2022年4月16日~4月24日
退職した2004年に初めて四国遍路歩き巡礼旅に出た。あれからもう18年の月日が経過した。
第1回目は妻と母の供養のため、42日かけて通し打ちで回った。足の痛みや苦痛に何度も心折れそうになりながら、思わぬ出会いに勇気を貰ったり、お接待に励まされたりしながら何とか結願した。その感動は体験した人にしか分からないだろう。
中でも忘れられないのは、亡妻を介して仏さまの光(光背)を浴びたことだ。太陽の光には影が生じるが仏光には影が生じない。 身体の中を光が通過するのだ。隠し事も秘密も全てが光のもとに晒されてしまう。「神仏はお見通し」だとはこの事かと合点がいった。 心のすべてをさらけ出すということは隠し事のない心となり、赤子のような無垢の心となり大安心となる。 この光の下にずっと居たいと願ったがそれは許されなかった。 その日から2日間涙が止まらなかった。
2回目はもう少し余裕をもって四国を、歩くことを楽しみたいと思ったから。何年かかけて区切打ちで回った。手探りだった1回目に比べると、およその道が分かっていることは心の余裕となり、とても楽しみながら歩くことができた。
3回目は閏年の逆打ちを体験するために。順打ちと違い案内の無いということが、どれだけ困難なことか身をもって知った。困難なゆえに逆打ちは功徳が大きいとされている。しかし、遍路に慣れてきたことに由来する行動により、とある神社で不敬のことあり神の怒りを招いてしまった。
4、5回目は父と近しい人の供養のために。バイクと車で回った。
6回目の途中からが今回の遍路だ。前回松山市の50番まで終わっているのでその続きだ。今回で愛媛県を終わらせたいと思っていたが、途中で山登りをしたので計画には届かなかった。今回もコロナウイルス感染防止のこともあり、1日目道後温泉宿泊を除いた全てを車中泊で過ごした。
【日別行動記録】
4月16日・・・自宅~皿ヶ峰登山
4月17日・・・51番石手寺~53番円明寺~堀江駅
4月18日・・・堀江駅~養護院~鎌大師~遍照院~青木大師~伊予亀岡駅
4月19日・・・伊予亀岡駅~54、55,56、57、58番~伊予富田駅
4月20日・・・石鎚山登山
4月21日・・・伊予富田駅~59番~伊予小松駅
4月22日・・・60番横峰寺~61,62,63吉祥寺
4月23日・・・石鎚神社~64番~別格12延命寺~伊予土居駅
4月24日・・・武丈公園~椿堂~池田町~徳島市~鳴門市~自宅
1日目 皿ヶ峰 シコクカッコウソウ、ユキモチ草
2日目
坂村真民氏墓参
道後 宝厳寺
一遍上人像
山頭火終焉の地 一草庵
3日目
北條漁港沖鹿島
北條漁港 これから後ろの山を越える
鎌大師
菊間の瓦
太陽石油工場
4日目 大西駅前の楠の巨樹
仙遊寺
5日目 石鎚山登山
石鎚山と目が合ってしまった
UFOライン
天狗岳
天狗岳頂上
弥山
7日目
湯浪休憩所
横峰寺
星ヶ森
香園寺
8日目
前神寺
別格延命寺
伊予土居駅にて今回遍路は打ち止め
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