昨日の記事にあった、深夜の「心の旋律に耳を澄まして 音楽家ジェームズ・ローズ」を見ました。
JR先輩が癒された、というバッハ。
音楽は優しく自分を肯定してくれるような裏切らない相手だと私も感じています。
先輩が好きだというラフマニノフは私も大好きで、以前はCDも持っていたのですが、数回の引っ越しで手を離れてしまい、また聞きたいなあと思っていました。
2番目の男性のための演奏は、薬の投与のために感情を長い間すっかりなくしてしまった彼を、そっと眠りから起こしたすばらしい演奏でしたよね。
そして私の心の奥をも揺さぶっていきました。
そしてこの番組、私の闇の部分にゆっくり塩を塗り、そして癒すきっかけをくれたようです。
JR先輩も一週間にわたり病棟にいるのはつらかったことだと思います。
でももう一度健康体で戻って分かったことも沢山あったのだろうなあ。
深い番組でした。
(ここから私の個人的な思いなので飛ばし読みしてくださいね。じぶんのセラピーのための文章みたいなものなので。)
精神病とか障がいというものが間接的に小さなころから付きまとっていた私。精神が崩壊するってどういうことなのか、実際に体験せずに済んでいることは本当に幸運だと思っています。
しかし、そういう人を見かける機会がわりと多く、実際に配偶者がそうなっていく過程は、私としては本当に心の奥底からつらく切なく哀しい出来事でした。
そして、一緒に私も蝕まれていたのであろうという事実も、昨日の先輩が奏でる旋律を聞いているうちに、心のそこから出てきたものでした。
かろうじて自分の確固たるものは持っていたものの、
ベランダに出れば、飛び降りたら死ねるだろうかと考えていたり、
家事で刃物を持てば、たぶん今切っても痛みは感じないだろうけど、後片付けがきっと大変だろうし醜いからやめておこうという感情が湧いていたり。
今考えればぞっとすることをたくさん考えていたんだなあと、あと数歩で崩壊のところまで行っていたのだと当時の自分を客観視している自分がいました。
その後、まだ精神病を病んで寛解していない夫を実親に託して本能的に家を出たのですが、
あれ、そのままいたら今頃私、こうやってブログ書いてないよなーって思います。
世間的には、「病気になったら夫を捨てて離婚したひどい女」ってことになっているんですが、
罹患したときに懸命にフォローした事実を見ている人が一人しかいないので、まあそんなふうに思われてもしょうがないなあと思います。
そのほうが「人の不幸は蜜の味」の皆さんにはいい位置なので、悪者でいることにしています。自分に恥じる生き方はしていない、お天道様は見ていて下さる、と思えているので。
何度かこのブログでも、精神的DVに遭ったことを書きましたが、
完全に共依存の状態で、夫が罹患したときも、誰にも言うなって言われて誰にも言えず、頼るところもなく、病院の先生にはいい顔をする患者の夫なので私が泣きついても事務的に処理されるだけで。
家をでた後は先生、「信じられない」って言ったそうです。家族だったら絶対にしないことだって。
だから、言ってたじゃないですか。もう私も子供も限界だって。
世の中は、「夫が良い人」の方向に回っているので、私は法的手段に訴えるほかなかったのですよ。私を守るものはなにもなくて。
懸命にフォローすればするほど夫は世間に被害者の顔をし、尽くす私たち家族には夫は容赦なく攻撃するので、もうへとへとだったんだもの。
夫の病気の寛解後、実際の行動をあげていくと、夫側に問題があるということで離婚は法的に認められたのですが、
なんで私、こんな目にあわないといけなかったんだろう、って思います。
病気のせい?夫のせい?私がだめな人間だから?
