山とバイクと時々お遍路

近畿北部、北陸の山(特に白山が好き)歩き。バイクツーリング、自転車で遊んでいます。

但馬妙見山 旧参道を辿る

2018年12月04日 | 山歩き
2018年12月2日(日)

今は車道で名草神社まで簡単に行けますが、昔の人が辿った道が気になって調べてみました。いくつかルートがあったようですが、今日は八鹿町日畑集落から旧参道を利用して周回してみました。
日畑集落に着いて唯一駐車できるスペースに車をとめて準備をしていると、住民の方が来られたので駐車の許可を得て、今から辿る道の状態等を尋ねてみると、まずは問題なく歩けるようです。
日畑集落に暮らす人は今では男ばかり5人になってしまったというお話でした。下山に通る加瀬尾集落にはもう住む人も居なくなったとのことです。
こうして小さな過疎集落は少しづつ廃村となり消えていくのでしょうか、何だか人の世の無常を感じます。

名草神社への参道は緩やかに無理のない傾斜で登って行くように作られていました。谷筋には段々畑や棚田の跡が残り昔の人の旺盛な生活力が偲ばれます。
12月にしては暖かい日でした。降り積もったふわふわの落葉と暖かい陽射しは歩いていて何とも気持ちの良いものでした。

【名草神社】
近世以前は山名の由来でもある妙見社と称され、山陰地方における妙見信仰の中心として栄えた歴史を持つ。元々は現在麓にある日光院(帝釈寺)の奥ノ院の場所であったが、豊臣秀吉の中国攻めの兵火で衰亡した石原山の本坊日光院を寛永9年(1632年)山麓から現在の奥の院の地に移した。
明治時代の神仏分離令により、日光院(帝釈寺)と切り離され、以降名草神社となる。
【三重塔】
元は出雲大社の境内に国主尼子経久の願いにより建立された塔婆であったが、江戸時代寛文年間の出雲大社本殿造営の際、御神木の妙見杉を部材として提供したお礼に贈られたものである。
昭和25年の文化財保護法施行後は国の重要文化財となっている。
その後本殿、拝殿が平成22年同じく国の重要文化財に指定された。

この橋からスタート 名草神社まで3.5㎞


川沿いに上流へ


丁石仏が


橋を渡り尾根に取りつく


棚田あとか


緩やかに上る


道標 右:おさたに(小佐谷) 左:くわんおんじ(観音寺)こくぶんじ(国分寺)


道標で名草神社まで半分


左に少し入った所に摩崖仏


落葉道が続く


小屋がある


杉林を抜けると


門前町妙見集落(無人)




名草神社


三重塔


本殿は工事中


総事業費6億円だって すげぇ~


拝殿は新築なってる


次は妙見峠へ林を登る


丁石仏が導かれ


妙見峠


次は頂上へ


極楽尾根


頂上は狭い




ブナ尾根を下る




旧キャンプ場


車道に合流 左へ行くと名草神社に戻る 右へ

左の尾根も歩けるようですが疲れたので車道を歩く


ここで車道を離れショートカット


道の消えたルートを歩いて車道に


少し歩くと加瀬尾集落(無住)


人家手前を折り返すように


ここにも棚田


よく踏まれた昔の生活道


日畑集落に帰り着きました


橋を渡り終了です