわけです。・・・僕の場合は、ついでにヘッドフォンで洋楽も聴きながらでしたけど。

で、週末もしくは、あまり疲れていない日は、時間をとって洋画を観てました。
レンタルだと繰り返し観れないので(PCでコピればいいとか言わないで)、中古品を漁っては自分の趣味に合うようなものを選んで買ってきて何度も観るのです。

はじめの頃は、一発目は日本語で観てたんですが、だんだん最初は英語で、というように変わっていきました。確かに先に日本語で見ておくとストーリーも分かるし、気も張らなくていいんですが、俳優と声優とに声のギャップがあると気になって仕方がない。

だから途中からは、まずそのまま(英語)の音声で視聴するようになりました。そのほうが、その俳優の口と声が合致するし、ニュアンスやイントネーションなどが先入観なしに生で感じられるからです。

そうこうしていく内に、本もCDもDVDも溜まってきました。
「あしながおじさん」の原書を読破した僕は、次に「マディソン郡の橋」に取り掛かりました。これもやり方は同じで、日本語版と平行して読み進めていきました。

このやり方が良かったのは、ある程度のスピードを保って読み進めていける、ということです。原書だけで読むと詰まった時に放り出してしまいがちになりますが、日本語訳を頭に入れておくことで、英文を返り読みすることなく、頭からどんどん取り込んでいくことができる。これによって、だいたい飯を食っている30分くらいの間で、6~8ページほど読めるようになりました。

しかも慣れてくると、先に原書を読んで、後から日本語訳で自分の捉えた意味と照合させてみる、ということもできるようになりました。この作業は案外に楽しいし、うまく意味を汲み取れなかったところは、そこで復習することもできるので、お得です。

ある程度、英語ができる人で、やさしめの内容の本ならばスラスラ読めるっていう人の場合、こうしたやり方は不毛かもしれませんが、英語初心者の僕には適していたと思います。

その後も、「のだめカンタービレ」とか「金田一少年の事件簿」とかのバイリンガル版のコミックを入手しては、新鮮な英語を楽しく学んでいました。こういう漫画本の場合、小説などには見られない文体だったり表現だったりが満載なので、内容の面白さと合わせて、全く飽きずに楽しく読んでいくことができます。だから、その頃からの僕の主義は「楽習」でした。(最近、TVでその言葉が使われているのを見て、「パクられた!」と思った

あと、洋画についてですが、一本の映画を何度も音声を変えて観てました。
英語音声(+日本語字幕)→日本語音声(+英語字幕)→英語音声+英語字幕という風に。括弧書きにしているのは、その時の自分の状態で、英語のみ、日本語のみの方が映画に集中できる、ということがあるからです。

時には、「スチュアート・リトル」のように基本的な英文だけで作られている映画の音声のみを抜き出してCD化し、それを会社の行き帰りや寝る前なんかに聴いていました。

実は、音声だけで聴くと映像と一緒に観るよりも声に集中できていいのです。特に「スクリーンプレイ」があるものは、それを利用するとセリフを追っていけるので勉強になります。(でも、「エリン・ブロコビッチ」のような専門用語が多くて内容的に難しいのは、その頃の僕には無理だったケド・・・。というか、今でもまだ無理っぽい。)

また、英語の“楽習”として僕が特に役立つと思うのは、シリーズ物です。
僕は奮発して「ダーク・エンジェルⅠ&Ⅱ」のBoxを買い、何日もかけて通して観ていました。シリーズ物なので、登場人物や展開についての情報は頭に入ってるし、ストーリーも楽しめるので飽きない。それぞれの人の口調や表現の仕方や訛りなんかもあって、いろんな語感の英語が聞ける。

英語学習を説く本の中には、シリーズ物よりも一本物を何度も観るように薦める人が多いですが、個人的にはシリーズ物で英語に漬かるというのも一つの手だとは思います。(「冬ソナ」にはまった主婦が、他の韓国ドラマにも熱中するように、いつしか幅と深みが出てくるかもしれないので。そしてそれは異文化に対する理解を増す。)

もう一つ、洋楽についてです。

まず僕は、住んでいた街にあったBookoff 3店をフル活用して、安く買える(250円~500円程度の)洋楽CDを手当たり次第にジャケット買いしました。新品のようには入っている楽曲を聴くことができないので、すべてインスピレーションでカゴに詰めていきました。買う時はいっぺんに20~30枚くらい買っていたと思います。

そうして聴いていった中から、気に入ったジャンルやアーティストを枝にして、どんどん派生していきました。まあ、ジャケ買いした内の1割くらいは残念ながら外れでしたが、もともと250円とか500円程度で買ったものなので、それほど痛手ではありません。

そうこうしていくうちに、女性アーティストだけで200枚くらい、男性アーティストで100枚くらい(正確には数えてませんが)になりました。ほとんどは聴くに堪えるものでしたし、その中からお気に入りのアーティストもたくさん発掘できました。

これは英語の勉強以前に、自分の音楽世界を広げるという意味でも凄く意義がありました。ジャケット買いは、いわば直感勝負。ジャンルは基本的に問えない。だから、いろんなタイプの曲が聴けるという楽しみもあります。(リスクも少々ありますが)

現在はそうした買い方はしてませんが、そこで見つけたお気に入りのアーティストの新作を待つ楽しみができたのは、とても嬉しいことです。

さて、今回は「僕と英語」ということで書きましたが、次回からは英英辞典を使ったクイズで、皆さんと一緒に英語と戯れていきたいと思います。お楽しみに~


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