そして、私にはだれかの愛情をうけて生きることは許されていないのだろうな、と思っています。
ただできることは、自分の子や親族や、私と関わってくださるすべての人たちが幸せでいられるように願ったり行動することだけなのだろうなと思います。
それは自分が愛されたいということの裏返しなんだけど、愛されないから自分がこう愛されたら幸せだなあって強く思うので、そうしたくなるんだろうなあ。
3番目の女性に送った旋律もぐっと心を掴まれました。
女性とJR先輩の間に共通することがあったのもあるだろうけど、
きっと大丈夫、って根底に思える旋律は私の心も強く支えてくれました。
命を分けた子はなによりも宝物だものね。
4番目の男性の「愛を再確認する」ていうテーマのシューマンの曲、先日先輩の晴れ姿を見たところなのでとても感慨深く、ああ、この男性も、先輩もよかったよねーって思いながら聞いていました。
1番目の女性の底抜けに破天荒で明るい感じを表現していたのも的確だったし、
4番目の男性の時に言っていた、音楽が映像となり聞くたびに違った物語のサウンドトラックになる、っていうのもすごく共感できました。
音楽の力ってすごいなって思うとともに、
並大抵の人生ではなかったからこそ表現できる、
ピアニスト、ジェームズ・ローズのすごさも感じた番組でした。
JR先輩が癒された、というバッハ。
音楽は優しく自分を肯定してくれるような裏切らない相手だと私も感じています。
先輩が好きだというラフマニノフは私も大好きで、以前はCDも持っていたのですが、数回の引っ越しで手を離れてしまい、また聞きたいなあと思っていました。
2番目の男性のための演奏は、薬の投与のために感情を長い間すっかりなくしてしまった彼を、そっと眠りから起こしたすばらしい演奏でしたよね。
そして私の心の奥をも揺さぶっていきました。
そしてこの番組、私の闇の部分にゆっくり塩を塗り、そして癒すきっかけをくれたようです。
JR先輩も一週間にわたり病棟にいるのはつらかったことだと思います。
でももう一度健康体で戻って分かったことも沢山あったのだろうなあ。
深い番組でした。
(ここから私の個人的な思いなので飛ばし読みしてくださいね。じぶんのセラピーのための文章みたいなものなので。)
精神病とか障がいというものが間接的に小さなころから付きまとっていた私。精神が崩壊するってどういうことなのか、実際に体験せずに済んでいることは本当に幸運だと思っています。
しかし、そういう人を見かける機会がわりと多く、実際に配偶者がそうなっていく過程は、私としては本当に心の奥底からつらく切なく哀しい出来事でした。
そして、一緒に私も蝕まれていたのであろうという事実も、昨日の先輩が奏でる旋律を聞いているうちに、心のそこから出てきたものでした。
かろうじて自分の確固たるものは持っていたものの、
ベランダに出れば、飛び降りたら死ねるだろうかと考えていたり、
家事で刃物を持てば、たぶん今切っても痛みは感じないだろうけど、後片付けがきっと大変だろうし醜いからやめておこうという感情が湧いていたり。
今考えればぞっとすることをたくさん考えていたんだなあと、あと数歩で崩壊のところまで行っていたのだと当時の自分を客観視している自分がいました。
その後、まだ精神病を病んで寛解していない夫を実親に託して本能的に家を出たのですが、
あれ、そのままいたら今頃私、こうやってブログ書いてないよなーって思います。
世間的には、「病気になったら夫を捨てて離婚したひどい女」ってことになっているんですが、
罹患したときに懸命にフォローした事実を見ている人が一人しかいないので、まあそんなふうに思われてもしょうがないなあと思います。
そのほうが「人の不幸は蜜の味」の皆さんにはいい位置なので、悪者でいることにしています。自分に恥じる生き方はしていない、お天道様は見ていて下さる、と思えているので。
何度かこのブログでも、精神的DVに遭ったことを書きましたが、
完全に共依存の状態で、夫が罹患したときも、誰にも言うなって言われて誰にも言えず、頼るところもなく、病院の先生にはいい顔をする患者の夫なので私が泣きついても事務的に処理されるだけで。
家をでた後は先生、「信じられない」って言ったそうです。家族だったら絶対にしないことだって。
だから、言ってたじゃないですか。もう私も子供も限界だって。
世の中は、「夫が良い人」の方向に回っているので、私は法的手段に訴えるほかなかったのですよ。私を守るものはなにもなくて。
懸命にフォローすればするほど夫は世間に被害者の顔をし、尽くす私たち家族には夫は容赦なく攻撃するので、もうへとへとだったんだもの。
夫の病気の寛解後、実際の行動をあげていくと、夫側に問題があるということで離婚は法的に認められたのですが、
なんで私、こんな目にあわないといけなかったんだろう、って思います。
病気のせい?夫のせい?私がだめな人間だから?
そして、私にはだれかの愛情をうけて生きることは許されていないのだろうな、と思っています。
ただできることは、自分の子や親族や、私と関わってくださるすべての人たちが幸せでいられるように願ったり行動することだけなのだろうなと思います。
それは自分が愛されたいということの裏返しなんだけど、愛されないから自分がこう愛されたら幸せだなあって強く思うので、そうしたくなるんだろうなあ。
3番目の女性に送った旋律もぐっと心を掴まれました。
女性とJR先輩の間に共通することがあったのもあるだろうけど、
きっと大丈夫、って根底に思える旋律は私の心も強く支えてくれました。
命を分けた子はなによりも宝物だものね。
4番目の男性の「愛を再確認する」ていうテーマのシューマンの曲、先日先輩の晴れ姿を見たところなのでとても感慨深く、ああ、この男性も、先輩もよかったよねーって思いながら聞いていました。
1番目の女性の底抜けに破天荒で明るい感じを表現していたのも的確だったし、
4番目の男性の時に言っていた、音楽が映像となり聞くたびに違った物語のサウンドトラックになる、っていうのもすごく共感できました。
音楽の力ってすごいなって思うとともに、
並大抵の人生ではなかったからこそ表現できる、
ピアニスト、ジェームズ・ローズのすごさも感じた番組でした。